乙武洋匡氏が5位で落選「責任感じる」 衆院東京15区補選 支援候補が連敗の小池百合子知事、3選に向け痛手 28日投開票の衆院東京15区補選で、東京都の小池百合子知事が支援した無所属新人の乙武洋匡氏(48)は、午後8時の投票締め切り直後に落選が確実となった。最終的には1万9655票で、当選した酒井菜摘氏(37)に3万票近い差をつけられて、5位に沈んだ。
同性愛者だと暴露された一橋大の男子大学院生が2015年8月24日、学内で転落死してから8年。性的指向や性自認を本人の同意なく暴露する「アウティング」を禁止する条例が全国に広がっている。一橋大の地元・東京都国立市を皮切りに、現在の施行自治体は20超。国立市の担当者は「アウティングが命や居場所を奪うという認識や理解が浸透しつつある」と話す。(奥野斐) アウティング 性的指向や性自認などを本人の同意なく第三者に明かすこと。一橋大生の転落死を機に社会問題化した。2020年施行の改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)では、パワハラの一種に位置付けられ、事業主に防止義務が課せられた。今年7月には、東京都豊島区内で勤務していた男性が、上司によるアウティングが原因で精神疾患を発症したとして、労働基準監督署から労災認定されたと公表した。
世界で最も身体拘束が行われている日本の精神科病院。厚生労働省では現在、拘束要件の見直しが不透明なまま進むが、精神科病院を束ねるドン・日本精神科病院協会(日精協)の山崎学会長(82)はどうとらえているのか。「こちら特報部」の単独インタビューに応じた山崎氏の言葉を詳報する。(木原育子) やまざき・まなぶ 2010年から日本精神科病院協会会長。22年5月の厚労省の私的検討会に突如、参考人として出席し、議論の風向きを変えるなど影響力が大きい。18年には協会の機関誌に「(患者への対応のため)精神科医にも拳銃を持たせてくれ」という部下の医師の発言を引用し、物議を醸した。安倍晋三元首相と親しかったことでも知られる。日本大医学部卒。
作家の三島由紀夫らが陸上自衛隊市ケ谷駐屯地(東京都新宿区)で自決した「三島事件」から、25日で50年になる。三島を介錯(かいしゃく)した後、自決した「楯の会」学生長、森田必勝(まさかつ)=当時(25)=の兄治さん(91)=三重県四日市市=は弟の墓に通い、冥福を祈り続けてきた。政治的な思想は交わらなかったが、肉親の情は今も変わらない。(佐藤大) 「その日、どこに立ち寄ったのかはっきりしないんです」。必勝が遺したという事件前日の1970年11月24日付中日新聞の三重県版を見ながら、治さんは半世紀前の記憶をたどり始めた。 当時の新聞は必勝の死後、「楯の会」メンバーから受け取った遺品の中にあり、23日付の東京新聞など在京紙も含まれていた。事件は25日に起きたことから、とんぼ返りで故郷の四日市に戻ったとみられる。しかし、実家には立ち寄らなかった。「墓参りをして帰ったのでは。私に会うと、感情があらわに
路上生活者(ホームレス)の女性に嫌がらせをする動画を撮影するために、名古屋市内のコンビニに入店したとして、建造物侵入の疑いで、愛知県警中署が10代半ばの少女ら2人を書類送検していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。動画が交流サイト(SNS)で拡散していた。
7月に行われた安倍晋三元首相の葬儀に陸上自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊が参列したのは、戦後の首相経験者の家族葬では初めてだった。防衛省が本紙の取材に明らかにした。防衛省・自衛隊の弔意表明の一環として、安倍氏の遺族の意向を確認し、防衛相の指示で行ったと説明している。当時の防衛相は安倍氏の実弟の岸信夫氏だった。 政府がかかわった首相経験者の公的な葬儀は、1967年の吉田茂氏の国葬以降、2020年の中曽根康弘氏の内閣・自民党合同葬まで11回ある。すべて儀仗隊が参列した。安倍氏の家族葬のように、政府が関与しない首相経験者の私的な葬儀は個別に行われてきたが、儀仗隊参列は「確認できる範囲において、安倍氏以外はない」(同省陸上幕僚監部)という。 一方、防衛省の前身の防衛庁長官経験者を対象にした家族葬への参列は3例あったという。同省は「元防衛庁長官等の家族葬で、遺族の意向を踏まえ儀仗を実施した」と説明し
ドラマロケ地の三嶋大社を家族と訪れ、関係者から説明を受ける岸田首相(手前中央)=18日、静岡県三島市(共同) 首相官邸は21日、岸田文雄首相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。20日夜から微熱やせきの症状が出たため、21日午前10時に公邸でPCR検査を受け、午後4時に陽性が判明した。軽症という。30日まで公邸にとどまって療養する。首相は15日午後からの夏休みを終え、22日に公務を再開する予定だった。代理は立てず、公邸で公務に当たる方向で検討している。
政治に関心のある若者でつくる「選挙ギャルズ」が20日、安倍晋三元首相の国葬や改憲に反対するパレードを東京都内で行った。インスタグラムなどの交流サイト(SNS)で呼びかけ、約110人が参加。「国葬うちらは求めていない」などと訴えながら、日比谷公園から日本橋まで約2キロを行進した。 選挙ギャルズは5月末、地方選挙のボランティア活動を通じて知り合った大学生や会社員ら平均年齢21歳の10人が結成。この日は「ラブ&ピース・パレード」と称し、軽快な音楽に合わせて「うちらは求めてない国葬」「返せようちらの民主主義」と声を上げた。「国葬に反対」「憲法改悪マジ反対」など自作のプラカードを掲げて歩いた。 メンバーの1人は取材に「国民の意見に耳を傾けず、国会の議論も経ずに国葬を決定した。民主的でないやり方は信頼できない」と話した。パレードに参加した都内の女性会社員(24)は「コロナ禍で格差が拡大したのに、手を打
当時の名古屋入管幹部らが不起訴処分となり、ウィシュマ・サンダマリさんの遺影を手に沈痛な表情を見せる妹ポールニマさん(右)とワヨミさん=17日、名古屋地検で 名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が収容中に死亡した問題で、名古屋地検は17日、殺人容疑で告訴されていた当時の名古屋入管職員13人を「嫌疑なし」として不起訴にした。 13人は当時の局長や警備監理官、看守責任者ら。金山陽一次席検事は「死因の特定に至らず、不作為による殺人や殺意を認める証拠がなかった」と説明。保護責任者遺棄致死罪や業務上過失致死罪の適用も検討したが、死因が不明で職員の行為と死亡の因果関係を認定できなかったという。同じ理由で、支援者による刑事告発についても不起訴とした。
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