デンマーク領グリーンランドの女性67人が2日、1960年代の強制避妊キャンペーンをめぐり、デンマーク政府に補償を求めた。 グリーンランドではかつて、先住民の出生率を制限する目的で、女性たちが説明や同意なしに子宮内避妊具(IUD)を装着された。国の記録によると、1966~1970年だけで少なくとも4500人が対象とされ、最年少は13歳だった。
デンマーク領グリーンランドの女性67人が2日、1960年代の強制避妊キャンペーンをめぐり、デンマーク政府に補償を求めた。 グリーンランドではかつて、先住民の出生率を制限する目的で、女性たちが説明や同意なしに子宮内避妊具(IUD)を装着された。国の記録によると、1966~1970年だけで少なくとも4500人が対象とされ、最年少は13歳だった。
グリーンランド・イルリサットでAFPの取材に応じる被害女性の一人(2022年6月27日撮影、資料写真)。(c)Odd ANDERSEN / AFP 【10月3日 AFP】デンマーク領グリーンランドの先住民イヌイット(Inuit)の女性67人が2日、数十年前に子宮内避妊具(IUD)の装着を強制されたとして、国に1人30万デンマーク・クローネ(約630万円)の損害賠償を求める裁判を起こした。 グリーンランドは1953年に植民地から脱したが、依然としてデンマークの支配下にあった。 デンマーク政府による先住民に対する人口抑制策が実施された当時、IUDを強制的に装着された女性たちの多くはまだ10代だった。 デンマークの公共放送DRによると、1960~70年代にこの処置を強制された若いイヌイットの女性は約4500人に上る。 同じくIUDを強制的に装着された経験を持ち、損賠賠償訴訟を主導した心理学者のナ
【9月19日 AFP】息をのむような氷山と自然の美しさを堪能しようと、多くの観光客が押し寄せるグリーンランド(Greenland)。だが地元当局は、地球温暖化に脅かされている脆弱(ぜいじゃく)な環境を保護するため、観光客の数を抑制する方法を模索している。 世界遺産のイルリサット・アイスフィヨルド(Ilulissat Icefjord)から分離した巨大な氷塊がディスコ湾(Disko Bay)をゆっくりと流れ、時折クジラが姿を現す。この美しい景観を目当てに、2021年には5万人の観光客が訪れた。これはイルリサット人口の10倍以上だ。 2年後には国際空港の開港も予定され、観光客の大幅な増加が見込まれる。観光収入の増加は歓迎されるが、問題もある。脆弱な、しかも氷河の融解が進む生態系に及ぼす影響だ。 観光船がもたらす汚染も大きなリスクの一つだ。「到着する観光船の数を規制したい」と話すパレ・ジェレミア
グリーンランド・イリマナクにあるレストラン「コックス」で料理を出すシェフのポール・アンドリアス・ジスカ氏(2022年6月28日撮影)。(c)Odd ANDERSEN / AFP 【7月30日 AFP】北極圏に位置するその辺境の地には、船かヘリコプターでしか行けない。だが、ミシュランガイド(Michelin Guide)の星を獲得したレストラン「コックス(KOKS)」のシェフ、ポール・アンドリアス・ジスカ(Poul Andrias Ziska)氏(30)は、それだけの旅をする価値のある店でありたいと願っている。 ジスカ氏は6月半ば、比較的アクセスしやすいデンマークの自治領フェロー諸島(Faroe Islands)で営んでいた店を移転。北緯69度に位置するグリーンランド(Greenland)のイリマナク(Ilimanaq)にやって来た。氷山が迫るこの村の住民は、わずか50人だ。 席数は20席ほ
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