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ブックマーク / ji-sedai.jp (8)

  • 第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ

    「平成」の最後の一年を記録しておくエッセイを考えていた矢先、西部邁が自死した。去年、ぼくのほうが論壇を遠く離れて久しいが、彼の主宰する雑誌の座談会に突然呼ばれ、久しぶりに少しだけ話した。「こんな身体になってしまった」と手袋をはめた手を差し出す姿は弱々しかったが、それでも座談会では冗舌だった。「近代」というものをどこまでも懐疑する西部と、「近代」を断念するべきではないと考えるぼくの立場は一致するはずもないが、互いの話はおだやかにすれ違った。 それから少しして西部から新著『保守の真髄』が送られてきて、あとがきに自死を考えていたとしか思えないくだりがあったので、あわてて、「自死など考えずにだらだらと書き続けるべきだ」という一文を含む書評を書いた。掲載は先だというので、ひどくのんびり出て来たゲラを昔の教え子に運営してもらっている事務所のツイッターに載せておいたのが1月11日だ。世間の人のそれより2

    第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2018/02/14
    今や世界は近代化された国ばかりでかつ複雑に利害が対立して一歩間違えば弱者に一気にしわ寄せがいくというような世界と見ている私は,合理的に工学的なマネジメント賛成である.それは社会的ダーウィニズムではない
  • 「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から── - ジセダイ総研 | ジセダイ

    今年9月19日未明、安全保障関連法が参議院で可決され、成立した。それに先立ち、同法の廃案を求める抗議行動(以下、反安保デモ)が大規模に展開されてきたことも記憶に新しい。今回の抗議行動は、脱原発関連デモをはじめ2010年代に盛り上がりを見せてきたリベラル系の社会運動の集大成といった観があった。 反安保デモの特色のひとつは、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)という学生組織が盛んにメディアに登場した点だ。日では実に1996年の薬害エイズ問題抗議運動以来、ほぼ20年ぶりに学生運動が政治の第一線に登場した事件だった。 この手の原稿を書く際のマナーとして、不粋を承知で自分の立場を先に述べておこう。まず、私は中国国家や軍部の安定性を基的に信用していないので、日米同盟を強化する防衛政策の方向性にはおおむね賛成だ。現在、中国の軍事的なターゲットは南シナ海で、リスクに見合わない東シナ海への

    「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から── - ジセダイ総研 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2015/09/24
    「ロジカル・シンキング」( 照屋華子・岡田恵子著 )には伝わるメッセージとは何かが書かれていたな.相手に対して,何について,どうしてもらいたいか.ということだったと思いだした.
  • 突然誕生した中国の「戦後」、空虚な器をめぐる日中の論争 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    書き換え自由な入れ物としての「戦後」 戦後70周年を迎える今年、テレビや新聞、雑誌などどこを見ても特別企画が目白押しだ。しかし「戦後」とはいったいなんだろうか? 字義通りに解釈すると「戦争(特に、第二次世界大戦)が終わったのち」(明鏡国語辞典)となるわけだが、政治、経済、社会、国際情勢、すべてが激変したこの70年間を、一つの時代として区切ることにあまり意味があるとも思えない。 安倍首相のフレーズである「戦後レジームからの脱却」にしてもそうだ。「憲法を頂点とした行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基的枠組みの多くが、21世紀の時代の大きな変化についていけなくなっていることは、もはや明らか」(安倍晋三公式サイト)というが、これらすべての分野に共通する「戦後レジーム」が存在するはずもない。結局のところ、「戦後」とはそれぞれの文脈において便利に中身が入れ替えられて

    突然誕生した中国の「戦後」、空虚な器をめぐる日中の論争 - ジセダイ総研 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2015/08/13
    “「戦後」という器は空虚なもの。だからこそその中に何を入れるべきかの戦略が問われている。” それが普遍的人権であるべきだという主張に同意する.
  • タイに新幹線を輸出へ 中国との争いに日本が競り勝った理由とは - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2015年5月27日、タイのプラジン運輸相は日を訪問し太田昭宏国土交通相と会見、バンコク・チェンマイ間高速鉄道事業の事業化調査合意文書を取り交わした。これにより、日の新幹線方式での建設が決まったことになる。新幹線方式の輸出は台湾に次ぐ2例目。 タイの高速鉄道計画は2009年の立案以来、二転三転を続けてきた。この間に急速に力を付けた中国が“総取り”するのではとの憶測もあったが、日が踏みとどまった格好だ。 高速鉄道をめぐるタイの混乱、そして日中の競争について振り返りたい。 タイ高速鉄道計画を揺るがす政情不安、インラック政権の失敗 タイの高速鉄道計画は2009年、アピシット政権によって立案された。当初はラオスへとつながるバンコクからノンカイのルート、マレーシアへとつながるバンコクからパダン・ブサールのルートを中心に5路線が計画された。中国は昆明からシンガポールまでを高速鉄道でつなぐパンアジ

    タイに新幹線を輸出へ 中国との争いに日本が競り勝った理由とは - ジセダイ総研 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2015/05/28
    建設自体は未だ調印していないという指摘あり.
  • 習近平が引用するもっと奇妙な古典 ──「紅い皇帝」と3000年のクロニクル── - ジセダイ総研 | ジセダイ

