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ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (3)

  • 「一般意志」とは何か - 過ぎ去ろうとしない過去

    紙屋研究所の紙屋氏が東浩紀の「一般意志2.0」をdisっているのだけれど、何か質を外している気がします。 ■架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20120306/1331001376 特に違和感をもったのが、「差異の総和」について書いている部分。 ――「差異の和」のくだりですね。 そうです。岩波文庫の桑原・前川訳の方で紹介します。 これらの特殊意志から、相殺しあう過不足をのぞくと、相違の総和として、一般意志がのこることになる。(岩波版p.47) この最後の部分「相違の総和として、一般意志がのこることになる」は、フランス語の原文では「reste pour somme des différences la volonté générale.」となるので、東訳よりも桑原・前川訳の方がいいと思いますね。 こ

    「一般意志」とは何か - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 柴村仁、見下ろす、落語 - 過ぎ去ろうとしない過去

    柴村仁が嫌いである。 いやまあ、人は「会えばいい人」なのかもしれないが、彼女の書いたものはことごとく嫌いなものが多い。 ぼくが読んだ限りにおいて、彼女の小説のスタイルについては次のような印象を持っている。つまり誰かが死んだこと、または何かが失われたことがまず強烈なインパクトとして存在していて、その事実を中心に物語が回っていく*1。『プシュケの涙』がまさに典型的だが、『我が家のお稲荷様』もそうで、あの話の構造は要するに死んだ母親の縁で胡散臭い奴らがわらわらやってきて、死んだ母親の話をして帰っていくというものだろう。死んだ母親が物語の中心にあって、ことあるごとに母親が死んでいるということが思い出さされるのだ。 それで、なぜそういった喪失を中心とした物語(くーきょなちゅうしん、とか言いたければ言えばいい)が嫌いかというと、そうした物語はたいてい「見下ろす視線」というものを構造として保有している

    柴村仁、見下ろす、落語 - 過ぎ去ろうとしない過去
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/05/08
    「経験上、少なくとも落語が好きな人には人間の不完全さ、胡散臭さ、おろかさ、のようなものを積極的に[見下ろして」いこうとする態度をとる人が多いと思っている。」←う~ん色んな意味で思い切った発言。びっくり
  • 人生いろいろ、BIもいろいろ - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/repon/20080507 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20080507/p1 月額20万のBIですか、大賛成。やりましょう。しかし病気になったり大学に行こうとしたりするとやはりきついので、ついでにぼくがあげた社会保障の充実もやりましょう。所得税60%ですか、素晴らしい。やりましょう。で、それをダンコーガイと議論するんでしたっけ。ダンコーガイが所得税60%に賛成するんですか。 ・・・笑わないね。 このことに関しては珍しくid:inumashさんが正しいことを言っていて、すなわち # 2008年05月07日 inumash inumash 社会 「再分配」を文字通り「金」で行うよりその分を「社会福祉制度の充実」に傾けたほうが費用対効果が良いよ、という話をしないと弾さんとかとは噛み合わなそうな印象。 なのです。しか

    人生いろいろ、BIもいろいろ - 過ぎ去ろうとしない過去
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2009/02/11
    「対立はBIと福祉の間にあるのではなくて、「正しくない人間」でも生きることができる制度と「正しい人間」を目指す限りにおいて生きることができる制度の間にあります。」
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