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ブックマーク / www.nakanishiya.co.jp (37)

  • 円谷英二の卓越化 - 株式会社ナカニシヤ出版

    「特撮」はどのように生まれたのか? 円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか? 広く資料を渉猟しながら、ゴジラやウルトラマンの「生みの親」と呼ばれる円谷の「卓越化」の過程を問い、その社会的背景へと迫る! 円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか。これが書の中心となる問いである。[…]分析の俎上に載せられるエピソードのほとんどは、すでにファンのあいだではよく知られたものである。その意味で、書は円谷に関する新たな「事実」を提示するものではない。だが、視点が変われば同じ対象も異なって見える。ちょうど、特撮の映像が当の街並みに見えることもあれば、ミニチュアに見えることもあるように。それと同じく、書では周知の「事実」を社会学の視点から論じることで、そこに潜在する新たな意味を見出していきたい。(「まえがき」より) 真鍋公希(まなべ こうき) 1993年香川県生まれ。関西

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  • なぜあなたは国際誌に論文を掲載できないのか - 株式会社ナカニシヤ出版

    国際誌に論文を掲載したいあなたへ。 国際誌に論文が掲載されないのは、 英語力が足りないからでも、 努力が足りないからでもありません。 やり方を間違えていたからです。 全ての悩める研究者へ、 どんな学問分野にも通用する 秘訣を書で伝授します。 書の助言に従えば、必ず、国際誌に論文を掲載できます! ●著者紹介 加藤 司(かとう・つかさ) 関西学院大学文学研究科心理学専攻修了(心理学)博士 現在,東洋大学社会学部社会心理学科教授。 著者によるサポートページはこちら http://katolabo.web.fc2.com/support.html ■努力篇 第1部 努力の源泉を作る 1 努力し続ける精神的頑強さ 2 研究者としての誇り 3 凡人であることの認識 4 このままではダメだという危機感 5 目標の設定 6 それでも研究者になりますか 第2部 継続する努力 1 努力を習慣化する 2 無

    なぜあなたは国際誌に論文を掲載できないのか - 株式会社ナカニシヤ出版
  • ラボラトリー・ライフ - 株式会社ナカニシヤ出版

    アクターネットワーク理論の源流に迫る! 21世紀前半において最も注目される思想家の一人ブリュノ・ラトゥールと社会学者スティーヴ・ウールガーによるラボのエスノグラフィー第一世代の代表的研究にして、科学人類学・科学社会学における「古典」、待望の邦訳 囲碁のゲームは何もない盤面から始まり,盤面に一手ずつ石が置かれていく。置かれた石がチェスのように盤面を動くことはない。よって,最初の一手はほぼ完全に偶然的であるのだが,対局が進行するにつれて,どこにでも石を打つことはどんどんと容易ではなくなっていく。つまり,科学の闘争の場のように,前の手の結果が可能な次の手の組み合わせに変換されるのである。すべての手が同等に可能ではなくなるのだ。(「第6章 無秩序からの秩序の創造」より) ●著者紹介 ブリュノ・ラトゥール トゥール大学でPh. Dを取得。フランスのパリ国立高等鉱業学校イノベーション社会学センター教授

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  • その問いは誰のものか - 株式会社ナカニシヤ出版

    科学や科学教育は、どのように社会や集団の文化に縛られているのか。認知科学や社会文化研究の視点から実証的に解き明かし、ネイティブアメリカンやフェミニズムの世界観も取り入れたオルタナティブな科学への扉を開く。 ●著者紹介 ダグラス・L・メディン(Douglas Medin) ノースウェスタン大学教授(心理学、教育・社会政策学)。米国心理学会の会長賞、同学会の特別科学貢献賞など、数々の賞を受賞。 メーガン・バング(Megan Bang) ノースウェスタン大学教授(学習科学)(書出版時はワシントン大学教授)。先住民のオジブウェ族に自らのルーツを持つ。 ●訳者紹介 山田嘉徳(やまだ・よしのり) 1986年生まれ。関西大学大学院心理学研究科心理学専攻博士課程後期課程修了。博士(心理学)。大阪産業大学全学教育機構准教授。『大学卒業研究ゼミの質的研究――先輩・後輩関係がつくる学びの文化への状況的学習論か