    国家主席として現代の中国を統べる「21世紀の中華皇帝」習近平。黄信号がともる中国経済の安定化に取り組む一方で、「腐敗撲滅」を理由に共産党内の粛清を進め、国内言論の弾圧も大幅に強化。自身への個人崇拝キャンペーンを進めるなど、近年の中国の指導者には例を見ない個人独裁的な統治姿勢を見せている。そんななかで、今年2月に出版されたのが、彼が著書や演説で引用した中国古典を紹介する書籍『習近平用典』だ。 前回の原稿では同書の分析を通じて、習近平が父親の習仲勲とコネを持つ学者グループを、自身の「中の人」として引き継いだ可能性に言及した。今回も引き続き、『習近平用典』を取っかかりに、彼の知られざる素顔に迫っていこう。 「草野球選手」はなぜオールスター戦に出場できたのか 前回、私が注目したのは『尹文子』などのマイナー古典が引用された背景についてだった。 だが、実は『習近平用典』にはもっと不思議な引用もある。こ

    習近平が引用するもっと奇妙な古典 ──「紅い皇帝」と3000年のクロニクル── - ジセダイ総研 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2015/05/21
    “習近平は質素倹約マニア”www
  • ミャンマー旅行記 第一回:中国語戦法敗れたり? - エディターズダイアリー | ジセダイ

    珍妙な四人組、ミャンマーに降り立つ 「スモーキング、オーケー?」 タクシーの助手席に座る、梶田さん(マフィア梶田、ゲームライター)が聞いた。このタクシーは日の中古車で、「車内禁煙」のシールが貼られたままになっている。 運転手は苦笑いしながら「As you like」と言ったが、梶田さんはうまく聞き取れなかったようだ。 「好きにしろって言ってますよ」 真後ろに座っていた高口さん(高口康太、中国語翻訳者・ライター)が通訳する。丸々と肥満した高口さんは、すでに首回りに汗をにじませている。暑い。まだ午前中であるにもにもかかわらず、気温は35度を超えている。桜もまだ咲いていない東京とは、ざっと20度の気温差がある。 後部座席で僕と高口さんに挟まれている御簾納さん(御簾納直彦、ライター)は、長髪だからなおさら暑そうだ。既にへばり気味なのか、むっつりと黙り込んでいる。 結局梶田さんは、タバコに火をつけ

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  • 「外国」を理解することの難しさ~雨傘革命と台湾地方選挙を実例に - ジセダイ総研 | ジセダイ

    「普通選挙を望む民衆の行動」と報じられた雨傘革命、「対中接近路線にノーが突きつけられた」と評価された台湾地方統一選......海外報道の切り口はいつも、実情とはずれている。 中国において「安倍政権の勝利は軍国主義の復活」と報じられるのと、実は同じ現象だ。 それは「自国民にとって理解しやすく、興味のある切り口で報じる」という、報道の主体が経済活動を行っているがゆえに避けられないバイアスによる。 稿では、上記の例における「偏向」がどのようなものかを検討しながら、海外ニュースとの付き合い方を提案したい。 自民党勝利=軍国主義化? 「自国民向けの切り口」に終始する海外報道 「日の総選挙で安倍晋三首相率いる自民党が勝ちましたね。日人民は軍国主義化を支持しているようですね。」 これはある中国人との会話だ。たいして日に興味もないだろうに一生懸命話題を探してくれたことはありがたいのだが、ちょっと的

    「外国」を理解することの難しさ~雨傘革命と台湾地方選挙を実例に - ジセダイ総研 | ジセダイ
    bros_tama
    bros_tama 2014/12/27
    『海外事情のみならずあらゆる情報にはフィルターがかかっているのがつきもの。そうした偏向を踏まえた上で、正しく理解していくのがリテラシーであり教養だ。』
  • 中国版「テロとの戦い」、ウイグル問題は日本にも影響を及ぼす - ジセダイ総研 | ジセダイ

    中国の民族問題といえば、チベット問題を想起する読者も多いだろう。しかし近年では、ウイグル人を巡る民族問題も緊張を高めている。相次ぐウイグル人による事件を受け、中国は全国的な「対テロ戦争」を宣言した。しかし戦うべき敵はもともと存在しなかった。武断的な支配によって中国が自ら生み出してしまったものでしかない。民族や階級、地域といった境界線を強化し「内なる敵」を生み出してしまった隣国の失敗を日は繰り返してはならない。 10年以上にわたり「テロとの戦い」を続けるアメリカ。しかし、いまだにその泥沼から抜け出せずにいる。 そして今、中国も国内の少数民族ウイグル人との「テロとの戦い」にのめりこもうとしている。 ただし、両国には大きな違いがある。海外の脅威と向き合う米国とは違い、中国はその武断的統治により国内に「テロリスト」を作り上げてしまったのだ。 中国を覆うウイグル人への恐怖とは何か? その背景とは?

    中国版「テロとの戦い」、ウイグル問題は日本にも影響を及ぼす - ジセダイ総研 | ジセダイ
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