長崎県佐世保市のベンチャー企業が、痴漢冤罪(えんざい)防止グッズ「男のグー手袋」を開発した。手袋に曲がった合成樹脂板を入れ、手を入れると軽く握った状態のままそれ以上開けなくなる。「触った」と疑われても「手を開くことができません」と釈明することができるというわけだ。「それでも僕はやってないー」と叫ぶよりも疑われないようにするのが大事。満員電車で手の置き場に困っていたサラリーマンの皆さん、朗報かも…。 「男のグー手袋」は、手袋の中に合成樹脂板を入れることで、指を強制的に開けなくする。かなり単純だが「これを着けていれば、手のひらが使えないし、スカートに手を入れることもできないので、周囲の女性を安心させる効果がある」と、開発した「マインドバンク」の下山俊雄代表(61)は自信たっぷりに話す。 痴漢冤罪事件などの報道を見るたび、男性側に防御する方法はないだろうか、と考えたことがきっかけだった。下山さん