平年よりも早い桜の開花や季節外れの猛暑となったこの春の平均気温は統計開始以降最も高くなり、記録的な高温だったことが気象庁のまとめでわかりました。 気象庁は、ことし3月から5月のこの春の天候をとりまとめました。 それによりますと、ことし3月から5月の日本の平均気温は、平年と比べ1.59度高くなりました。 春の平均気温としては1898年の統計開始以降、これまで最も高かった1998年の1.24度を上回り、過去最高となりました。 3月は記録的な高温となって雪どけが進み、予定より早く営業を終えたスキー場が相次いだほか、ネモフィラなど行楽地の花の開花も早まり、観光にも影響が出ました。 春の訪れを告げるソメイヨシノの開花も東京で平年より10日早く、大阪で平年より8日早くなるなど各地で記録的な早さとなりました。 また、北日本では3月から4月にかけて農作物の成長が平年よりも早まったため寒さへの耐性が弱くなり