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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (20)

  • 40歳定年制の法律的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「しゃくち」さんが紹介している、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-c658.html#comment-90903653 雇用流動化へ「40歳定年を」 政府が長期ビジョン 見出しがセンセーショナルですね でも確かに、そういう表現が出てきていますね。 http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120706/hokoku1.pdf さらに、企業内人材の新陳代謝を促す柔軟な雇用ルールを整備するとともに、教育・再教育の場を充実させ、勤労者だれもがいつでも学び直しができ、人生のさまざまなライフステージや環境に応じて、ふさわしい働き場所が得られるようにする。具体的には、定年制を廃し、有期の雇用契約を通じた労働移転の円滑化をはかるとともに、企業には、社員の再教育機会の保障義務を課すとい

    40歳定年制の法律的意味 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2012/07/07
    「余計なことをいうのではなく、単純に「定年制を廃止して、能力のある限り働けるようにしましょう」とだけ言っておれば良かったのではないか」
  • 福祉レジームの古代史的起源ふたたび - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    以前「_h_japan」さんのツイートをみて書いたエントリに http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-a7a0.html(福祉レジームの古代史的起源) こう反応していただいた上に、 http://twitter.com/#!/_h_japan/status/182522427161579520 濱口桂一郎さんが再びぼくのツイートに言及してくださっていました。いつも感謝です。この研究テーマは、その後もいろいろな方々のご意見を受けて、少しずつ改善中です。いつかまとまったかたちになればいいのですが、課題は多く、時間はかかりそうです。 北欧の福祉レジームについてこう連続ツイートされています。大変面白いので、そのまま引用させていただきます。 http://twitter.com/#!/_h_japan なお今のところ、北欧福祉レジ

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  • 労働組合兼従業員代表機関の逆説 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    関西方面のマスコミから、某地方自治体の職員団体問題について意見を聴きたいと、ある方を介して依頼があったのですが、お断りしました。それは、問題構造があまりにも複雑であって、それをきちんと理解して貰うことは絶望的に難しく、政治部的感覚で記事にまとめられたらどんな代物になるかわからないからなのです。 そもそもからいえば、ジョブ型労働社会の常識からすれば、企業の外側の存在であるはずの労働組合の事務所が企業の中にあること自体がおかしな話であり、その便宜を図ることは許されないことであり、現にジョブ型社会を前提とする日国の労働組合法も、「団体の運営のための経費の支出につき使用者の経理上の援助を受けるもの」は労働組合じゃない(第2条)とか、「労働組合の運営のための経費の支払いにつき経理上の援助を与えること」は不当労働行為である(第7条)と明記しています。 労働組合とは企業とは関係なく、労働者が企業の外側

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  • 労働のかたまりの誤謬@OECD - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日、厚労省の労働政策審議会で高齢者雇用の審議が始まったという記事について、 http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819481E3E0E2E19D8DE3E0E2EBE0E2E3E39797E3E2E2E2(政府、高齢者雇用の義務付け強化へ 企業の反発も) >厚生労働省は12日、厚生年金の支給開始年齢を段階的に引き上げるのに伴い、定年退職時に年金を受け取れない会社員が出る問題について、労使を交えて対応策の協議を始めた。企業に65歳までの再雇用を義務付ける現行の制度をより厳格にする案を軸に議論する。定年の延長の義務化は見送る方向だ。来年の通常国会に関連法案を提出する考えだが、コスト増につながるため、企業の反発は根強い。 経団連など使用者側、連合など労働者側、学識経験者それぞれの代表で構成する「労働政策審議会」の雇用対策基

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  • 松尾匡センセーの引っかけ問題に引っかかる人々 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾匡センセーが、立命館大学の可哀想な学生たちを引っかけて遊んでいる試験問題がこれですけど、 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/GakusiXam11.pdf >II 以下の(19)~(25)の人物の主張としてあてはまるものを、それに続く選択肢(1)~(4)の中から一つずつ選び、その記号をマークせよ。 「あてはまるもの」ですよ。 まずアダム・スミスです。 >⑲ スミス (1) 個々人の利己心を追う競争によって、努力をした者が豊かになり、怠けた者が貧しくなるようにすれば、みなが勤勉になって国が豊かになる。 (2) 政府の介入をなくして、競争で生産性が上がるようにすれば、貿易黒字が増えるので国が豊かになる。 (3) 自由貿易にして、産業を国際競争にさらせば、生産性の高い業者が生き残って国際競争力がつき、貿易黒字が増えるので国が豊かになる。 (4) 世の中の圧倒的多数である

