『補給戦―何が勝敗を決定するのか』を読みました。 この本は、軍事について書かれたものにしては珍しく、兵站を扱うものだったので手に取りました。 内容紹介 ナポレオンの戦争から第二次世界大戦の電撃戦やノルマンディ上陸作戦といった代表的な戦闘を補給の観点から分析しています。 私がこの本を読んで印象に残ったのは4つ 人数が多ければいいというもんじゃない 自動車が登場するまで、一番必要だった補給は馬の飼い葉 戦争中の補給は現地調達が主流 インフラは補給の鍵 私は今まで、中世や近世の戦争とは数さえ多ければ勝利を導けるものだと思っていました。 ですが、実際は違いました。兵士を集めると、その分食料が必要になります。1人が兵士として活動するには3000カロリーが必要になり、戦時下では数万人分必要になりますので、用意する食料の数は膨大です。 そのうえ、食料を前線に運ぶには、馬が必要になりますので馬の飼い葉も用
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