朱雀高が来春入学する1年生から導入する制服。同高は全日制府立高で唯一、私服通学を続けてきた(京都市中京区・同高) 京都府内の全日制府立高で唯一、生徒が私服通学している朱雀高(京都市中京区)が、来春入学の1年生から制服を導入する。中学生の保護者や卒業生らから「制服がある方が統一感があっていい」といった意見があったためだ。府内ではかつて私服通学が広まった時期もあったが、今では多くが制服を取り入れており、生徒からは消えゆく京都の学校文化を惜しむ声がある。 朱雀高では、受験生が志望校を選べる単独選抜入試が2014年に導入されて以降、志願者数が低迷していた。中学生の保護者や中学校の教職員、卒業生から制服を望む声も寄せられていたため、来年4月の普通科のコース改編など学校改革に合わせ、昨夏から制服導入の議論を始めた。 生徒や教員の一部からは「朱雀で積み上げてきたことを捨てることにならないか」「私服通学だ