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/08/19
    正直にいうなら、いっこ間違えたよ(^∀^)ノ
  • 「働くことを軸とする安心社会」にむけて@連合 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日の革マル派による批判の紹介と後先になってしまいましたが(笑)、連合のHPに正式に『「働くことを軸とする安心社会」にむけて~わが国が目指すべき社会像の提言~ 』がアップされました。 http://www.jtuc-rengo.or.jp/kurashi/anshin_shakai/index.html的な認識はきわめて的確であると思います。中身を一切抜きにした属性批判だけで生きていくことを決意したある種の方々はともかく、まともにこれからの労働社会のあり方を考えようという方は、是非じっくりと読んでいただきたいと思います。 >第一に、これまでの雇用保障は、男性正社員の雇用に焦点をあてたものであり、その所得でと子どもを養うことが想定されていた。税制や社会保障も同様であった。賃金や処遇をめぐる男女の格差が顕著な社会であった。 第二に、男性稼ぎ主は、多くが新卒採用でいったん就職すると、企業

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  • 大企業モデル判例法理の功罪 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ブラック企業がらみの話ですが、結局、長期間の裁判をやれるメンバーシップ型の大企業労働者が起こした裁判で自分も典型的にメンバーシップ型の中にいる裁判官が作り上げてきたもろもろの判例法理が、その基盤の希薄な中小零細企業の労働者に対していかなる(プラスとマイナス双方の)効果をもたらしてきたのか?という再検討が必要なのではないか、と思います。 大企業労働者にとっては「俺のいうこと聞けねえからクビ!」なんてあんまり現実的でないので、仕事がなくなってもクビにならない整理解雇4要件が大事。 それを経営上合理的なものとするために時間外労働や配転等における企業側の広範な人事権を認めてきたことは、(一部の反逆的労働者を除けば)大部分の大企業労働者にとってはあまり問題ではなかった。というか、コストとベネフィットの釣り合いがとれていた。 ところが、判例法理は別に「大企業に限る」なんて書いていない。およそ雇用契約は

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/10/12
    中小企業の解雇の乱暴さの原因を探る
  • 野川忍先生のついーと10連発 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか三流週刊誌のタイトルみたいですが、これはコピペする値打ちがあります。日の野川忍先生のついーと。 http://twitter.com/theophil21 >高度成長体制の亡霊(1)現代の労働問題の根源はどこにあるか。現在の企業社会における基的な雇用慣行は、高度成長期に確立した「長期雇用」「年功制賃金人事制度」「企業内労使関係」に淵源を持ち、それが成功体験と結びついているために脱皮できないことが、最大の原因の一つである。 >高度成長体制の亡霊(2) 高度成長期は、日も第二次産業が中心であり、IT化など存在しなかった工場では労働集約的な集団的労働が主流であった。熟練工が重要なな役割を果たし、企業への密着度がそのまま生産性の向上につながりえた。したがって、男性学卒労働者が貴重な担い手として重視された。 >高度成長体制の亡霊(3)つまり、この時期に男性は汗水流して朝から晩まで会社で

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/10/12
    経団連ってずっとこんな感じなのかなあ…orz
  • 「アルバイトは労働者に非ず」は全共闘の発想? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ブログでも何回か取り上げてきたすき家の「非労働者」的アルバイトの件ですが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_db8e.html(アルバイトは労働者に非ず) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-0c44.html(自営業者には残業代を払う必要はないはずなんですが) そのすき家を経営する「外一 ゼンショー」の小川賢太郎社長のインタビューが日経ビジネスに載っています。そのタイトルも「全共闘、港湾労働、そして牛丼」です。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100917/216295/ もしかしたら、このインタビューの中に、「アルバイトは労働者に非ず」という発想のよって来たるところ

    「アルバイトは労働者に非ず」は全共闘の発想? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/09/24
    かつては転向といわれていた現象。いま寧ろというかやはりありふれた何かなんだろうな‥
  • 金子良事さんの理解と誤解 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日のわたしのエントリに金子良事さんから再びコメントがされました。 http://ryojikaneko.blog78.fc2.com/blog-entry-178.html(大卒の就職が厳しいのは景気と労働市場の需給で説明できるんじゃないか) 始めに申し上げておくと、今までも何回か金子さんから指摘されたような気がしますが、 >私の理解では濱口先生は現実がそんなに劇的に変わらないことを織り込み済みで、それでも多少ベクトルを変えるために極端なことを主張する必要があるという極めてブラグマティックな立場なのだと思っています。 というのは、ある意味でその通りです。わたしが田先生のレリバンス論を繰り返し「活用」するのも、社会全体の方向付けと言うよりも、ある部分に関心を引きつけたいからであり、そここそ、まさに言葉の正確な意味での「マージナル」と呼ばれるような部分であるからです。 実をいうと、日の大

