北朝鮮と3国協力推進=日本念頭に「憂慮」−韓ロ首脳会談 13日、ソウルの韓国大統領府で会談する朴槿恵大統領(右)とプーチン・ロシア大統領(AFP=時事) 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は13日、ロシアのプーチン大統領と大統領府で会談した。両首脳は、北朝鮮北東部の羅津港からロシア極東・沿海地方のハサンを結ぶ鉄道を利用した物流協力に韓国企業が参加することで合意。朝鮮半島を縦断する鉄道とシベリア横断鉄道の連結構想など、北朝鮮も含む3カ国協力に向けた環境整備を図ることで一致した。 韓国政府は2010年の哨戒艦沈没事件を受け、北朝鮮への新規投資を禁じる制裁措置を実施している。今回の合意は、ロシアを通じて韓国企業が間接的に北朝鮮に投資するもので、事実上の制裁緩和と言える。 両首脳は共同声明を採択。日本を念頭に、「最近の歴史に逆行した言動で生じた障害」で北東アジア地域の協力が進まないとして、「共同