人間以外の動物で伸び続ける毛を持つ動物は記憶がない。伸び続ければ自力で調整する技術を持たない彼らは自滅してしまう。 毛が伸びるのは当たり前のように感じられるが、伸び続けると言うことはそう言うことであり、毛につまづき、身動きが取れず、猿は木から落ち、鳥は空から落ちる。 頭髪と違って、伸びない脇毛と股毛は空冷の為ではなく、腕と足で密閉された部分に微生物の分解に必要な空気の隙間を作る為だ。 だからモジャモジャと縮れ、剃っても剃ってもすぐに再生、頑なに必要な長さと太さと縮れを保とうとする。 伸び続ける必要がなく、伸びればとても 困る 猿やゴリラが・・地面まで伸びた毛に足を取られてコケるところ想像してみなさい、笑わず真面目に 何故、伸びるのか、伸びないのか、縮れるのか・・ この何故なくして思考は進まない。 まつ毛と同じで、生きる上で何が何でもその機能が「必要」だからであり、生命の確固たる意志と共にそ