NHK技研研究所は、放送技術に関する研究成果を一般公開する「技研公開2024」を、5月30日から6月2日の期間で開催する。一般公開に先立ち、メディア向けの先行体験会が開催され、4K・8K放送技術やボリュメトリック映像制作、ディフォーマブルディスプレイ、ホログラフィー撮影技術など、さまざまな技術が披露された。
昨日お知らせした通り、6月1日(木)〜4日(日)の4日間、東京・砧のNHK放送技術研究所で、恒例の「技研公開2023」が開催される。今年は「メディアを支え、未来を創る」というテーマの下、「イマーシブメディア」「人にやさしい包装サービス」「AIを活用した番組制作支援」といった研究成果が展示されている。以下では会場1Fの展示を中心に紹介する。 (1)Webベース放送メディア①視聴アプリケーション技術 ▲開発中のアプリをテレビにインストールした際のイメージ。このメニュー画面から見たいコンテンツを選べば、放送、配信の垣根を超えた視聴が可能 ここでは番組視聴方法についての提案が行われていた。ひと昔前はテレビといえば“放送”を受信するもので、番組選択もチャンネルを変えるだけだったが、最近は伝送経路も放送の他に配信(Web経由)が加わり、それらをどうやって簡単に選ぶかは、特に高齢者にとっては重要なテーマ
来る6月1日(木)より、NHK技術研究所が日夜行なっている研究の成果を披露する毎年恒例の「技研公開2023」がスタートする。今年のテーマは「メディアを支え、未来を創る」。ここでは、全21ブースの中からB1Fで展開される(5)~(14)、(N1)~(N4)の中から注目の展示を紹介したい。 (6)コンテンツ制作用400Mbps級ミリ波無線伝送技術 ▲右のパネルの右上にある球体が360度カメラ。その映像を下にある機材にて圧縮。球体のすぐ下にあるアンテナより送信。左のパネルの4つ並んだ四角いアンテナで受信。そこで受信した信号を光配線にて地下まで有線伝送して、表示する、というデモ 広帯域を確保しやすいミリ波を使って、大容量の伝送が求められる360度コンテンツ制作に役立つ大容量の無線伝送技術の研究展示。デモでは、400Mbpsもの帯域が必要となる360度コンテンツを、破綻なく伝送できていた。昨年末の紅
HOME > ニュース > <NHK技研公開>ゴム基板を導入した伸縮可能なディスプレイ。高色純度量子ドットELのデバイスも展示
NHK放送技術研究所が最新の研究開発成果を一般公開するイベント「技研公開2023」が、6月1日から6月4日まで開催される。これに先立ち、本日5月30日にプレス向け公開が行われ、様々な最先端技術が披露された。本稿では、Web技術による放送通信融合技術やアクセシビリティー支援技術などを展開する「ユニーバサルサービス」の展示内容を紹介する。 ■新放送通信融合技術「Webベース放送メディア」のプロトタイプを開発 今回初披露となった「Webベース放送メディア」は、「人」「環境」「コンテンツ」をそれぞれ表すデータをWeb標準技術で連携させ、視聴者の嗜好や状況に応じてアプリや配信元を制御するという新たな放送通信融合技術だ。 同社は、昨今テレビ放送に加えて配信サービスなどコンテンツの視聴方法が多岐に渡っていると説明。これにより、特にお年寄りの方などがコンテンツごとに視聴方法を把握するのが難しいとして、この
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く