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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (13)

  • ノーベル賞間違いなし、日本発「準結晶超伝導転移」 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などが達成した大業績 | JBpress (ジェイビープレス)

    「Discovery of Superconductivity in Quasicrystal」。日語なら「準結晶中での超伝導状態の発見」とでも訳しましょうか。 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などのグループが達成した、人類史的な価値をもつ大業績と思います、 一定の確率でノーベル賞が出て不思議ではない驚くべき成果ですが、ことさらに大メディアが騒ぎ立てたりすることはありませんでした。 まあ、記事の編集担当デスクが理解できなければ仕方のない、いつものことですが、今回はこの「準結晶の超伝導」の何が凄いのか、簡単に解説してみたいと思います。 準結晶とは何か? まず最初に「準結晶(Quasicrystal)」とは何か、から話を始めなければなりません。ワープロに「じゅんけっしょう」と入力すると「準決勝」と変換される程度に、世間にはほとんど知られていない物質の形態と思います。 原子

    ノーベル賞間違いなし、日本発「準結晶超伝導転移」 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などが達成した大業績 | JBpress (ジェイビープレス)
  • ノーベル化学賞:「二重らせん構造」ではないDNA 生物の構造を生きたまま見られるようにした「クライオ電子顕微鏡」 | JBpress (ジェイビープレス)

    2017年のノーベル化学賞を受賞した(左から)ジャック・デュボシェ氏、ヨアヒム・フランク氏、リチャード・ヘンダーソン氏(2017年10月4日撮影)。(c)AFP/Jonathan NACKSTRAND〔AFPBB News〕 2017年度のノーベル物理学賞、化学賞が出ました。物理は大方の予想通り重力波、基的な業績を挙げられたパイオニアの表彰、これについてはJBpressでも専門家である小谷太郎博士の解説などが出ると思います。 稿では今年のノーベル化学賞について、やはり分かりやすい切り口からスケッチしてみたいと思います。 どことは言いませんが新聞の見出しで「ノーベル化学賞 欧米の3氏へ」というヘッドラインを見かけました。意味ないですね。 「日からの受賞が何年連続であったけど・・・」といったことしかデスクの興味がないのでしょう。予定稿を準備した記者も災難です。 私は大学外交の担当者として

    fujimon76
    fujimon76 2017/10/06
    化学賞の良い説明。
  • 米国から恐れられた日本のIT技術、AIの死角に着目 世界をリードする東京大学は「知の死角」とどう向き合っているか | JBpress (ジェイビープレス)

    クラウドコンピューティングとビッグデータが北京に集結。写真は中国インターネット大会で展示された世界最速の電気自動車。7.1秒で速度200キロに達することができ、最高時速は323キロ(2017年7月12日撮影)。(c)CNS/陳暁根 〔AFPBB News〕 報道でAIとかIoTといった文字を見ない日はほとんどありません。いったい今回の「AIブーム」何が特徴的で何に気をつける必要があるか、もっと質をついた解説があってもよいように思います。 そこで、私たち東京大学のグループが「知の死角」と呼んでいる問題に照準を合わせ、どのような対策が有効化を検討してみたいと思います。 初めに、五神真総長の言葉を引用して、ポイントを抜き出してみたいと思います。 ブラックボックスAIの恐怖 「近年AI技術の中で注目されている機械学習や深層学習の相当部分は、ベイズ統計という確率統計理論に依拠したもので、従来の技術

  • 脳梗塞患者に朗報、画期的治療法にメド 兄弟で起業したベンチャーが世界最小径の治療デバイス開発中 | JBpress (ジェイビープレス)

