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ブックマーク / www.gqjapan.jp (20)

  • 2024年上半期、注目の芸術祭・アートフェアはこれだ!

    「ARTISTS' FAIR KYOTO (アーティスツ フェア キョウト)」は、歴史ある京都を舞台にしたアーティスト主導のアートフェアだ。次世代のアーティストが世に羽ばたくきっかけづくりとして、また来場者とアーティストとのコミュニケーションを生み出す場としてこれまでのアートフェアの枠組みを超えたフェアとして開催がスタートし、今年で7回目を迎える。 2024年のメイン会場は、今回初となる京都国立博物館 明治古都館と、例年、インダストリアルな空間で作品を演出する、京都新聞ビル地下1階となる。この趣のあるユニークヴェニューで、ペインティングからテクノロジーを駆使したインスタレーションまで、多種多様な表現手法の作品を展示・販売する。

    2024年上半期、注目の芸術祭・アートフェアはこれだ!
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    hyougen 2024/02/20
  • 映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花インタビュー──「物語で描かれる“現実の問題”から目を逸らさない」

    2021年の屋大賞を受賞した町田そのこのベストセラー小説『52ヘルツのクジラたち』が、成島出監督によって映画化。杉咲花は、家族に人生を搾取されてきた主人公、三島貴瑚(きこ)を演じる。性的マイノリティやヤングケアラー、ネグレクトなどの問題を扱う作について、杉咲が俳優として考えたこととは。3月号に掲載したインタビューのロングバージョンをお届けする。 作り手がどこまで現実を背負うか。これは映画という表現をめぐる現在進行形の議題だろう。そして今回、杉咲花は全てを背負おうとしている。最新主演映画『52ヘルツのクジラたち』が内包するのは、ヤングケアラーやネグレクト、DVといった社会に潜む問題、そしてトランスジェンダーの人々に対する差別や偏見など。搾取や他者からの支配を経験し、言葉や身体の暴力にさらされた人々が傷つきながらも寄り添おうとする姿を映し出す作を、彼女は現実と隔絶した物語として提示しない

    映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花インタビュー──「物語で描かれる“現実の問題”から目を逸らさない」
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    hyougen 2024/02/06
  • アートはどう買えばいい? これから始める人のためのガイド【前編】──全体像を把握しよう

    村上隆の作品を狙う人もZoomに映る背景を充実させたい人も、アートの世界に入るなら今がチャンスだ。このガイドを読んで飛び込んでみよう。 アートの世界は“無法地帯”TikTokで人気のKAWSによる『シンプソンズ』モチーフのグラフィックに仮想通貨で財を成した新興富裕層が入札し、出所の怪しいダ・ヴィンチの絵画にサウジ王族が多額の金をつぎ込む。マイアミから香港まで、アートフェアにはレオナルド・ディカプリオやファレル・ウィリアムスといった有名スターが(オリガルヒやシャンパン目的の人たちに交ざって)参加する。その一方でアーティストたちは、不況の瀬戸際にある経済のなか、毎秒のように新しいテクノロジーの洗礼を受けるクリエイティブシーンで作品をつくり続ける、という不可能なタスクに直面している。 新規参入者にとっては難しい局面に思える。だがここ数年、ギャラリーやアートフェア、オークションがデジタル化したこと

    アートはどう買えばいい? これから始める人のためのガイド【前編】──全体像を把握しよう
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    hyougen 2023/11/11
  • ドキュメンタリー映画『アアルト』を、建築家・田根剛が語る──巨匠の素顔と人間的な魅力

    多くの建築、デザインを現代に残すフィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルト。ドキュメンタリー映画『アアルト』の公開にあたって、建築家の田根剛がアアルトの建築思想の質、そして映画の魅力について語る。 「最近になって、アルヴァ・アアルトの偉大さを、改めて心の底から感じとることができるようになりました」 そう語るのは、パリを拠点に世界各国で建築プロジェクトを手がける建築家の田根剛だ。田根は20歳のときに、スウェーデンに留学。その後、ことあるごとに北欧の建築文化から多様なことを学んできたという。自身が経験を重ねるなかで、建築は建物の形状だけでなく、いかなる社会や環境のなかで人々が暮らしていくべきかをも提示するものであり、アアルトの建築には、世界を俯瞰する姿勢が宿ると話す。

