今年も原谷苑のしだれ桜が見頃を迎えています。 京都に桜の名所は数あれど、原谷苑の視界を包み込むほどの紅しだれ桜の密度は群を抜き、多くの方が口々に「すごい!!」「綺麗!!」と歓声を上げます。入苑料は桜の開花状況によって変わり、満開時には最高の1500円となります。拝観料としては高額の方ですが、この圧倒的な美しさには、見合う価値があったと言って帰られる方が多くおられます。入苑料が高い時にこそ、歓声を上げるほどの圧倒的な光景が待っています。 原谷は金閣寺辺りから一つ峠を越えた場所にある開拓地。かつては山林や荒れ地でゴミも捨てられていたりと、開拓は困難を極めたそうです。その中で原谷苑を運営している村岩農園は、多くの植物を開拓地に植えて行きましたが、土地の養分も乏しかったためほとんどが根付かなかったそう。そのような厳しい環境の中で生き残って行ったのが、桜の木。当初は身内だけで花見を楽しんでいたそうで
「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ コロナの緊急事態宣言も解除され、おでかけの機会が増える傾向にある今…「でも、おうちで過ごす時間をもっと充実させたいの~」というミモロ。 そこで出かけたのは、唐紙専門店「京からかみ丸二」のショップ「唐丸」です。 ここは、以前からミモロが何度も訪れているお店ですが、「唐紙って、素敵だよね~。それおうちで作りたい~」という思いから、訪れました。 「こんにちは~」店内には、京の伝統工芸のひとつである唐紙に関係するさまざま品が並びます。 唐紙は、襖紙など日本の建物には欠かせないもの。青海波、唐草、瓢箪や葵など、吉祥文様をテーマにした独特の文様が、雲母(きら)を混ぜた絵の具で襖紙に浮かび上がり、品格ある趣を室内にもたらします。唐紙の文様は、熟練の職人により版木に彫られ、そこに絵の具を
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