近年、「ヘイトスピーチ」は、ニュースで取り上げられることも珍しくなくなるほどになっています。しかしその根源にあり、ヘイトスピーチを支えてきた日本社会の排外主義の実態については十分知られていません。 排外主義運動はどのように生まれ、またなぜ在日コリアンが主なターゲットになるのでしょうか。在特会をはじめとする排外主義運動の調査をもとにした『日本型排外主義』を出版された樋口直人さんをお招きし、日本における排外主義の実態についてお話いただきました。 講師:樋口直人さん(移住連貧困プロジェクト/徳島大学教員) 日時:2014年4月20日(日) 場所:首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス 1 不安と排外主義運動 ・ 鬱積した感情の爆発というステレオタイプ ・ 不安と運動参加の溝 2 意外に普通――排外主義運動への動員過程 ・ 保守支持層の運動――活動家の背景 ・ 爆発する