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  • 渋谷望『ミドルクラスを問いなおす-格差社会の盲点』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    戦後日の労働史から住宅問題、アメリカのノワール映画、シカゴ学派による軍事的暴力等々と、さまざまな道具立てを使った格差社会論ですが、正直な感想としては、いささか平板な左翼史観になっているのではないか、もう少し、「ミドルクラス化した労働者たち」の共同主観に踏みいった分析が必要なのではないか、というものでした。 いや、その萌芽はけっこうあちこちに書かれています。とりわけ、最後のコモンズ論は、うまく使えば前半の議論を立体化する最適の道具立てだったはずです。しかしながら、渋谷氏は、「第6章 コモンズを取り戻せ!-ミドルクラス社会からの離脱」というコンテクストでしかこれを使っていません。大変もったいない! 渋谷氏の「ミドルクラス化した労働者たち」のイメージは、ブルデューだのホガートだのといった舶来社会学に基づき、「出身階級から切り離され「ヤツラ」の側にいった者」であり、連帯を求めず孤立して出世競争に

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  • 年金世代の大いなる勘違い - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日スウェーデンで開かれた国際社会政策学会で報告してきた呉学殊さんと話していて、「たった5%の消費税を上げるのに猛反対するのが人気を博するような日はもう終わりかも」という話から、その理由として考えた話ですが、ちょうど「dongfang99の日記」というブログで書かれていた「年長世代の「小さな政府」志向」ともつながる話なので、簡単に。 http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20100725 >近年支持が高い政治家や政党に共通しているのは、ラディカルな「小さな政府」路線であることである。 >そしてさらに気になるのは、どうも年金生活に入っているような、質的にラディカルな改革を好まないはずの年長世代のほうが、こうした政治手法への支持がより高いらしいことである*1。年金・医療への関心の高さから言って、この世代が当の意味での「小さな政府」を望んでいるとはとても思えない

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/07/29
    このエントリには実感レベルでマジにうなづける。あと奇妙な我慢や質素倹約精神とエゴイズムが合体してさらにこじれている。
  • これでもかこれでもか ワーキングプア120連発 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    連合総研より、『ワーキングプアに関する連合・連合総研共同調査研究報告書Ⅰ―ケースレポート編― ~困難な時代を生きる120人の仕事と生活の経歴~』をお送りいただきました。 http://rengo-soken.or.jp/report_db/pub/detail.php?uid=208 ここに文と概要が載っていますので、是非ざっとでも目を通してみてください。ここには、現代日のもう一つの姿が、これでもか、これでもか、とばかりに120ケース連ねられています。 この報告書は、連合と連合総研が共同して行った働く貧困層への聞き取り調査120例のケースレポートです。もう一つ、アンケート調査も加えて分析した報告書は近日公表ということですが、この120ケース、一つ一つの事例が結構重いです。どれが、というのも難しいのですが、そうですね、最近の相撲部屋と暴力団の話題に引っかけてというわけでもないですが、調査

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  • 第4の原理「あそしえーしょん」なんて存在しない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    下の「冷たい福祉国家の幻想」のdojinさんのコメントがつきました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-a1fa.html このあたり、ちょっと筋道はずれますが、むかしブログのあるエントリのコメント欄で、(妙なイナゴ諸氏の乱舞するなかで)ちょっとやりとりしたことがあります。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_b2d6.html(構造改革ってなあに?) >いなば: あと、飯田君はご自分の経済政策論と労働・社会政策論をそんなに無理矢理対立関係におかれる必要はないと思います。 ぼく自身は『教養』では連帯指向の社会運動・社会政策にもっぱら「後衛」、マクロ経済的に言えばビルトインスタビライザーとしてのみ肯定的な位置づけを与え、好況期にはむしろ市場に

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/07/16
    「労働組合も社会保険も、もとはムラの助け合いの原理でしょう。それをもっとマクロ社会的に作動可能にするために、国家権力や市場メカニズムをどう組み合わせていったか、というのが社会政策の歴史であり、福祉国」
  • 日本の現存した社会主義 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    社会主義を論ずるときに、日の現存した社会主義が出てこないのはおかしい。 日社会は国家社会主義と自主管理社会主義という2種類の社会主義を経験している珍しい先進国なのに。 そして、その社会主義経験が、その崩壊後に形成されたケインジアン福祉国家風の体制のうちに明確に刻印されているのに。 まあ、国家社会主義の経験をファシズムと呼び、自主管理社会主義の経験を共産主義労働運動の暴走と呼んでいるうちは無理なのだが、 (追記) そして、それなるが故に、安倍官房長官の周りの雰囲気というのは、ある意味で(もちろんある意味でのみですが)細川非自民、村山社会党首班、橋6大改革、小泉・竹中構造改革内閣と繰り広げられてきた、日社会の社会主義的要素への攻撃=資主義反革命に対する国家社会主義文化大革命で「も」あるわけで(それをこの10年間明示的に示してきたのが西部ススム氏であるわけですが)。それを改革の張人へ

