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ブックマーク / www.yuhikaku.co.jp (27)

  • 「シカゴ学派」の社会学 -- 都市研究と社会理論| 有斐閣

    アメリカ社会学はシカゴで生まれた。近代化による大都市の勃興,そこで生じた都市問題を解決すべく大学で組織された「社会調査の専門家」が,時代とともに盛衰を経て,独自の理論的発展をとげていく。学問のアイデンティティを問う,歴史的考察の深淵へ。 序 章 「シカゴ学派」の社会学 第1章 都市の発展とシカゴ社会学 1 シカゴの発展 2 シカゴ大学と社会学科 3 都市の成長とシカゴ社会学 第2章 黄金期のシカゴ社会学 1 ロバート・パークと「都市」 2 同心円地帯理論 3 シカゴ・モノグラフ 4 「生活様式としてのアーバニズム」 5 シカゴ社会学の黄昏 第3章 社会学のパラダイム転換──構造-機能主義・計量革命とシカゴ学派 1 構造-機能主義の台頭 2 計量革命 3 社会学の危機と「シカゴ学派」 第4章 都市社会学と社会理論Ⅰ──都市地域コミュニティとアーバニズム 1 都市生態学の発 2 地域コミュニテ

  • 社会倫理学講義| 有斐閣

    ロボット・AIとの共存,動物との権利闘争は,人間がいかなる存在なのかを私たち自身にあらためて突きつけている。哲学,そして倫理学はそうした多種多様な問いに応えるべく文明の歩みとともに長く議論を紡いできた。第一人者による,講義形式の,体系的な入門書。 ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* ※著者のウェブサイトにて,「第9回 政治哲学」より「現代戦争論」の抜粋と,戦争倫理学への補注が公開されています。 イラスト:Eika 第1回 倫理学とは何か? ──どのようなことが論じられるのか? 第2回 規範倫理学Ⅰ 功利主義 第3回 規範倫理学Ⅱ 権利論 第4回 規範倫理学Ⅲ 徳倫理学 第5回 メタ倫理学Ⅰ 表出主義 第6回 メタ倫理学Ⅱ 実在論 第7回 メタ倫理学Ⅲ 錯誤説と逆転説 第8回 現代倫理学のコンテクスト 第9回 政治哲学 第10回 応用倫理学Ⅰ 生命医療倫理学 第11回 応用倫理学Ⅱ 

  • 書斎の窓2019年9月号|有斐閣

    書斎の窓2019年9月号|有斐閣 : ActiBook Ver.6.0

  • 書斎の窓 2017年11月号 『はじめてのジェンダー論』の執筆を終えて 加藤秀一

    『はじめてのジェンダー論』は、ジェンダーという言葉ぐらいはかろうじて見聞きしたことがあり、漠然としたイメージも興味関心もあるが、しかし他人から説明しろと言われると困るといった読者のために、ジェンダー論――実質的にはジェンダーの社会学――のごくごく基的な概念装置やそれを使って見える現実社会のメカニズムについて解説するである。 書は特段の予備知識を要求しないまったくの「入門書」であり、また大学で1セメスター(2コマ)の授業で「教科書」ないしは副読として利用されることを想定・期待して書かれている。より具体的に言えば、想定された読者は筆者の務校である明治学院大学の2、3年生である。とは言っても全員ではない。かれらのうち、少なくともジェンダーにかかわる問題にそれなりの関心をもち、興味を惹かれた授業なら真面目に聴いてノートもとるような、そういう可能性をもった学生たちがターゲットだ。筆者の経験

  • 書斎の窓 2017年9月号 怪獣大戦争観戦記 ――『法哲学と法哲学の対話』を読んで 若松良樹

    1 怪獣大戦争 いつのことだったか、谷口功一さんから『法学教室』誌で 安藤さんと大屋さんの「怪獣大戦争」が連載されるという噂を聞いて、少なからず驚いた。というのも、お二人の議論はどちらも法哲学者にとってさえ難解をもって知られており、両者の論争を学修者を対象とする『法学教室』誌に連載することなど無理筋な話のように思われたからである。 ただし、安藤対大屋という法哲学の世界における大怪獣が対決する様子を観てみたいと思うのは人情であり、私自身も2度ばかりそのような対決を企画した。すなわち、『法哲学年報2011――功利主義ルネッサンス』(有斐閣)という法哲学の学会誌と、若松良樹編『功利主義の逆襲』(2017年、ナカニシヤ出版)という論文集である。 それらは、いわば玄人向けであり、映画にたとえるならば、ミニシアターや自主上映会でしかお目にかかれない代物である。これに対して、今回の企画は『法学教室』誌と

