国民の平均寿命は、国民の健康度を推しはかる、重要な「めやす」のひとつである。日本人の平均寿命は、昭和初期には男女ともに50歳に達していなかったが、2008年の簡易生命表によると男性79.29歳、女性86.05歳と飛躍的に伸張した。図1に示した国々の間で比べると、女性は世界1位、男性は世界2位、男女平均で世界1位の長命であった。異論もあるだろうが、日本人の「平均寿命が世界一長い」ことから、日本人は「世界一健康」であるということができる。なお、「健康とは完全な肉体的、精神的及び社会的に安寧な状態であり、単に疾病または病弱ではないということではない」; "Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. "