    その問いは誰のものか - 株式会社ナカニシヤ出版
  • 「趣味に生きる」の文化論 - 株式会社ナカニシヤ出版

    なぜ人は、ほどほどに、あるいは真剣に趣味に生きてしまうのか? ボランティア・CATV・ランニング・バンドマン・演劇・アイドル・部活動・カラオケ・まちづくり……趣味として自分の好きなことに打ち込む人びとや、彼・彼女らを取り囲む趣味を維持する環境に注目し、趣味に生きる文化のあり方やそこでの葛藤を描きだす 「趣味に生きること」についてひとたびまじめに考えてみようとすると、実はたくさんの疑問がわいてくる。書『「趣味に生きる」の文化論』は、こうした疑問について考える材料を提示し、少しでも答えを出してみることを目的としている。自分の趣味をもっと楽しむにはどうしたらよいのか考えるために書の議論を活用してもらってもよいし、社会のなかで趣味をすることの意味を考えるための出発点としてもらってもよい。(「書の基的な視点」より) 執筆者紹介(*は編者) 宮入 恭平*(みやいり きょうへい) 社会学者/大学

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  • ベジタリアン哲学者の動物倫理入門 - 株式会社ナカニシヤ出版

    倫理は人間のためだけのものじゃない。畜産、動物実験、ペット、動物園、競馬、介助動物など、いま身近にある動物の境遇を倫理的に問いながら、「種差別」を乗り越え、人間をも対象に含み込む「動物倫理」の構築を目指す入門書。 ●著者紹介 浅野幸治(あさの・こうじ) 1961年 兵庫県に生まれる。 1984年 東北大学文学部卒業。 1989年  東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。 1997年  テキサス大学オースチン校大学院哲学科博士課程修了。 現在  豊田工業大学准教授。哲学博士(テキサス大学オースチン校)。専攻/哲学・倫理学 著書 『 因果・動物・所有──一ノ瀬哲学をめぐる対話』〔共著〕(武蔵野大学出版会,2020 年),『いまを生きるための倫理学』〔共著〕(丸善出版,2019 年),H・スタイナー『権利論──レフト・リバタリアニズム宣言』〔翻訳〕(新教出版社,2016 年),M・ヘ

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  • アニメの社会学 - 株式会社ナカニシヤ出版

    アニメについて社会学的な視点で考え、研究するために 多様なファン活動、アニメ産業の特性、それらを支える技術や制度、メディアといった多様な角度からアニメ研究と文化社会学の拡がりを捉え、両者の接続を試みる基論集 書は多様な課題について議論しながらアニメを社会学的に検討するために「娯楽」「産業」「技術・想像力」の結びつき方について検討する文化産業論的な試みである。こうした視点を通して、書ではアニメ研究と文化社会学的な研究双方の研究の拡がりと両者の接続を試みている。アニメ研究でも文化社会学でも、読者が研究を進め考えていくうえで書がその一助となることを望んでいる。(「序章」より) 執筆者紹介(*は編者) 永田大輔*(ながた だいすけ) 明星大学・二松学舎大学・日体育大学等非常勤講師 担当:Chapter 00,10 主著:「コンテンツ消費におけるオタク文化の独自性の形成過程」(『ソシオロジ

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  • 責任ある科学技術ガバナンス概論 - 株式会社ナカニシヤ出版

    よりよい科学技術・イノベーションのために 科学技術政策の現状と課題、科学技術研究と社会のコミュニケーション、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)と責任ある研究・イノベーション(RRI)など、「科学技術と社会」に関わるテーマを包括的に解説。 ◆書を教科書として使用していただく場合には、講義用のスライド等のデータをご提供できます。 ご希望の方は、こちらのお問い合わせフォームからご請求ください。 正誤表(第1刷) 誤字誤植の無いよう細心の注意をはらっておりますが、以下の点を修正していただけますようお願いいたします。 p.6 7行目 (小林 2012: 27-29)→(小林 2011a: 27-29) p.8 2行目 そしてアメリカの研究環境に大きな変化をもたらした展開が「バイ・ドール法」 →そしてアメリカの研究環境に大きな変化をもたらした展開が1980年に成立した「バイ・ドール法」 p.23 

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  • 人間〈改良〉の倫理学 - 株式会社ナカニシヤ出版

