先月の1月20日に城南宮で湯立神楽が行われました。 湯立神楽は、大釜の湯を笹で散らすことで、邪気を払い、無病息災を祈願する行事です。現在使われている大釜は、文政6年(1823年)の銘を持ち、さらに保管されている別の釜には元禄4年(1691年)の銘があるそう。大釜には城南宮の神紋である日月星(三光の紋)が描かれているのも印象的です。 神事の後、巫女さん4名により祓神楽(はらいかぐら)が奉納されました。笛や太鼓の日本らしいお神楽です。最初は扇を持つ「扇の舞」、次に鈴をもって「鈴の舞」を、どちらも美しく優雅に舞います。神楽の後、巫女さんの鈴で参列者を清めていただけました。 続いて、たすきをかけた巫女さんにより、いよいよ湯立てが始まります。薪で焚かれた釜の湯は煮えたぎっていて、湯気がモクモクと上がっています。ここから先は、まるで料理を作っているかのよう。まず、礼をした後に大釜を塩で清めます。続いて