    脳梗塞は、脳血管に血栓がつまり血流が阻害され、脳に酸素や栄養が行き届かなくなって、自律的な機能に支障をきたす病気。発症してから間もない急性期の脳梗塞治療は一刻を争う。 一般的には、半身不随などの身体麻痺になり、リハビリや回復に専念する姿を思い浮かべるのではないだろうか。突然襲いかかるこの病気により、毎年約6万5000人が命を落としている。 脳梗塞の治療デバイス開発は、世界の医療機器メーカーが最先端の技術力でしのぎを削る。その中で、国内の医療機器ベンチャーが頭角を現した。 慶應義塾大学を卒業した兄弟、正林康宏さん(34歳)と正林和也さん(31歳)が2人で4年前に起業したバイオメディカルソリューションズだ。 従来品では困難だった末梢血管に詰まった血栓を除去する治療デバイスを開発している。弟の和也さんと開発早期から資金面と事業構想のアドバイスしてきたメドベンチャーパートナーズ社長の大下創さん(4

    脳梗塞患者に朗報、画期的治療法にメド 兄弟で起業したベンチャーが世界最小径の治療デバイス開発中 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 世界最先端を行く日本の科学技術がまた1つ登場 「量子テレポーテーション」で日本人にノーベル物理学賞の可能性大 | JBpress (ジェイビープレス)

    米航空宇宙局(NASA)の追跡・データ中継衛星(2017年6月23日公開、資料写真)。(c)AFP/NASA/HANDOUT〔AFPBB News〕 政局関連など、の目のようにクルクル変化するものの、率直に言って残る価値がほとんどない話題があまりにも多いので、それらに背を向け、最先端でありながら長く残る価値ある話題を取り上げましょう。 7月11日、国立情報通信研究機構(NICT)から、超小型衛星による量子情報通信の実験に成功したという発表がありました。 「量子情報通信」あるいは「量子コンピューター」「量子暗号」など量子と名のつく先端の話題がしばしば報道されますが、基礎を理解するのは必ずしも容易でなく、何が質的に新しいのか、あるいは強力なのか、ピンとこないことも少なくないように見受けます。 余談ですが17年ほど前、私は東京大学工学部で原子力工学科の3年生に「量子物性」を教える学内非常勤を

  • 人類が大捜索! 「地球外生命」発見計画が発動へ 「ハビタブルゾーン」の外には生命はいないのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    2017年2月に発表された赤色矮星「TRAPPIST-1」とその惑星系のイメージ。この惑星系には液体の水が存在する可能性がある。 (Image by NASA/JPL-Caltech) 2017年6月20日、ケプラー宇宙望遠鏡のチームが新たな惑星候補を219個発見したと発表しました。中には地球に似た日射量の岩石型惑星が10個含まれています。 宇宙生命の探査が着々と進行しています。よその惑星探査・宇宙生命探査の最新事情を紹介しましょう。 系外惑星を続々発見中! 止めどもなく突っ走る科学の進歩ですが、天文学・宇宙科学分野では、ここのところ特に目覚ましいのが「系外惑星」の探索です。 系外惑星とは、よその恒星を周回する惑星です。夜空を見上げると無数の星々、つまり恒星が輝いていますが、あれらを周回する惑星のことです。「私たちの太陽系の外の惑星」という意味で「系外」と呼ばれます。 (「系」のつく天文用

    人類が大捜索! 「地球外生命」発見計画が発動へ 「ハビタブルゾーン」の外には生命はいないのか? | JBpress (ジェイビープレス)
  • 驚異のオイラー・マクローリンの公式 Σと∫が現れる風景 Σの呪縛を解くシリーズ第5弾 | JBpress (ジェイビープレス)

    Σと∫ デザインの違い Σの呪縛を解くシリーズも第5弾。今回のテーマは「Σと∫が現れる風景」です。前回「アルキメデスの挑戦」では、曲線の面積を求めたアルキメデスのアイデアを紹介しました。 放物線の曲線部分を小さい三角形で分割し徐々に埋め尽くしていく方法で、最終的に三角形の面積の合計が無限級数の和として求められるというものです。アルキメデスの求積法は積分法の原風景でした。 紀元前3世紀のアルキメデスから千年以上の時を経て、17世紀に∫がライプニッツ(1646-1716)によってデザインされます。 記号Σと∫の由来はともに合計SumのSです。ギリシャ文字Σはsigma、積分記号∫はSを上下に伸ばした形です。 数の違いが記号の形に表れています。Σの変数は自然数1,2,3、…です。自然数が1ずつ大きく変化する様子は階段をイメージさせます。それがΣの直角部分とピッタリ。 ∫の変数は実数です。実数の特

