文楽への補助金凍結を表明している橋下大阪市長。7月26日に二回目の鑑賞を行い、終了後に技芸員の楽屋を訪れるなど、歩みよりの姿勢を示しているものの、これまでの言動と整合性のある落とし所を探しあぐねているようにも感じる。 そこで、10年来の文楽ファンとして、一般に正確に伝わっていないこの問題の本質を解説し、これからいかにしてソフトランディングしていくべきか、どのようにこの問題を解決させるかを提案したい。以下、Tweetを再整理したものであることはお断りしておく。 文楽は「衰退」しているのか? 橋下市長「文楽は衰退した」とするが、東京公演は毎回チケットが完売する(チケットが取れずに困っている人がたくさんいる)。これに対して、大阪公演はピーク時で「10万人オーバー」、直近では9万2千人を動員。東京の8万人弱を上回る。 そもそも東京の観客動員率が85~90% に対して大阪は52%なら「文楽が大衆の感
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