    あなたはヒトを〈改良〉しますか? 「最良の赤ちゃん」「救世主きょうだい」「大幅な寿命延長」……、人間を〈改良〉する7つの方法をめぐる、哲学者たちの主義主張を整理し、読者自身による倫理的決断への道を拓く。 ●著者紹介 マッティ・ハユリュ(Matti Hayry, 1956-) フィンランド・トゥルク出身。国際生命倫理学会(IAB)創立メンバーの一人。イギリス・ランカシャー大学およびフィンランド・クオピオ大学(現・東フィンランド大学)の哲学・道徳哲学教授となり,その後フィンランド・ヘルシンキ大学高度研究協議会の特任教授を務めるかたわら,イギリス・マンチェスター大学の生命倫理学・法哲学教授として教鞭をとる。現在はフィンランド・アールト大学の哲学教授。Cambridge Quarterly of HealthcareEthics 誌(イギリス)を中心に,生命倫理学や道徳哲学,政治哲学に関する論文を

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  • 社会問題の変容 - 株式会社ナカニシヤ出版

    「社会問題」の根源に迫るロベール・カステルの記念碑的大著、 待望の完訳 失業、労働条件の不安定化、新たな貧困、 そして「負の個人主義」と社会的紐帯の喪失がもたらす社会の分断。 これら今日の社会的危機の根源は何か。 賃金労働の軌跡を14世紀から捉え返し、賃金労働社会と「社会的なもの」の成立の過程、 そして福祉国家「以後」の現在の危機の根源を明らかにするロベール・カステルの主著、待望の完訳 現在の個人主義化のプロセスを通じてみられる矛盾は、このように深刻なものである。この矛盾が社会に突きつけているのは、みずからを統治不可能なものとしかねない分断化の恐れである。すなわち、社会的地位の安定ゆえに個人主義と自律を結びつけることのできる者を一方の極に、そして個人として存在することが手がかりの不在と保障の欠落とを意味してしまうがために、それを十字架として背負わなければならない者をもうひとつの極へと置く、

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  • 前田泰樹・西村ユミ著(2018)『遺伝学の知識と病いの語り──遺伝性疾患をこえて生きる』 - 株式会社ナカニシヤ出版

    遺伝性疾患をもつ人びとは、病いの経験や遺伝学の知識をどのように語り、共有したのか。社会学者と看護学者が質的研究を通して当事者の経験の語りに忠実に迫る。 書は、遺伝学的知識が、ある時代の社会にどのようなインパクトを与え、それに対して、関係する人びとがいかにそれを理解しつつ対応してきたのか、という人びとの方法の歴史を、経験者の言葉を丁寧に掬い上げることによってまとめたものである(「まえがき」より)。 ●著者紹介 前田 泰樹(まえだ ひろき) 立教大学社会学部社会学科教授。博士(社会学)。 単著に『心の文法―医療実践の社会学』(新曜社、2008年)、共編著に『概念分析の社会学2―実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版、2016年)など。 担当:序章・第一章・第二章・第五章・終章 西村 ユミ(にしむら ゆみ) 首都大学東京健康福祉学部看護学科教授。博士(看護学)。 単著に『看護実践の語り―言葉になら

    前田泰樹・西村ユミ著(2018)『遺伝学の知識と病いの語り──遺伝性疾患をこえて生きる』 - 株式会社ナカニシヤ出版
  • 入門数理マルクス経済学 - 株式会社ナカニシヤ出版

    マルクス経済学とは何だったのか。今後、何でありうるのか。現代経済学と比較対照しながら、マルクス経済学の現代的意義――所得分配の何が問題であり、どのような改善策があるのかという理論的問い――を平易に解説する。 ●著者紹介 山﨑好裕(やまざき よしひろ) 福岡大学教授(経済学部・大学院経済学研究科)。東京大学大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修了。『経済学の知恵』『おもしろ経済学史』『経済学オープンセサミ』(いずれもナカニシヤ出版)、他。 序章 マルクス経済学とは何であったのか 1 21世紀の資論 2 『資論』と経済学批判 3 搾取をどう考えるか 第1部 マルクス経済学のミクロ理論 第1章 搾取と利潤 1-1 小麦だけの経済 1-2 マルクスの基定理 1-3 たくさんの品物のある経済 1-4 たくさんの品物のある経済でのマルクスの基定理 第2章 搾取と階級 2-1 資産のある

