アジア映画を対象にした映画賞「第9回アジア・フィルム・アワード」の授賞式が25日、マカオで行われ、女優の池脇千鶴(33)が出演作「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)で最優秀助演女優賞を受賞した。 「そこのみにて光輝く」は北海道函館市を舞台に過酷な人生を生きる人々を描き、池脇は情感あふれるヒロインを体当たりで演じた。受賞にあたり、「アジアのたくさんの素晴らしい作品や俳優さんたちがいる中で、私、すなわち『そこのみにて光輝く』を選んでくださって感謝しています。一緒に汗を流したみなさんに感謝です」とコメントした。 同アワードで最優秀助演女優賞を受賞した日本人は、13年の渡辺真起子(46)=「チチを撮りに」=以来。池脇は今回、「小さいおうち」の黒木華(25)と同賞を争った。(伊藤徳裕)
北海道新幹線開業を見据えた各地域間の情報共有を図る「青函圏・みなみ北海道連絡会議」(事務局・函館市)の第2回会議が25日、市役所で開かれた。公式サイト「みなみ北海道・青森イベントインフォメーション」を4月1日に正式に開設することを報告。函館、道南をはじめ、構成各地域の見どころやイベントに加えて周遊コースの紹介など、旅行者目線の情報を発信する。 同会議は渡島、桧山、胆振、日高、青森県の自治体が参画する広域組織を軸に1月に発足。新たに後志管内の3町で構成するニセコ観光圏事務局のニセコ町、青森県から下北地域のむつ市、奥津軽いまべつ駅所在地の今別町が加わり、構成する自治体は10市36町1村となった。函館市観光振興課の竹崎太人課長は「すべてが一体となるのは難しいが、(自治体同士の)組み合わせで新しい方向性を生むのではないか」と期待感を示した。 公式サイト(http://www.hokkaido-ao
郵船クルーズの豪華客船「飛鳥Ⅱ」(5万142㌧)が25日、函館港に寄港した。今シーズン1隻目のクルーズ船寄港で、港湾関係者らが歓迎。さまざまなオプショナルツアーが用意され、乗客らは同日夕方までの滞在中、市内近郊の観光を楽しんだ。 同船は2006年の就航から10年目を迎え、函館寄港は通算33回目。初代「飛鳥」時代から数えて80回目の節目となった。9月にも函館寄港を予定している。 JTBのチャータークルーズ「春の日本一周」として22日に名古屋、23日に横浜を出発。仙台を経由して函館入りし、京都、愛媛、宮崎に向かう。今回、函館から乗船可能な商品「函館市民クルーズ」が販売され、18人の申し込みがあったという。 船内でのセレモニーで、函館地区クルーズ振興協議会長の勝木正裕函館運輸支局長は「函館の多くの観光資源、魅力を出港まで存分に楽しんで」と歓迎。函館側から節目の寄港を記念し、北島三郎さんの名曲「函
【江差】ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320(乗客乗員計150人)がフランス南部で墜落した事故で、外務省は25日、搭乗者名簿に江差町出身の佐藤淳一さん(42)の名前が記載されていたと発表した。乗客乗員の生存は絶望視されており、同町在住の父、幸男さん(68)は「自慢の息子だった」と声を詰まらせた。幸男さんは27日にも現地を訪れる予定。 幸男さんによると、淳一さんは江差高校卒業後、室蘭工大、同大大学院で応用科学を専攻した後、東京の機械商社「西華産業」に入社。5年ほど前からドイツ・デュッセルドルフの現地法人に出向し、現在は支配人代行を務めている。現地でプラント開発など総合的な業務に携わっていたという。 関係者によると、25日午前8時すぎに、西華産業から江差の親族に連絡が入った。幸男さんは同日午後4時、江差土地改良区理事長としての用務で出張していた札幌から自宅に戻り、報道陣の
【佐井】開業まであと1年となった北海道新幹線を好機ととらえ、観光客を呼び込もうという動きが青函両地域で活発化している。函館と青森、弘前、八戸の4都市は連携を強化し、誘客に力を入れ始めた。青森県の下北地域でも開業への期待は大きく、観光素材の掘り起こしや周遊ルートの開発を急いでいる。人口2300人余りの小さな村、佐井村も開業に熱い視線を送り、誘客に向けた挑戦を続けている。 下北半島の西側に位置し、大間町に隣接する佐井村は、南北約30㌔に伸びる、漁業が基幹産業の小さな村だ。有名な景勝地の仏ヶ浦を抱えているが、観光資源は乏しく、訪れる観光客の数は年々減少している。 「20年ほど前は年間約20万人の観光客が訪れたが、近年はその半分の状況が続いている。むつ市の恐山に行った後に立ち寄るパターンが多く、どうしても通過型の観光になる」。観光協会の鹿嶋年男さんは村の観光の現状をこう語る。2010年12月に東北
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