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ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (11)

  • 「羣青」終了について - 漫棚通信ブログ版

    講談社の雑誌「モーニング・ツー」で『羣青』を連載していた中村珍氏が、連載終了=中断=打ち切りについてのいきさつをブログに書いています。 ●絵とか漫画とか仕事とかの雑記 下記は今回の問題に関する記述の目次ページとなっています。 ●絵とか漫画とか仕事とかの雑記-御愛読ありがとうございました。(「羣青」連載終了に関する記事の一覧) 「モーニング・ツー」はわたしが定期的に買ってる数少ないマンガ誌で、かつ『羣青』は楽しみにしていたマンガなのでずいぶん複雑な気持ちになりました。 中村氏のブログ記事はそれぞれすごく長文ですし、多くは担当編集者に対する恨みつらみが書いてありますので、第一の問題点は作家と編集者の人間関係のようにも読めます。ま、どの職場でもトラブルの第一は人間関係なので、ありふれているといえばそのとおり。 しかしそれだけで終わる話ではなく、現在のマンガ制作システム上の欠陥がいろいろと指摘され

    「羣青」終了について - 漫棚通信ブログ版
  • オールタイムベスト『この世界の片隅に』 - 漫棚通信ブログ版

    いやすごいものを読みました。 『夕凪の街 桜の国』(2004年双葉社)でヒロシマを描いたこうの史代。彼女が再度戦争にいどんだ作品が、ついに完結しました。 ●こうの史代『この世界の片隅に』上中下巻(2008年~2009年双葉社、各648円、amazon、bk1) 上巻・中巻で描かれるのは、昭和19年に広島から呉に18歳で嫁いできた主人公、すずの日常です。 絵を描くのが大好き、あわて者だけど明るくくじけない彼女の生活が、戦時下でありながらユーモアを忘れずにたんたんと描写されます。 しかしわたしたちは知っています。呉は軍港の街。昭和20年には空襲で壊滅的打撃をうけることを。そしてその八月にはヒロシマに原爆が落とされることを。 下巻で描かれるであろう空襲と原爆のときに向けて、上巻・中巻はゆっくりと時間を進めてゆく。 ですから、今回発売された下巻のカバーイラストを見て、まずはほっとするのです。ショー

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  • まんがは読みたいけど本はいらない『まんが王国の興亡』 - 漫棚通信ブログ版

    中野晴行『まんが王国の興亡 なぜ大手まんが誌は休刊し続けるのか』(2008年イーブックイニシアティブジャパン、500円+税)読みました。えー、新書みたいなタイトルですが、紙の書籍じゃなくて、電子ブックです。こちらで買えます。 ●http://www.ebookjapan.jp/shop/special/page.asp?special_id=itv003 いろいろと評判になった『マンガ産業論』(2004年筑摩書房)の続編です。 前作からたった四年経過しただけですが、マンガを取り巻く環境はますますきびしくなっています。その一方で、ケータイマンガがずいぶん売り上げを伸ばしている。 前著から四年後の「今」のマンガビジネスはどのようになっているか、さらに今後はどうなるのか、どうすればいいのか、を論じた。 内容は三部に別れてまして、第一部「まんが史クロニクル」は、『マンガ産業論』のおさらい。 しか

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  • 第12回手塚治虫文化賞発表 - 漫棚通信ブログ版

    日の朝日新聞で、第12回手塚治虫文化賞が発表されました。 ●マンガ大賞:石川雅之『もやしもん』 ●新生賞:島田虎之介(これまでに刊行されてる作品は『ラスト.ワルツ』『東京命日』『トロイメライ』) ●短編賞:大島弓子『グーグーだってである』 ●特別賞:大阪府立国際児童文学館 ちなみに大賞の候補作はこちら。 ○吉田秋生『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』 ○よしながふみ『大奥』 ○五十嵐大介『海獣の子供』 ○矢沢あい『NANA』 ○柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』 ○石川雅之『もやしもん』 ○真鍋昌平『闇金ウシジマくん』 ○あずまきよひこ『よつばと!』 ○あさりよしとお『るくるく』 ○山直樹『レッド』 審査員は、荒俣宏、いしかわじゅん、印口崇、香山リカ、呉智英、萩尾望都、藤由香里、村上知彦です。 わたしの予想がコレ。 オオハズレでありました。当てにいったのに、だめじゃん。石川雅之は歴

