2024年7月31日、鹿島は2017年から開発を進めてきた、山岳トンネル自動化施工システム「A4CSEL for Tunnel」(クワッドアクセル・フォー・トンネル)の完成を発表した。 省人化、災害リスク低減、生産性アップを実現建設業界では「熟練技能者不足」、「高い労働災害の発生率」、「低い生産性」が課題となっている。今回鹿島建設が発表した「A4CSEL for Tunnel」では、こうした問題を解決すべく山岳トンネル工事の掘削作業を6つのステップ(①穿孔 ②装薬・発破 ③ずり出し ④アタリ取り ⑤吹付け⑥ロックボルト打設)に分け、各ステップで使用する重機を自動化し、それらを一元管理する次世代の建設システムとして設計されている。 山岳トンネル工事を6つのステップに分割し、それぞれの工程を自動化している 2017年の開発着手以降、2018年11月に模擬トンネルを試験フィールドとして、各重機の