作家・藤沢清造(七尾出身)墓の隣へ 五日に五十四歳で急逝した芥川賞作家の西村賢太さんの葬儀が十六日、七尾市小島町の西光寺であった。西村さんは七尾出身の作家藤沢清造(せいぞう)(一八八九〜一九三二年)に心酔し、寺の境内にある藤沢の墓の隣に生前墓を建てていた。十五日に寺に遺骨が届いたため高僧(こうそう)英淳住職(69)が葬儀を執り行い、藤沢の遠縁の藤沢外吉さん(76)と早すぎる死を悼んだ。 葬儀では高僧住職が読経し、外吉さんが手を合わせた。西村さんの随筆集「一私小説書きの弁」の叙述通り、本人が希望したたばこや乳酸飲料などを遺影と遺骨の前に供えた外吉さんは「この前まで元気やったが。俺の女房に土産までくれた。ありがとうな」と声を詰まらせ、「あんまり早すぎたね。俺より二十二も若い。思い出しては夜眠れなくなってしまった」と肩を落とした。高僧住職は十五日午後に東京の葬儀会社から遺骨が届き、すぐ葬儀の準備
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