  • 合理的配慮 -- 対話を開く,対話が拓く| 有斐閣

    ※「在庫あり」の商品でも,各ネット書店で在庫がない場合がございます。その場合は,最寄りの書店に直接ご注文ください。 なお,hontoでは紙の書籍は購入できませんが,電子書籍を購入できます。 障害者基法,障害者差別解消法,障害者雇用促進法によって,障害者に対する「合理的配慮」が法制化された。この新しい概念は,障害分野を超えて「共生の技法」となる可能性を秘めている。その意義と課題を,法学・社会学・ジェンダー研究の視点で追究する。 ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* ◆書斎の窓の「自著を語る」コーナーにて,著者が書を紹介しています。 →記事を読む 序章 合理的配慮が開く問い 第1部 合理的配慮とは何か 第1章 権利条約における合理的配慮 第2章 差別解消法と雇用促進法における合理的配慮 第3章 合理的配慮とポジティブ・アクション:合理的配慮になりうるもの,なりえないもの 第2部 なぜ合理

  • 「社会学はどこからきて、どこへ行くのか? 第6回 他者の合理性の理解社会学」書斎の窓 | 有斐閣

    東京大学大学院情報学環教授 北田暁大〔Kitada Akihiro〕 龍谷大学社会学部教授 岸政彦〔Kishi Masahiko〕 北田 『同化と他者化』ってすごくオーソドックスななんですよ。ちゃんと背景をがっちり調べて、そしてインタビューで調査して、そこから導かれる理論的な知見を出して、ものすごい愚直な。愚直というか、近年まれに見る王道的なものなんですよね。そこでなされている作業っていうのが、僕にとってすごく面白かったですね。たとえば、まず一人ひとりの動機っていうのを書いちゃう。その動機が発生してくる背景も外在的だとか何とかと言われても、ちゃんと説明してやる、っていう気概のすごく直球なスタイル。そのなかでフィールドの実態を浮かび上がらせて、最後に理論的な知見を出す。すごく標準的なものに見えるんだけど、最近そういうのってなかったんですよね。少なくとも、僕はそう思っています。ここで採られ

  • 北田暁大&岸 政彦「(連載・対談)社会学はどこからきて、どこへ行くのか?:第2回 社会調査と社会学の変貌」 - 書斎の窓 | 有斐閣

    東京大学大学院情報学環教授 北田暁大〔Kitada Akihiro〕 龍谷大学社会学部准教授 岸政彦〔Kishi Masahiko〕 岸 こないだ僕の大阪の研究会に北田さんが来てくれて、こんな話になりました。たとえば「社会意識」っていうときに、ものすごく全然違う2つのものを一緒に社会意識って呼んでて、1つは見田宗介の『まなざしの地獄』とかが代表です。あれは極端な例から、同時代の集合的な「社会意識」というもののあり方を抽出して、で、こうなる! みたいな。それが社会意識論って言われていた。 でも、じつは社会意識論って、同じ言葉で同じ授業で、ほとんどの大学でされているのは、社会心理学者がゴリゴリの計量でやってるやつだったりします。それも社会意識論って言われていて、たとえば、ケガレ意識が強い人ほど部落差別をする人が多い、みたいな感じのクロス集計、回帰分析をひたすらやっている。じつは量からいえば、そ

  • https://www.yuhikaku.co.jp/static_files/hougaku/pdf/2015naiyou.pdf

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  • 北田暁大・岸 政彦「社会学はどこからきて,どこへ行くのか?:第1回 1990年代の「社会学」」 - 連載・対談 - 書斎の窓 | 有斐閣