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  • ブログ版: これは盗作とちゃうんかいっ:とりあえず終了篇

    唐沢俊一『新・UFO入門』ブログ記事盗用事件について。 ウチのいちばん近所の書店には、長らく『新・UFO入門』が一冊だけ置いてあったのですが、日行ってみると二冊に増えている。もしや、と思って手に取ってみますと、やっぱそうだった。2007年10月10日発行の第二刷でした。 こんなふうにこっそり刊行されているとはね。最近はもう唐沢氏のサイトはのぞいてないのですが、書いてありました? 第二刷では、133ページから140ページにかけて、以下の修正がなされています。 (1)平野威馬雄『空飛ぶ円盤のすべて』に収録されていた山川惣治手記の要約部分を改稿。 (2)山川惣治『太陽の子サンナイン』のストーリー要約部分を改稿。 (3)漫棚通信への謝罪を追加。 これでやっと、唐沢俊一氏がわたしの権利を侵害し続けている状態が終了したことになります。社会的にはオシマイ、残るはわたしの気持ちの問題だけ、なんでしょう。

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  • これは盗作とちゃうんかいっ・解脱篇 - 漫棚通信ブログ版

    唐沢俊一氏による『新・UFO入門』ブログ記事盗用事件を発見してから二か月、悩ましい日々が続いてきました。 胃が痛い、頭痛がする、原因もなしに動悸がする冷や汗が出る、朝早く目が覚める、顔や体にフキデモノが出る、欲は減る。そのわりに体重は減らないんだよねえ。 いつかはこの体調不良を打破しなければならないとは思っていたのですが、交渉も決裂しちゃったし、今後もずっと唐沢俊一氏と幻冬舎はわたしを悩ませ続けるでしょうし。 どうしたものだろうと考えておりましたところ、ふと思い出したのが、川崎のぼる/梶原一騎『巨人の星』のあの言葉。 飛雄馬が速球投手としての将来に絶望し、鎌倉の寺で座禅を組んでいたときの僧侶の講話です。 打たれまい 打たれまいと こりかたまった 姿勢ほど もろいものはない 打たれてけっこう いや もう一歩 進んで 打ってもらおう この心境を得たとき、悩み苦しむ人生の森の迷路で、道が開ける

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  • これは盗作とちゃうんかいっ・無断引用篇 - 漫棚通信ブログ版

    (前回からの続きです) 「無断引用」という奇妙な表現を、あいかわらずあちこちで見かけます。 論文を書いたことがあるかたはご存じでしょうが、「引用」は来無断でするものですし、正当な行為です。 著作権法第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。 ただし、正しい引用には、いくつかの条件があります。とりあえずWikipediaはてなにリンクしておきます。 「引用の必然性」「主従の関係」「引用部分の区別」「出所の明示」などが挙げられてますね。そして著作権法第二十条にあるように、同一性保持権というのもあります。引用者は変更、切除その他の改変をしちゃいけない。 「無断引用を禁ず」という言い方はヘンで、目的と方法が正当であれば「無断

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  • これは盗作とちゃうんかいっ・途中経過2 - 漫棚通信ブログ版

