text by 水本犬太郎(当時のいくつかのペンネームのひとつ) この原稿は、1997年に宝島社から出た、『別冊宝島 雑誌狂時代』のために書いたものです。なにかのたしになるかと思い、いちど放棄したサイトから掘り返しました。インターネット・アーカイブではこちらに格納されてます。 http://web.archive.org/web/20050212123342/http://www.big.or.jp/~solar/takarajima/visual.html 団塊世代の自己満足としての 硬派ジャーナリズム 『DAYS JAPAN』という雑誌を覚えているだろうか。80年代の終わりに鳴り物入りで創刊され、わずか一年で廃刊に追い込まれた、あの大判のビジュアル・ジャーナリズム誌を。 チェルノブイリ原発事故の衝撃の余韻冷めやらぬ1988年に講談社から創刊された『DAYS JAPAN』は、原発の危険性