    東京大学大学院情報学環教授 北田暁大〔Kitada Akihiro〕 龍谷大学社会学部准教授 岸政彦〔Kishi Masahiko〕 岸 この対談は、「社会学はどこからきて、どこへ行くのか?」というテーマで進めたいと思います。社会学の現状を、研究環境や研究動向から、おおまかに捉えて、もういちど考えようと思っています。まず簡単に自己紹介から始めます。僕は2年前に、戦後の沖縄のことを論じた『同化と他者化――戦後沖縄の土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)というを出版して、そのあと『街の人生』(勁草書房、2014年)という、生活史のインタビューをそのまま載せたを書いていますが、を書くようになったのはこの2年くらいです。このあとも何冊か、順次出ることになっています。北田さんは、僕から見ると若いときから世に出ていた方で、1970年前後生まれの同世代のなかでは、燦然と輝くスターです(笑)

  • 市民社会と責任| 有斐閣

  • 書斎の窓 2015年5月号 新世代の専門的標準型教科書(『法哲学』) 松尾陽

    0 はじめに 批評とは、批評する対象との距離を確認することを通じて己の姿を見定めることである。法哲学を研究し、法哲学を講ずる評者が他の研究者の手による『法哲学』という教科書を評するときにも、ことは同じである。相手を評する言葉は同時に自らの反省を迫る。書評を通じて、自らの反省を含めて法哲学教育の在り方を考え直してみたい。 書評対象の『法哲学』(以下、書)の執筆者は、三人とも昭和40年代生まれという気鋭の法哲学者である。書の特徴を一言でまとめれば、英米系の法哲学を主な素材として、法学部生を対象とした専門的で標準的な教科書である。これよりも大体10歳上の三人によって執筆され、有斐閣アルマシリーズの1冊として刊行された平野仁彦・亀洋・服部高宏『法哲学』の次世代となる教科書である。 1 さまざまな教育的配慮 法哲学の教科書には、標準型と個性型の2種類がある。個性型の教科書の場合には、論点の説

  • 環境社会学研究| 有斐閣

    環境社会学会/編 2014年12月発売 B5判並製 , 206ページ 定価 2,750円(体 2,500円) ISBN 978-4-641-29983-2 社会学 > 環境社会学 環境 > 環境社会学 【巻頭エッセイ】 鬼頭秀一 【特 集】 環境社会学のブレイクスルー 環境社会学のブレイクスルー─言説の統治を超えて(池田寛二) 黒子の環境社会学─地域実践,国家政策,国際条約をつなぐ(井上 真) 想起によるレジリエンス概念の再構成について(大塚善樹) 風評被害のポリティクス─名づけの〈傲慢さ〉をめぐって(三浦耕吉郎) 生に「よりそう」─環境社会学の方法論とサステイナビリティ(福永真弓) 【論 文】 日の気候変動政策ネットワークの基構造─三極構造としての団体サポート関係と気候変動政策の関連(佐藤圭一) コミュニティビジネスにおける非経済的活動の意味 ─滋賀県高島市針江集落における水資源を

  • 56 [ Jurist ]April 2014 / Number 1465  由緒ある法律専門誌ジュリストの連載のタイ トルが,こともあろうに「なう。1)」とはけし からん! わしゃもう読まんぞ! そもそも 「なう。」とは�

  • スケープゴーティング -- 誰が,なぜ「やり玉」に挙げられるのか| 有斐閣

    大きな事故や災害があった際に,特定の個人や集団・組織,システム,国・政府,社会・文化が次々と「やり玉」に挙げられ,強い非難を受ける。そのメカニズムはいかなるものか,マスメディア報道はどのように影響するのかを,実証研究から包括的に解明する。 序章 スケープゴーティングとは 第1部 スケープゴーティング=「やり玉」現象とは何だろうか 第1章 スケープゴーティングの心理─そのメカニズムを探る 第2章 誰がスケープゴートになるのか─原因・責任帰属のプロセス 第3章 スティグマ化と非難・責任追及 第4章 言葉によるレッテル貼り 第2部 非難報道に見るスケープゴーティング 第5章 事故報道でのスケープゴーティング 第6章 感染症報道でのスケープゴーティング 第7章 東日大震災報道でのスケープゴーティング─ブログの「不謹慎」記事の分析から 第8章 帰属過程としてのスケープゴーティング─2つの事例分析か