    ドキュメンタリー映画『アアルト』を、建築家・田根剛が語る──巨匠の素顔と人間的な魅力
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    hyougen 2023/10/29
  • 映画『犬王』湯浅政明監督に訊く、オススメアニメーション4選

    ■『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』(1992年)「とても出来が良くて、キャラは可愛らしいし、小道具に至るまで、よく考えられていて、演出のお手のようです。クレイアニメだけどスピード感もありますし、美しい照明もあります」(湯浅) 作を含む「ウォレスとグルミット」シリーズや、「ひつじのショーン」シリーズで世界的に愛されているイギリスのアニメーター、ニック・パーク。シリーズ第2作めになる作は、1993年に英国アカデミー賞短編アニメ賞に選ばれている(第3作『危機一髪』も『ペンギンに気をつけろ!』の翌々年に同賞を受賞)。

    映画『犬王』湯浅政明監督に訊く、オススメアニメーション4選
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    hyougen 2022/05/31
  • アーティストが選ぶ、アートを考えるための映画10──ゆっきゅん編

    鉛筆1で革命をおこし、"自由"と"誇り"のシンボルになった20世紀もっとも偉大な芸術家の愛と栄光の物語。トウコ・ラークソネンは、フレディ・マーキュリーに大きな影響を与えたと言われている。 ゲイアートのパイオニアである「トム・オブ・フィンランド」ことトウコ・ラークソネンの生涯を描いた評伝映画です。フィンランドで同性愛が法律で禁止されていた時代に、帰還兵のトウコは、鍵をかけた部屋で男性の絵を描き続けていました。今よりももっと同性愛差別が激しかった時代に、誰に侮蔑されても彼は描かずにはいられなかった。自分にとって曲げられない表現は絶対に曲げなくていいはずだと、そう思わされます。

    アーティストが選ぶ、アートを考えるための映画10──ゆっきゅん編
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    hyougen 2022/05/01
  • 名作映画をめぐる連続講座『現代アートハウス入門』に濱口竜介、三宅唱、小田香、夏帆らが登壇!

    では“ミニシアター”の名で親しまれている〈アートハウス〉の名作映画を、豪華講師とゲストの解説付きで観られる機会だ。 名作映画の魅力を堪能する七夜!1月30日(土)から2月5日(金)まで、日の〈アートハウス〉の歴史を彩ってきた傑作映画を上映し、日を代表する映画作家とゲストがその作品の魅力を語るイベント「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」が開催される。北は宮城県(フォーラム仙台)から南は沖縄県(桜坂劇場)まで、作品が上映される劇場は全国で18館。映画の上映後は、東京・渋谷にあるユーロスペースをトークの舞台にして、その模様を各映画館のスクリーンに生中継するという試みだ。

    名作映画をめぐる連続講座『現代アートハウス入門』に濱口竜介、三宅唱、小田香、夏帆らが登壇!
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    hyougen 2021/01/23
  • あこがれのポストパンク・ヒロイン、自らの半生を綴る:『安アパートのディスコクイーン トレイシー・ソーン自伝』──「モダン・ウーマンをさがして」第10回

    知的で勇敢な女性の半生記 かつて私が10代だった頃、エヴリシング・バット・ザ・ガールは「おしゃれな先輩が好きな音楽」でした。だから最初は「自分より年上の人たちのもの」なんて印象を持っていたものだけれど、CDとレコード(そう、あの頃はCDとレコードだった)を1枚ずつ聴くうちに、そんなのもう関係なく大好きなバンドのひとつになりました。80年代から90年代、音の感触を時代にあわせて変えながらも、しみじみ美しい曲を奏で続けたトレイシー・ソーンとベン・ワットのふたり組は、今でも自分にとって特別な存在です。 さて、彼らの最後のアルバムがリリースされてからちょうど20年になる今年、トレイシー・ソーンが2013年に上梓した回顧録『安アパートのディスコクイーン』(原題:Bedsit Disco Queen: How I grew up and tried to be a pop star)が翻訳されました。

