先日深夜のテレビで、マイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』を吹き替えで放映していた。 はじめのうちは、こんなドキュメンタリーの秀作を吹き替えでやるなんて、と馬鹿にしてみていたが、字幕で見ていたときには分からなかった部分も理解でき、結論としては見て良かった。 日本の声優陣の演技の質の高さをあらためて感じたというか、とくにチャールトン・ヘストンを演じた納谷悟郎が素晴らしかった。 全米銃協会の代表として、コロンバインなど悲劇の起きた土地にわざわざ出向いて大会を開き、「われわれは絶対に銃を手放さない」とスピーチするヘストンの愚かしい姿は、田母神の広島での講演を思い出させる。 ところでヘストンは、このインタビューを受けた後だと思うが、『マイ・ファーザー』という映画で、アウシュビッツで人体実験をしていて南米に逃げたメレンゲという医者を演じた。 http://d.hatena.ne.jp