リア充の王ではない リア王 (新潮文庫) 古典の王様、シェイクスピアからリア王の登場だ。マクベス、オセロー、ハムレットに並び四大悲劇のひとつと言われているようだが、どれも読んだことがなかった。シェイクスピア自体興味がなかったし、書店には他にも面白そうな本がたくさんあったから。 しかし時の試練に打ち克った作品は特別な強さを身につけている気がする。社会人になる前にその強さにあやかりたい気持ちがあった。というわけでブックオフで買った。100円。 ページをめくっていくと意外と読めることに気がついた。長いセリフに出会ったら読み飛ばしてしまえば良いし、あらすじはwikipediaで調べてしまえば良い。古典なんて意味を理解せずに、とりあえず頭に文字をしまっておけばいい。しばらくするとひょっこり出てくる。 あわれな老人 全く救いのないストーリーだ。リア王は土地やら権力なんかを三人の娘に分配することを決め、