    あこがれのポストパンク・ヒロイン、自らの半生を綴る:『安アパートのディスコクイーン トレイシー・ソーン自伝』──「モダン・ウーマンをさがして」第10回
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    hyougen 2019/06/22
  • 「現代美術」よさらば

    2012年4月より約4カ月間、東京・青山のワタリウム美術館で行われたChim↑Pomキュレーションによる「ひっくりかえる展/Turning around」より。Photo by Jeremy Sutton-Hibbert/Getty Images 現代美術の堕落と、ひとつの時代の終わり。2018年11月22日、東京・天王洲のTERADA ART COMPLEX内に新しくオープンしたギャラリー「ANOMALY(アノマリー)」のオープニングレセプションは、そのようなことを感じさせる歴史的イベントであった。 プレスリリースが届きはじめたころから、ANOMALYのオープンには多くの注目が集まっていた。山現代、URANO、ハシモトアートオフィスという、国内の現代美術を牽引してきた3つのコマーシャル・ギャラリーが合併して立ち上げた新しいギャラリーであり、Chim↑Pomがオープニング展を務めるのだか

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    hyougen 2019/02/21
  • 演劇ライター・川添史子の「今年の収穫 2018」〜演劇篇〜

    演劇界の奇才、天野天街が脚と演出を手がけた糸操り人形劇『高丘親王航海記』は、今年観た中でもずば抜けて印象的。人形遣いが超絶技巧で長い細い糸を自在に操り、飛びきりチャーミングな人形たちが息遣いを感じさせながら繊細に動く様、大小約60体の人形やオブジェをたった8名で操っていく様子、はまるで魔法だった。原作は澁澤龍彦の小説。天竺を目指す壮大な夢幻譚が小さな人形たちによって紡がれ、蠱惑的な異国で起こる不思議な出来事、好奇心旺盛の親王がたたえた生への慈しみ、驚きの仕掛け……夢と現、押し寄せる万華鏡のような詩的風景に終演後は放心状態になった。 これを見事につくりあげた「ITOプロジェクト」は関西の劇団によって結成された糸操り芝居ユニットで、1作1作が多大な技術と労力で作り上げられるので寡作。これが実に10年以上ぶりの新作であった。ちなみにこの舞台は2019年、愛知での再演が決まったとか。ご興味のある

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    hyougen 2019/01/04
  • 美輪明宏、差別とのたたかい、そして 男らしさについて語る

    春にはエディット・ピアフのドラマティックな生涯を描いた舞台、2018美輪明宏版「愛の讃歌~エディット・ピアフ物語~」を、秋には名曲を「愛」をテーマとしたトークとともに楽しむ「美輪明宏の世界 ~愛の大売り出し2018~」を成功させた美輪明宏。私たちは「ライフタイム・アチーブメント」賞を献呈する。 聞き手・鈴木正文(GQ) 構成&文・今尾直樹 Photos: Maciej Kucia @ AVGVST 名誉都民になった 自民党の杉田水脈・衆議院議員による「LGBTには生産性がない」という『新潮45』への寄稿が発端となり、同議員のトンデモ主張が物議を醸したことは記憶に新しい。杉田自身は党内から賞賛され、『新潮45』が休刊に追い込まれた2018年は、美輪明宏に東京都から名誉都民の称号が贈られた年でもあった。顕彰の理由は、「戦後の日に『ジェンダー』を超えた生き方を示すとともに、長きにわたり舞台・映

    美輪明宏、差別とのたたかい、そして 男らしさについて語る
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    hyougen 2019/01/01
  • 朝井リョウ、“普通”を言葉にする小説家

    1980年以降に生まれた“ミレニアル世代”は、いま何をかんがえ、どんなふうに生きているのか。20人と4組の声を訊く第18回は、小説家の朝井リョウ。 文・Daisuke Yoshida 写真・HIROMASA 早稲田大学在学中に作家デビュー。現代に生きる若者をリアルに描いた『何者』で直木賞を受賞。 Q. 平成生まれとしては初めて直木賞を受賞し、「GQ MEN OF THE YEAR 2013」の一人に選ばれた時以来、誌には5年ぶりの登場となります。前回のインタビュー記事のタイトルは、「小説家であり続けるために」。当時は会社勤めもしており兼業作家として活動されていましたが、専業になられた今、心境は変わっていますか? A. 作家であり続けるために何をしなければいけないのか、と考えているのは今も同じです。私は常識を覆すような新しい価値観をぽんっと提示するんじゃなくて、みんなが生きている中で感じる

