(リード) ここに注目です。沖縄県の尖閣諸島の国有化から1ヶ月が過ぎましたが、中国当局の船が連日周辺海域に現れ、警備は長期化しています。松本解説委員に聞きます。 Q) 中国側の船は毎日現れているのですね? A) 海洋監視船などがほぼ毎日現れています。 領海のまわりの接続水域に入った船の数を示したグラフです。 この1ヶ月間で姿を見せなかったのは台風が接近したときだけ。 「圧力をかけ続ける」という中国当局の意志がうかがえる。 Q) 海上保安庁はどのように警備しているのですか? A) いわば「マンツーマン」でマークしています。 中国当局の船1隻に対して巡視船1隻以上を割り当て、並行して走りながら尖閣側の海域に入らないよう呼びかけています。そのために全国に120隻ほどあるうち数十隻の巡視船を集めています。 海上保安庁が最も気をつかっているのは「不測の事態を招かない」ということです。