    驚異のオイラー・マクローリンの公式 Σと∫が現れる風景 Σの呪縛を解くシリーズ第5弾 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 実験失敗と報じられた「こうのとり」6号機の真実 宇宙ステーションへの物資輸送、100%成功してるのは日本だけ | JBpress (ジェイビープレス)

    宇宙空間を15年以上飛び続ける人類の「宇宙の棲み処」、国際宇宙ステーション(International Space Station、略してISS)。そのISSが今や、日の宇宙船なしには存続しえなくなっている事実をご存知だろうか? その名は「こうのとり(HTV)」。無人の貨物船であり、ISSに住む宇宙飛行士たちに料、水などを届ける「宇宙生活の命綱」だ。現在、ISSへの物資輸送は米国2機、ロシア1機、そして「こうのとり」の4機が担っている。日以外の貨物船は最近、たびたび失敗しており100%成功しているのは、日だけ。 さらに「こうのとり」しか運べない荷物がある。それが「バッテリー」。ISSで使われてきた旧型バッテリーが老朽化し、バッテリーの交換はISSを今後も使い続けるための最重要課題だった。その大役が、100%の成功率と世界最大の輸送能力を誇る「こうのとり」に任された。 2016年12

    実験失敗と報じられた「こうのとり」6号機の真実 宇宙ステーションへの物資輸送、100%成功してるのは日本だけ | JBpress (ジェイビープレス)
    fujimon76
    fujimon76 2017/02/20
    これは知らなかった。デブリ除去は追加実験だったのか。
  • 物理学業界が大興奮した「熱機関の限界」発見 古典的なはずの熱力学に新たな法則が登場 | JBpress (ジェイビープレス)

    道路に大穴が開いたり、まさかの候補が当選したり、立て続けに世間を騒がす事件が続いていますが、そうなると地味で目立たない(失礼)科学ニュースは、派手な見出しの狭間に埋没してしまいます。 先日2016年10月31日、慶応大学において、理論物理学の重要な成果が記者発表されました。 ですが、「一般の熱エンジンの効率とスピードに関する原理的限界の発見」という、この難解な題は果たして日語なのでしょうか。さっぱり意味が分からないという反応が普通でしょう。よほど注意深く報道記事を追う人か、はじめからこの分野が大好きでたまらないマニアでもないと、どこが重要なのか認識できないでしょう。 けれどもこれは、熱力学・統計力学という古典的で正統的な理論物理学の分野でなされた、たいへん美しい鮮やかな成果なのです。物理学業界大興奮です。 アメリカの45代目大統領なんか1万年経てば誰も覚えていませんが、熱力学の法則は10

    物理学業界が大興奮した「熱機関の限界」発見 古典的なはずの熱力学に新たな法則が登場 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 大きな数の単位を作ってきた人類 メガ〇〇、ギガ〇〇、テラ〇〇ときて時代はペタへ | JBpress (ジェイビープレス)

    「メガ盛り」「ギガらく」など大きな量を大げさに表す表現にメガやギガといった数の単位が使われます(表)。 (*配信先のサイトでこの記事をお読みの方はこちらで記事の表をご覧いただけます。http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48053) 日語の単位は10000倍で変わるの対して、英語のそれは1000倍ごとにキロからメガ、メガからギガ、ギガからテラへと変わります。キロからヨタをSI接頭辞といいます。SIは国際単位系(The International System of Units)のことです。 英語の数の単位 このようなSI接頭辞ではなく、英語の中には大きな数を表す言葉がたくさんあります。 Thousand(サウザンド、千)、Million(ミリオン、百万)、Billion(ビリオン、十億)、Trillion(トリリオン、一兆)、Quadrillion(