  • 先行研究を読むとはいかなる営みなのか ――大学院新入生への1つのアドバイス(下) - 書斎の窓 | 有斐閣

    5.どのように読むのか(3) ――読後の吟味 文献を読み終わったあとは、すぐに次の文献に移るのではなく、吟味する時間をとるべきである。勉強不足を痛感している真面目な人ほど、読まなければならない大量の文献のことが頭にあるため、次の文献に早速、取りかかろうとするだろう。しかし、少し時間を割いて吟味の時間をとることで、その文献の読みは数倍深くなる。時間対効果を考えると間違いなくお勧めである。学習において予習・復習が重要であることは何度も耳にしてきたことと思うが、先行研究を読むにあたっても、文献選びという予習と読後の吟味という復習が大事なのである。 吟味をする際に重要なのは、文献を見返さずに自分の頭の中でその文献について振り返ることである。そこでまず行うべきは、文献の骨組みだけをもう1度取り出すことである。因果推論を行っている研究ならば、何が従属変数(被説明変数)で何が独立変数(説明変数)だったの

  • 法哲学| 有斐閣

    ※「在庫あり」の商品でも,各ネット書店で在庫がない場合がございます。その場合は,最寄りの書店に直接ご注文ください。 なお,hontoでは紙の書籍は購入できませんが,電子書籍を購入できます。 「わかりやすく,おもしろい教科書」--謳うのは簡単,でもそれがいちばん難しい--だからこそ,挑戦しました。「そうか!」という瞬間が書には必ずあります。なぜならあなたと一緒に徹底的に考えるから。わからないことほど楽しい,そんな知の世界へ飛び込みましょう。 ◆法学教室の「Book Information」コーナーにおいて,編集担当者が書を紹介!!  →記事を読む ※電子書籍配信中!*電子書籍版を見る* 第1部 正義論 Chapter 01 功利主義 Chapter 02 正 義 Chapter 03 自 由 Chapter 04 平 等 Chapter 05 権 利 Chapter 06 正義論の最前線

  • 書斎の窓 2014年7月号 経済学とその周辺②経済学と実験 奥野正寛

    経済学を最初に習ったとき、さんざん聞かされたことがある。それは、経済学は社会科学の中でもきわめて論理的で、数学を多用する科学的な学問である。ただ1つ残念なことに、自然科学と異なって、学問の対象が社会つまり人間なので、実験ができない。理論の正しさを確かめるためには、経済データを統計的に検証するしかない、という指摘である。 後になって知ったのだが、人間は「利己的で合理的に行動する」ことを頭から仮定していた経済学と違って、同じ社会科学でも心理学では、実際の人間行動を確かめるために昔から実験が多用され、実験心理学は心理学の中で重要な位置を占めている。ただ当時の経済学は、他の社会科学を馬鹿にしていて、心理学で実験が多用されていることを誰も教えてくれなかった。 経済学が心理学の実験を重視しないもう1つの理由は、経済学者が、当時の心理学の実験が当に実験と呼べるかどうか疑わしいと考えたこともある。心理学

  • 先行研究を読むとはいかなる営みなのか ――大学院新入生への1つのアドバイス(中) - 書斎の窓 | 有斐閣

    3.どのように読むのか(1)――先行研究は作品か科学の成果か それでは、1つ1つの文献をどのように読んでいくのかを考えよう。そこでまず問題となるのは、先行研究を執筆した人の作品としてとらえるのか、それとも科学の成果としてとらえるのかという点である。古典を読むべきか、それとも古典については教科書を読めばそれで足りるのか。あるいは、文献の解釈は読み手の自由であり多くの解釈を引き出すような文献が望ましいのか、それとも読み手によって解釈が異なることは望ましくないと考えるのか。さらに、その文献はその筆者でなければ書けないものだと考えるのか、そうではないと考えるのか。これらの一連の問いは、いずれもこの問題にかかわるものである。 先行研究を科学の成果と考えるのであれば、最新の成果を知ることが重要であり、古典を読む必要はない。現在、生物学の研究を進める上で、ダーウィンの『種の起源』を読む必要はもはやないが