    入門数理マルクス経済学 - 株式会社ナカニシヤ出版
  • 入門数理マルクス経済学 - 株式会社ナカニシヤ出版

    マルクス経済学とは何だったのか。今後、何でありうるのか。現代経済学と比較対照しながら、マルクス経済学の現代的意義――所得分配の何が問題であり、どのような改善策があるのかという理論的問い――を平易に解説する。 ●著者紹介 山﨑好裕(やまざき よしひろ) 福岡大学教授(経済学部・大学院経済学研究科)。東京大学大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修了。『経済学の知恵』『おもしろ経済学史』『経済学オープンセサミ』(いずれもナカニシヤ出版)、他。 序章 マルクス経済学とは何であったのか 1 21世紀の資論 2 『資論』と経済学批判 3 搾取をどう考えるか 第1部 マルクス経済学のミクロ理論 第1章 搾取と利潤 1-1 小麦だけの経済 1-2 マルクスの基定理 1-3 たくさんの品物のある経済 1-4 たくさんの品物のある経済でのマルクスの基定理 第2章 搾取と階級 2-1 資産のある

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  • なぜ、私たちは恋をして生きるのか - 株式会社ナカニシヤ出版

    いま日を生きる私たちのための恋愛の哲学 九鬼周造の『「いき」の構造』を手掛かりに、近代日における恋愛と自己の関係を探り、「恋」と「いき」の対比の先に、人を愛することの質をあぶり出す。いま日を生きる私たちのための恋愛の哲学。 【著者紹介】 宮野真生子(みやの・まきこ) 1977年 大阪府に生まれ、その後和歌山県で育つ。 2000年 京都大学文学部文学科卒業。 2007年 京都大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得満期退学。 現 在 福岡大学人文学部准教授。(日哲学史専攻) 著訳書 『「おのずから」と「みずから」のあわい』〔共著〕(東京大学出版会、2010年)、『技術と身体』〔共著〕(ミネルヴァ書房、2006年)、「死と実存協同――無常を超えて偶然を生きる」(『倫理学年報』第62集、2013年)、「九鬼周造の存在論理学」(『西日哲学年報』第19号、2011年、西日哲学会若手

    なぜ、私たちは恋をして生きるのか - 株式会社ナカニシヤ出版
  • 人と動物の関係を考える - 株式会社ナカニシヤ出版

    動物への配慮のある社会、人と動物の共生する社会、 アニマルウェルフェアを実現するためにはどうすればよいのか。 動物実験における倫理的福祉的配慮、畜産動物のウェルフェアレベルを上げる努力、自治体・動物愛護センターにおける愛玩動物の保護、野生動物をめぐる方的な課題、動物園における実践等、それぞれの現場からの報告と対話。 動物を愛するすべての人のために! ●著者紹介 打越綾子 成城大学法学部教授(行政学、地方自治論) 東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士号取得。環境省中央環境審議会動物愛護部会臨時委員、長野県環境審議会員など、動物や自然に関わる会議・地域活動に参加。『日の動物政策』(ナカニシヤ出版)ほか。 * 笠井憲雪 東北大学名誉教授・客員教授(実験動物学) 北海道大学医学部卒業、北海道大学大学院修士課程修了。 『現代実験動物学』(共編著、朝倉書店)ほか。 佐藤衆介 東北大

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  • メディア・レトリック論 - 株式会社ナカニシヤ出版

    コミュニケーションの実践が文化を生み出す コミュニケーションが「不可避」な社会において、私たちの文化を生成するコミュニケーションの力=レトリックを事例から検証する 「効果的な演説の技法」として古代ギリシャ・ローマで栄華を極めたレトリックは,紆余曲折を経て,現在ではコミュニケーション理論の礎となりました。この古くて新しいレトリックは,私たちが21世紀のメディア社会において文化を論じる際にも必ずや手助けとなってくれるはずです。(「まえがき」より) ●著者紹介(*は編者) 池田 理知子*(いけだ りちこ) 福岡女学院大学人文学部メディア・コミュニケーション学科教授 担当章:第1章 青沼 智*(あおぬ まさとる) 津田塾大学学芸学部英文学科教授 担当章:第2・4・6・7・13章 平野 順也*(ひらの じゅんや) 熊大学文学部コミュニケーション情報学科准教授 担当章:第3・5・8・13章 田島 慎

