【AFP=時事】特定の種類のビタミンB3には、非黒色腫皮膚がんの発症リスクを23%低下させる効果がある可能性があるとの研究結果が13日、発表された。今回の成果は、米シカゴ(Chicago)で今月開かれる米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology、ASCO)年次総会で発表される。 生活習慣病で年間1600万人が早死に、WHO報告 研究を率いたオーストラリア・シドニー大学(University of Sydney)のディオナ・ダミアン(Diona Damian)教授(皮膚科学)は「この結果は、単体のビタミンと適切な日焼け防止対策を組み合わせて用いて皮膚がんを減らせることの世界初の明白な証拠だ」と語る。「ニコチンアミド」として知られるビタミンB3のサプリメントについては、DNAの修復を促進し、皮膚の免疫力を回復させる効果があることが判明している