    朝井リョウ、“普通”を言葉にする小説家
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    hyougen 2018/12/17
  • 美術館が見てきた「理由なき反抗」──ワタリウム美術館・企画展

    渋谷区神宮前のワタリウム美術館(館長・和多利恵津子)で、4月7日から『理由なき反抗』展が開かれている。会期は7月29日まで。「第1章:レジスタンス」「第2章:デザイン革命」「第3章:理由なき反抗」という3章立ての構成で、第1章にはホワン・ヨンピンやジョン・ケージなど6人、第2章にはバックミンスター・フラーなど3人、第3章にはアンディ・ウォーホルやキース・ケリングなど6人、と計15人の作家がとりあげられ、全部でおよそ100点の作品が展示されている。 文・沖浦裕明(GQ)

    美術館が見てきた「理由なき反抗」──ワタリウム美術館・企画展
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    hyougen 2018/04/21
  • マイク・ケリーの“怪しい見世物小屋”が上陸──ワタリウム美術館で継続展開

    2012年に他界したアメリカの現代芸術家マイク・ケリーの展覧会「マイク・ケリー展 DAY IS DONE 自由のための見世物小屋」が、1月8日から3月31日まで東京・青山のワタリウム美術館で開催される。ぬいぐるみ作品で著名なかれの、インスタレーションとビジュアル作品にフォーカスした4つのタイトルで構成される内容だ。 文・沖浦裕明(GQ)

    マイク・ケリーの“怪しい見世物小屋”が上陸──ワタリウム美術館で継続展開
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    hyougen 2018/01/12
  • 詩人アレン・ギンズバーグの『HOWL』への“アンサーフォト”を目撃せよ

    第2次世界大戦終結10年後の1955年10月、急速な経済成長を遂げるアメリカで、若き詩人ギンズバーグがスクエアな背広を脱ぎ捨て、『HOWL(邦題:吠える)』を発表した。この詩はビートニクのバイブルとなり、刊行まもなく発売禁止(わいせつ罪)の憂き目にあいながらも、アメリカの若者の絶大な支持を得て、ヒッピームーブメントにつながる大転換を起こした。 「この詩文が震災後1年間、私の頭のなかで鳴りやまなかったんです」。写真家の堀清英は言う。「原始に帰り、人間として再出発すること。自然の摂理に則った考え、行動、に立ち返るべきだと思いました。ギンズバーグの詩は、人間性の原点への回帰をうながしてくれます。『HOWL』を読み直し、自分なりに写真でできることを考え始めました」 そうして浮かび上がったのは、「敗戦国」「放射能」「コミュニケーション」「政策」「メディアコントロール」といったアイディアだった。 「『

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  • 作家・川村元気インタビュー:「恋愛のない時代の恋愛小説を書きたかった」

    恋愛小説が好きな男はいない。というのは偏見が過ぎるだろうか。男もある程度の年齢になると、恋愛で苦々しい思いをしてきている。甘く、燃え上がるような恋愛ストーリーを追ううちに、自分の人生のさまざまなシーンが浮かんでしまう。だから男は恋愛小説が好きではないのだ(これも偏見かもしれないが、女性は切り替えが早いぶん、男ほど過去の恋愛を気にしないように思える)。 そんなことは百も承知で、川村元気は恋愛小説『四月になれば彼女は』(文藝春秋刊)をしたためたという。 「確かに恋愛小説って、身ぐるみはがされるようなところがありますよね。僕自身、この小説を書きながら自分自身をむきだしにしていっている感覚がありました」 そこまでの思いをしながらでも恋愛小説を書きたいと思ったのは、なぜなのだろうか? 「僕らはずっと男と女がいれば、恋愛関係が生まれると思って生きてきました。でも実際に周りを見渡すと、いつのまにか熱烈な

