人は、自分の眼で見たものを事実だと判断します。 テーブルの上に真っ赤なリンゴが置いてあれば、それを見て「真っ赤なリンゴ」だと判断しますよね。何を当たり前のことをと思うでしょうが、実は、その真っ赤なリンゴはあなたが勝手に想像してそう思っているだけかもしれません。 人間の眼は、実際に目の前に存在しているものをカメラやビデオのレンズと同じように客観的に映していると思うでしょうが、必ずしもそうとは言えません。あなたが見ている目の前の景色は、実はあなたの脳が勝手に作り出した世界なのかもしれません。 実際に盲点を体験してみる 盲点という言葉があります。 景色の一部が視界に入って来ないことを盲点と言ったり、考えが及ばなかったことを盲点だったなんて言い方をしたりしますよね。この盲点は、実際に人間の眼に存在しています。 下の図の右側は黒背景の中央に白い丸があり、左側の白い部分の中央には黒い丸があります。ここ