(あるお話) 環境問題が騒がれる中、各社の次世代環境対策車の開発競争もしのぎを削る時代となりました。 ここにとある国会議員がいました。 彼は環境対策には随分熱心で、CO2問題を解決するには皆が環境対策車に乗るべきだとの考えを持っていました。 ある日彼はトヨタの海外工場を視察し、そこで熱心に開発や製造に取り組む人々の姿を見て、いたく感銘を受けました。 彼は以前からトヨタプリウスに乗っていました。彼は、皆がこの車に乗ればいいのにと思いました。 そこで彼は、自分のサイトでトヨタプリウスの宣伝を始めました。 プリウスの試乗会には足しげく通い、来る人来る人にその優秀さを宣伝しました。 そしてとうとう、自らのサイトにプリウスのパンフまで載せてしまいました。 これはあくまで私が創作した架空のお話です。もちろんこんな議員さんはおりません。 国会議員には「政治倫理綱領」というものがあり、それは次のように定め