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  • 爆問学問 本田由紀 vs 太田光 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日のNHKのお笑い系教養番組なんですが、 http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/ >田中:すごく面白い先生だったね。何か強さともろさが同居した感じがあって。すごく可愛い面と、すごく怖い顔する時とあるので。人間としてすごく面白かった。 太田:途中で「ああ、小学生の時にこういう女の子ともめたなあ」って…。 田中:多分子どもの頃に、「太田君!」みたいに言われて、「ちゃんと掃除をやるのがルールでしょ!」とか怒られたりして、それでもめるみたいな…。そういうタイプですよね。だから当に、我々芸人とああいう東大の受験勉強をガーッとやっていた人というのが、多分すごく対照的。 太田:でも同じところもある。結局おれはあの先生はやっぱりすごくいいなと思ったのは、そうやって自分の経験から発想しているものだから、それが間違っていようが何だろうがいいと思う。その自分の傷ついた経

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  • 宮本太郎編『自由への問い 第2巻 社会保障』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ということで、順序が後先になってしまいましたが、その岩波書店の強力シリーズ『自由への問い』の中で、内容的に『労働』の巻と密接な関係にある『社会保障』の巻が、宮太郎先生の責任編集ということで先日刊行されております。 http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN978-4-00-028352-6 >新自由主義的な諸政策のもと,社会保障の抑制と信頼の衰退は社会に不安とリスクを増大させた.監視や安全保障によるセキュリティ強化から,人々のライフチャンスと自由を拡げる社会保障としてのセキュリティへの構造転換はいかに可能か.20世紀型の福祉国家の限界をふまえ,より広い合意にもとづく具体的な制度構想を探る. 目次は以下の通りです。 対論 セキュリティの構造転換へ 宮太郎・齋藤純一 I 【考察】社会保障理念の再構築 生活保障としての安全保障へ 山口

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  • 湯浅誠氏の正しいところと間違っているところ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    NHK「視点・論点」で昨年末の天皇誕生日に放送された湯浅誠氏の発言がアップされています。的確な事実認識と、制度に対するいささか不正確な判断が混在していますので、整理しておきたいと思います。 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/15457.html#more まず、的確な事実認識の方から。これは今まで繰り返し述べてきたことですが、 >たしかに昔から、不況期には非正規労働者が雇用の調整弁として使い捨てられてきました。そしてこれまでは、「家族を養わなければならない正社員とは違う」「非正規は地元に帰れば家族があり、生活基盤がある」「正社員はそれだけの仕事をしている」という理屈で、企業経営者によって正当化され、正社員も黙認してきました。 しかし近年明らかになってきたのは、放り出されているのが親がかりのフリーターや夫に十分な収入のある主婦パートばかりではなく、

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  • 朝青龍と労働法 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    誰か書くかなと思っていたら、弁護士の小倉さんと監督官出身社労士の北岡さんがさっそく朝青龍問題について書かれています。 http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2010/02/post-80f6.html(「他人に暴行を加えた」という理由で行う懲戒解雇の相当性) 小倉さんが引用する裁判例は大阪地裁昭和49年5月28日労働判例205号35頁で、 >右の申請人の暴行に至る動機、態様、労務委員会当時における会社側の結果の認識および前認定の申請人の酩酊の状況等から考えると、申請人の所為は、会社創立記念日の祝宴における所為としては全く相応しくない非常な行為であるとの非難を免れないが、しかし酒に酔ったうえでの行為であり、意図的に暴行を加えようとしたものとは認めがたく、かつその傷害の結果も偶発的なものと認められるから、申請人に対し、会社就業規則第七四条二号にい

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  • 他人の職業や待遇について「経営者目線」で批判することは回り回って労働者であるご自身に跳ね返ってくるというカラクリ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    machineryの日々」さんのブログで、「経営者天国」というエントリが書かれていて、大変興味深い記述がありました。そこで引用されているyellowbellさんの文章も併せて引用します。 http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-365.html >>「育休取るって、お前の仕事は誰がやるんだよー」なんて上長もよく見かけますが、そのために管理職の権限を持っているのです。上司には早いとこ休暇中の業務体制を示してもらって、休みまでに誠実に引き継ぎができるようにしなくてはいけません。もし「休んでいいけど、お前の代わりは自分で見つけて引き継ぎしとけよ。俺は知らんぞ」という上司がいるなら、その上司が部下への指揮命令を怠ったことになり、自分の義務を果たしていないことになります。その場合は、ちゃんとそれを指摘して、それでもわからない場合はさらにその上長に相談

    他人の職業や待遇について「経営者目線」で批判することは回り回って労働者であるご自身に跳ね返ってくるというカラクリ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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