    (前回からの続きです) お騒がせしております。 唐沢俊一氏および幻冬舎とは、現在も交渉中です。 幻冬舎側からの連絡が、先週の最後が6/9(土)、その後今週になって6/13(水)に二通のメールがありました。で、一日おいて日6/15(金)の13時ごろ、幻冬舎からメールがあったのですが、これが一週間以上前、6/7に来たメールとまるきり同じ文面。あれ、わたしタイムスリップしちゃった? ここ一週間の交渉はなかったことになったのか? どう考えても手違いで出されたメールとしか思えなかったので、10分後すぐに、それを指摘する返信を出しましたところ、1時間後に修正のメールが来て、日は以後二通のやりとりがありました。どうにもまあ、いったいいつになったら解決(あるいは決裂)するのやら。でも最終局面にはなってるような気がします。結末は近いのか。来週中には何とかならないか。 現在の交渉内容につきましては、ここに

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  • 続・これは盗作とちゃうんかいっ - 漫棚通信ブログ版

    (前回からの続きです) 昨日から日にかけて、いろいろありまして。 まず、唐沢俊一氏から早々に謝罪メールをいただきました。そして、唐沢氏のサイトには「ご報告(6/5)」という文章が新たに追加されました。すばやい対応には感謝しております。 唐沢氏からのメール内容は、基的には「ご報告(6/5)」と大きくは違いません(ただしもう少し細かく書かれております)。ただし、現在まで幻冬舎からの連絡はまだありません。それを待って、今後のわたしの対応を決めることになると思います。その旨、唐沢氏へもメールいたしました。 ただし、現状でもわたしの不満はなお残っております。 (1) ひとつは、唐沢氏のサイトに新しく書かれた文章のうち、 ・大いに参考にさせていただいた ・ある作品のストーリィを紹介するという性格上、参考にさせていただいたサイトとの記述の非常な類似のあることも事実 ・『漫棚通信』の記述より多くのもの

    続・これは盗作とちゃうんかいっ - 漫棚通信ブログ版
  • 漫棚通信ブログ版: これは盗作とちゃうんかいっ

    あー胃が痛い。 昨夕、ソファに寝っ転がって、唐沢俊一『新・UFO入門 日人は、なぜUFOを見なくなったのか』(2007年幻冬舎新書)を、へらへらと楽しく読んでおりましたところ。 自分がかつてブログに書いた記事と、ネタがかぶってるところもあるなあ。ふーん。 アレ? …… アレレレレ? こ、これは、オレが書いた文章と、まるっきりおんなじやんけっっっ!!! はぁはぁ。待て待て。落ち着け。というわけで風呂に入ってからもう一度、過去の自分の記事と見比べながら読み直し。 これは似てるというレベルじゃねえぞっっっ!!! 棒を飲んだよう、というのはこのことかしら。胃のあたりがどーんとしてきて、結局昨夜はもんもんとして眠れませんでした。 『新・UFO入門』のどの部分かといいますと、山川惣治とUFOのかかわりを書いた「第6章 影響を受けた者たち-三島由紀夫と山川惣治」の、「『少年ケニヤ』の原作者もUFOを目

    漫棚通信ブログ版: これは盗作とちゃうんかいっ
  • グレムリンの誕生 - 漫棚通信ブログ版

    マンガの話じゃありません。 グレムリンと言えば、ジョー・ダンテの狂騒的な映画「グレムリン」(1984年)がよく知られてます。この映画、クリスマス映画でもありましたから、オープニングからフィル・スペクター/ダーレン・ラヴの「クリスマス/ベイビー・プリーズ・カム・ホーム」が流れて楽しい気分が盛り上がるんですよねー。 あの映画で描かれたモグワイは毛むくじゃらのカワイイ怪物。どうも中国出身らしい。飼ってる人間がタブーを犯すとモグワイが凶悪な子供グレムリンを生み出すという設定で、来のグレムリンとは別物です。 じゃもともと、グレムリンとはどんなヤツだったのでしょう。 辞書などによるとグレムリン「gremlin」は「飛行機に故障を起こさせると言われる小鬼」であり、「もっとも新参の妖精。第二次世界大戦中の原因不明の飛行機事故は、すべてそのせいにされた」。 ジョー・ダンテも参加してたスピルバーグ製作のオム

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    banraidou
    banraidou 2006/06/25
    これは面白いな。さすがダールですな。
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