◆第105回全国高校野球選手権記念南北海道大会第2日 ▽1回戦 札幌日大8―0函館工=7回コールド(17日、札幌円山) 函館工打線から、最後まで快音は生まれなかった。札幌日大の背番号「18」右腕・藤原雅久(3年)を攻略できず、内野ゴロや外野フライの連続。2回と5回に敵失で走者を出すも、沈黙を破る“一打”が続かなかった。 7回参考、無安打無得点で敗退。山本裕也監督(43)は「どんどん打ちにいった結果なので」としながらも、「ランナーが出なくて、(足を使った)うちの良さも出させてもらえなかった。(相手の)藤原くんが素晴らしい投球だった」と肩を落とした。 エースで主将の加藤あゆむ(3年)は3回にランニングソロを浴びるなど5回5失点(自責3)。「キャプテンとして『落ち着いて試合に入ろう』と回りに声をかけていたのに、自分が思い通りのピッチングをできず、踏ん張れなかった。気持ちの整理がつかない…」。涙を