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  • 空前絶後の高精度、日本のX線天文衛星がすごすぎる 30年来の期待を乗せて「ひとみ」が宇宙に飛び立った | JBpress (ジェイビープレス)

    先日、重力波検出のビッグニュースが世界を驚かせましたが、実はそれと前後して、もう1つの重大宇宙ニュースがこの日から発信されていました。研究者や天文・宇宙ファンのあいだでは、すでに大きな話題となっていましたが、一般的にはそれほど知られていないかもしれません。 2016年2月17日、種子島宇宙センターからH-IIA(「エイチツーエー」と読むと通に見られます)ロケット30号機が打ち上げられました。 H-IIAロケット30号機は、ペイロード(積荷)として搭載したX線天文衛星「ASTRO-H(アストロエイチ)」を、予定どおり高度574~575キロメートルの軌道に投入しました。 ASTRO-HはX線天文学の分野で世界最高の性能を持つ宇宙X線観測衛星です。これまでの100倍の感度を持ち、なんと80億光年先のブラックホールも観測することが可能です。今回、同時に3機の小型副衛星と8機の超小型衛星も軌道に投

    空前絶後の高精度、日本のX線天文衛星がすごすぎる 30年来の期待を乗せて「ひとみ」が宇宙に飛び立った | JBpress (ジェイビープレス)
  • 重力波の発見は数学のおかげだった アインシュタイン方程式~数学の絶大なる威力 | JBpress (ジェイビープレス)

    重力波直接「観測」がいかに偉業であるか。今回の米国のニュースからその興奮が伝わる。日におけるKAGRA計画(大型低温重力波望遠鏡計画)による重力波直接「観測」の期待が高まるばかりである。 稿では今から100年前の重力波「発見」の偉業を取り上げたい。それはアインシュタインの偉業にほかならない。重力波「発見」の現場は宇宙ではなかった。アインシュタインは自らデザインした「数式」の中から重力波という未知の存在を探り当てた。 重力波とは時空のさざ波である。よく使われる比喩であるが、もちろんこのことを当に理解した者にはこれは適切な表現であるが、そうでない者にとっては実はよく分からない表現である。 しょせん、時空という用語・言葉は「知っている」だけのことでしかない。時空および時空のさざ波~重力波はともに概念である。 概念は誰かによって概念たらしめられたがゆえに概念として存在する。時空および重力波の

    重力波の発見は数学のおかげだった アインシュタイン方程式~数学の絶大なる威力 | JBpress (ジェイビープレス)
  • インテルの新型メモリはイノベーションを起こすか? 新不揮発性メモリ「3D XPoint」がブレイクするための条件とは | JBpress (ジェイビープレス)

    謎のメモリ「3D XPoint」(スリーディー・クロスポイント) ここ数週間、半導体業界人が寄ると触ると噂話をするホットな話題がある。それは、7月末に、米インテルと米マイクロンが、「1989年のNANDフラッシュメモリ以来のブレイクスルー」と大々的に発表した不揮発性メモリ「3D XPoint」についてである。 両社によれば、その特徴は以下の通りである。 (1)アクセス時間はNANDの1000倍(数十ナノ秒) (2)書き換え可能回数もNANDの1000倍(約10の8乗回) (3)メモリセル密度はDRAMの10倍(128ギガビット) また、3D XPointの構造は図1のような2階建てとなっており、ワード線とビット線が交差する部分に「セレクタ」および「メモリセル」からなる柱をつくる。セレクタに印加する電圧によりメモリセルへの書き出しと読出しを行うため、トランジスタは不要となる。その結果、メモリ

    インテルの新型メモリはイノベーションを起こすか? 新不揮発性メモリ「3D XPoint」がブレイクするための条件とは | JBpress (ジェイビープレス)
    fujimon76
    fujimon76 2015/08/26
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