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ブックマーク / state0610.hatenablog.com (2)

  • 二神能基『希望のニート』 - おいしい批評生活

    希望のニート (新潮文庫) 作者: 二神能基出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/28メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る 著者は不登校、引きこもり、ニートの若者を支援するNPO法人をの代表を務めており、書はそこでの事例を交えつつニート問題を扱ったもの。 「ニート」と括られる若者には様々なタイプがいるが、そのようなNPOの性格からか、○中学・高校で不登校に→ひきこもりが長期化→ニートに、○学校を卒業後働きに出るが、退職ニートに、というタイプの若者が多く出てくる。 しかし、著者は「ニート=働く意欲のない甘えた若者」という見方は厳しく批判し、そうではなくむしろニートになる若者には非常にまじめな人が多いということを繰り返し強調している。曰く、「よい学校、よい会社」という考えを根強く持っている親や、「自分のやりたいことを見つける」ことを求める風

    二神能基『希望のニート』 - おいしい批評生活
  • ジグムント・バウマン『コミュニティ――安全と自由の戦場』 - おいしい批評生活

    コミュニティ 安全と自由の戦場 作者: ジグムントバウマン,奥井智之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/01/08メディア: 単行購入: 7人 クリック: 131回この商品を含むブログ (29件) を見る なぜ「コミュニティ」という言葉がよいものと感じられるか、という問いに答えるのは簡単である。人柄や言動が信頼でき、友好的で、自分に好意を寄せてくれる人々の間で暮らすことを願わない人がいるであろうか。わたしたちは、無情な時代、競い合って人に一歩でも差をつけようとする時代(中略)にたまたま行き合わせている。そんなわたしたちに、「コミュニティ」という言葉は、とりわけ甘く響く。この言葉が呼び起こすのは、ないと困るものばかりであり、それなしでは安心できず、自信がもてず、人を信頼することができないものである。 (pp.9-10) 「コミュニティの一員である」という特権には、支払うべき対価

    ジグムント・バウマン『コミュニティ――安全と自由の戦場』 - おいしい批評生活
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