名門・同志社大ラグビーはなぜ勝てなくなったのか 大学選手権3連覇から40年、直面する「格差」｜京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイト

「ミスターラグビー」こと平尾誠二さんら多くのスター選手を擁した同志社大ラグビー部。全国大学選手権で史上初の３連覇を達成してから４０年。黄金期の再来を待ち望むファンは少なくない。 関西大学リーグでは２０１５年を最後に優勝から遠ざかる。２３年は、１９６４年に現行の８チーム制になって以降初めて１勝もできず、最下位に沈む屈辱を味わった。同志社スポーツの象徴でもあったラグビー部に何が起こっているのか。なぜ、勝てなくなったのか。真相を探ってみたい。 低迷の理由については、ファンの間でもさまざま議論されている。インターネットの掲示板やＳＮＳでは過激な意見も飛び交うが、まずは正面から。ＯＢで監督経験もあるラグビー部副部長の中尾晃さん（５８）に見解を聞いた。 ■変化についていけてない 中尾さんは学生時代に主将を経験し、指導者としては２００３～１０年度と２４年度に監督を務めた。自身が学生だった頃に比べて、近年