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    hyougen 2016/12/24
  • 「ディーゼル」創始者、レンツォ・ロッソにインタビュー──「ジーンズの天才」は日本に教わった

    ──ジーンズにハマりだしたのは? R:15歳のとき、1970年。パドヴァ(ヴェネト州)のファッション学校に通っていて、学校で製法を教わったので、母親のシンガー・ミシンを使ってベルボトムのジーンズをつくった。スーパー・スキニーで、インスピレーションはビートルズとかストーンズ。それが級友たちに大評判となり、それからは毎晩、友だちに頼まれたジーンズをつくっていた(註:当時、13500リラ=現在の約24ユーロで売ったといわれる)。1975年に大学(ヴェニス大学経済学部)に入ったけれど、在籍したのは数カ月だけ。のちにディーゼルとなる会社に生産部門のマネージャーとして就職したわけだ。 ──30年前に日進出したのは、なぜ? R:日に初めて来たのは35年前(1981年)で、目的はコレクションのインスピレーションを得ることだった。そのころすでに日は世界中のファッションのいいところを取り入れて、独自の

    「ディーゼル」創始者、レンツォ・ロッソにインタビュー──「ジーンズの天才」は日本に教わった
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    hyougen 2016/12/21
  • サー・ポール・スミスはなぜアートを愛するのか?

    「私は若い頃から、アートにはとても興味がありました」──インタビュー早々に、こう切り出したのはサー・ポール・スミス。ロンドンはコベント・ガーデンにあるオフィスの社長室での出来事だ。 そう耳にすると、即座にピンと張りつめた空気が脳内を駆け巡るのだが、写真のごとく「オトナのおもちゃ箱」と称したいほど楽しげなオーラが漂う。社長室はブランドの聖域とも言うべきアイディアの宝庫なのだ。

    サー・ポール・スミスはなぜアートを愛するのか?
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    hyougen 2016/07/03
  • 苔で描く「モス・グラフィティ」が世界中でブームに|ブックス & ミュージック & アート(本・書評)|GQ JAPAN

    スプレーを使いメッセージ性の強い落書きを描くグラフィティの世界にも、以前紹介したようなリバースグラフィティをはじめとし、エココンシャスなムーブメントが起きている。最新のエコグラフィティが苔を使った「モス・グラフィティ」だ。エアロゾールに含まれるメタノールなどは、人体に有害な物質であるということから、人にもストリートも優しい苔(モス)を使用した手法が生まれた。“グリーン・グラフィティ”や“エコ・グラフィティ”とも呼ばれるこの手法、“ゲリラガーデニング”や“フラワーゲリラ”というムーブメントの延長だと言われている。法的な所有者に見捨てられ荒れ地と化した土地などに、緑を植えミニチュアサイズの公演や花壇を再現する。NYのブルックリンのストリートに、苔でさまざまな動物や自然の様子を描いたアーティストMosstikaがその代表だ。世界中のグラフィティペインターがストリートで、その作品を発表しており注目

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    hyougen 2015/02/20
  • 21世紀における至高のSF映画ベスト20

    リュミエール兄弟が映画を発明してから約120年。先達が注ぎ込んできた技術の粋により、映画の表現方法は今も進化し続けている。21世紀に入り、さらにクオリティが高まったSF作品の中でも最高の20をRolling Stone誌が選出。 Text: Masako Iwasaki リュミエール兄弟が映画を発明してから約120年。この偉大な文化の器は、あらゆる時代においてその世相を映し出してきた。サイレントからドルビーデジタルへ、モノクロだった画面は今やリアリティ溢れる3Dへ——先達が注ぎ込んできた技術の粋により、映画の表現方法は今も進化し続けている。SF(サイエンス・フィクション)は、最もその恩恵に浴しているジャンルの1つだ。21世紀に入り、さらにクオリティが高まったSF作品の中でも最高の20をRolling Stone誌が選出した。 1位に選ばれた作品は「トゥモロー・ワールド」(2006・英米

    21世紀における至高のSF映画ベスト20
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