エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)がローリングストーン誌の名物連載「Last Word」に登場。最新アルバム『The Boy Named If』にまつわるエピソードから、ジェフ・バックリィへの知られざる憧れ、1977年の有名な出禁パフォーマンスまで大いに語る。 パンデミックが襲来する以前、エルヴィス・コステロは本人がいうところの「あちこち飛び回る悠々気ままな」生活を送っていた。彼はのちに好評を博す2020年のアルバム『Hey Clockface』を収録し、ツアーをやり終え、さらにヘルシンキとパリでいくつか新曲も制作するつもりだったが、新型コロナウイルスが世界に待ったをかけたのはそんな時だった。 「ふと気づけば、いつ外に出られるのか、いつ仕事を再開できるかもわからないまま、バンクーバー島の水面を眺めていた」 去る11月、彼はマンハッタンの自宅から電話インタビューにこう答えた