スイス・ジュネーブで開かれた世界保健機関(WHO)年次総会(2022年5月22日撮影)。(c)JEAN-GUY PYTHON / AFP 【5月23日 AFP】世界保健機関(WHO)は23日に開かれた年次総会で、台湾の参加に関する協議を拒否した。台湾の参加をめぐっては、複数の国が強く要請していたが、中国からこれに反対する圧力がかかっていた。 台湾は近年、中国からの反発を受け、WHO総会へ参加できていない。米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は先週、「新型コロナウイルスをはじめ、衛生面での脅威との闘いが続く中、総会から台湾を排除することは不当であり、公衆衛生分野での包括的な国際協力を損ねるものだ」と発言していた。 第75回WHO年次総会の開会直後、加盟194か国のうち、ベリーズ、エスワティニ、ハイチ、ツバルなど13か国の代表が、台湾に常任オブサーバーの地位を与