天橋立のたもとに文殊菩薩で知られる智恩寺があります。 智恩寺 天橋立駅のほど近く、天橋立のたもとにあるお寺が智恩寺。切戸の文殊、九世戸の文殊と称され、日本三文殊のひとつとしても有名です。本尊の文殊菩薩は秘仏とされ、残念ながら直接拝することはできませんが、正月三が日、1月9日・10日、7月24日午後~夜には御開帳されます。創建は平安時代初期で、境内では明応10(1501)年に建立された丹後では最も古い木造建築の多宝塔が目を引きます。また、山門も丹後地方最大の大きさとされます。 智恩寺 文殊菩薩は日本の神々の招きで中国の五台山から渡海して来たという九世戸縁起の神話伝説も伝わり、神事を脚色した謡曲も生まれ、足利義満も周辺に6度訪れるなど、室町時代からは数多くの巡礼者で賑わいました。さらに鎌倉時代の鉄湯船(手水に使われる)や、和泉式部の歌塚とされる宝篋印塔など、鎌倉時代の遺物も境内には残されていま