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  • 反「大学改革」論 - 株式会社ナカニシヤ出版

    これから大学はどうなっていくのだろうか。 今後の大学を担う若手研究者、若手大学教員たちが、なし崩し的に行われつつある大学改革の現状を批判的に検討することを通じ、より望ましい方向性を模索しながら、未来の展望を切り開こうとする問題提起の書。 かくして、いま大学教員は、「外」からの強制的な圧力と「内」からの懐疑のまなざしとのはざまで、日々、ある者は絶望交じりのため息と愚痴を漏らし、ある者は苦悩しながら夜中まで研究室で頭を抱えている。「僕たちはもうすぐ定年だからまだいいけど、君たちは当に大変だよ」。上の世代から、そんな声をかけられることも少なくない。しかし、たしかにそのとおりなのである。大学はいま、その理念や存在意義そのものが根的な問いなおしを迫られている。それを、日々の実践のなかで、もっとも切実に問わざるをえず、またぜひとも問わなければならないのは、たしかに、これからの大学を担っていく「若手

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  • 宇宙倫理学入門 - 株式会社ナカニシヤ出版

    宇宙開発は公的に行われるべきか、倫理的に許容されるスペース・コロニーとはどのようなものか、自律型宇宙探査ロボットは正当化できるか―― 宇宙開発のもたらす哲学的倫理的インパクトについて考察する、初の宇宙倫理学入門! ●著者紹介 稲葉振一郎(いなば・しんいちろう) 1963年東京都生まれ。明治学院大学社会学部社会学科教授(社会倫理学)。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学経済学部講師、助教授を経て、2005年より現職。著書に、『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(窓社)、『リベラリズムの存在証明』(紀伊國屋書店)、『経済学という教養』(ちくま文庫)、『オタクの遺伝子長谷川裕一・SFまんがの世界』(太田出版)、『「資」論 取引する身体/取引される身体』(ちくま新書)『モダンのクールダウン』『「公共性」論』(NTT出版)、『社会学入門〈多元化する時代〉をど

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  • 概念分析の社会学2 - 株式会社ナカニシヤ出版

    そこで何が行なわれているのか、それは如何にして可能なのか。社会生活における、多種多様な実践を編みあげる方法=概念を分析。より多様な対象の分析を、より多様な手段をもって行なう、エスノメソドロジー実践の書、第二弾! 特設ページはこちら ●著者紹介(執筆順,*印は編者) *浦野 茂(うらの・しげる) 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。社会学専攻。三重県立看護大学教授。 『概念分析の社会学――社会的経験と人間の科学』〔共編著〕(ナカニシヤ出版,2009年),「発達障害者のアイデンティティ」(『社会学評論』64(3), 2013年),「言いっぱなし聞きっぱなし――自閉スペクトラム症当事者による当事者研究における物語り」〔共著〕(『ナラティブとケア』第6号, 2015年),他。 〔担当〕 はじめに,第1章 *前田泰樹(まえだ・ひろき) 一橋大学大学院社会学研究科博士後期

    概念分析の社会学2 - 株式会社ナカニシヤ出版
  • 認知資本主義 - 株式会社ナカニシヤ出版

    生産と組織のフレキシブル化、金融化の進行、労働として動員される「生」 1960-70年代以降の激動がもたらしたポスト・フォーディズムは、非物質的なものをめぐって旋回する――Y・ムーリエ=ブータン、A・フマガッリ、C・ヴェルチェッローネ、C・マラッツィ、M・ラッツァラートらが論じる現代のグローバルな趨勢「認知資主義」を、様々な事例を取り上げ、政治経済学的な視角から分析。 資主義は葛藤や批判を糧にして変貌する。認知資主義は、一九六〇~七〇年代の社会変動、抵抗、多形的な欲望、新たな主体性に資主義が適応することから形成された。それが生産と組織のフレキシブル化、労働の人間化、個性的なライフスタイルの消費、等々である。進取の経営者はしだいに問題の性質を理解し、懐柔に転じる。カウンターカルチャーを通過した新世代の企業家たちもやがて頭角を現すことになる。しかしその適応は、ただの譲歩ではなかった。雇

    認知資本主義 - 株式会社ナカニシヤ出版