最終更新: May 29, 2006 (MON) 19:51 (書評掲示板より採録) 書誌情報 著者:佐藤俊樹 題名:不平等社会日本 出版社:中公新書 発行:2000年6月第一刷 外形:新書判, 208ページ ISBN: 4-12-101537-1 (amazon) 著者は東京大学国際社会科学専攻相関社会科学コース助教授。SSMという大規模社会調査データを統計解析して,見かけの機会均等とは違って日本は実は不平等な階級社会なのだと論じたのが話題を呼んで,ベストセラーになった本であるが,実はかなりトンデモ本に近い。 論理がいったりきたりするし,同じ主張の繰り返しが多いし,主観的解釈とデータから言えることが不分明だし,卒業論文だったら3点満点の2点くらいではないだろうか。批判するという目的がなかったら投げ出したいくらいだと読んでいて何度も思った。以下,具体的に批判するので,反論があればここに書き
〈企画書評論文} 理論的検討の進展のために 本稿では、本書の前半(第四章まで)に射程 を限定する。前半の議論というのは、本書の副 題にあるとおり「ルーマンをめぐる理論社会学 探求」であり、ルーマン解釈論とその内在的批 判による乗り越えという体裁をとっているが、 実際には、著者がルーマンを批判するために構 築している議論は、それ自体を独立に評価する ニとのできる独自の理論というべきものであ る。本稿は、この著者独自の理論構築に注目し、 その評価に議論を限定する。 なお、評者は本書で示されているルーマン解 釈の多くについて、ルーマン学説研究を専門と する者として違和感を禁じ得ず、またその誤り を具体的に指摘することもできるのであるが、 その膨大な作業を本稿に収めることは不可能で、 ある。いくつかの間題については、評者のブロ グ(りにおいてすでに指摘しであり、また本稿提 出後もそこで適宜作業を
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