ストーブの燃料に使う木質ペレットを製造、販売している兵庫県豊岡市城崎町来日の建築業「川中建築」が、アウトドア向けグリルコンロ「ペレ炉」を製作し、5月から販売を始める。建築端材などを粉砕・圧縮して作る木質ペレットを燃料にしているため、木材の有効活用につながるといい、「環境に優しいペレ炉で、野外での調理を楽しんでほしい」とPRしている。(秋山亮太) ペレ炉は持ち運びできる大きさだが、石窯さながらの高温でピザなどを焼くこともできる。天板が平らなため、湯沸かしやフライパン調理なども可能だ。 川中建築は建築業の傍ら、5年前から木質ペレットの自社製造を始めた。販売量は徐々に伸びているが、ペレットストーブの価格は一般的な暖房器具と比べると高額で、認知度も低いのが現状という。そこで、ペレットの活用の幅を広げるため、近年人気が高まっているアウトドアに着目。持ち運びできる個人用のグリルコンロを開発した。 ペレ