シンガポールで開かれるAPEC首脳会議に出席するため羽田空港を発つ鳩山由紀夫首相(左)。右は幸夫人=14午前、羽田空港(中鉢久美子撮影) 世間的にいえば、的中してうれしいのは馬券だったり、宝くじだったりするのでしょうが、的中して悲しいのは悪い予感です。 以前、産経新聞で連載している持ち回りコラム「フロム・エディター」という欄で「日米関係で嫌な予感がする」と書き、それが当たってしまいました。 嫌な予感は日米関係に暗雲が漂うのではないかというもので、鳩山由紀夫首相の発言の危うさを指摘したものでした。(参考までに文末に掲載させていただきます)。その鳩山さんは十四日、訪問先のシンガポールで同行記者団に対し、十三日に東京で行ったオバマ米大統領との会談合意をひっくり返すかのような発言をしてしまったのです。 米国の本音は分かりませんが、驚き、怒るというよりあきれているのではないでしょうか。 日米首脳会談