地震や津波、洪水などの災害に伴って発生する廃棄物のこと。倒壊・破損した建物などのがれきや木くず、コンクリート魂、金属くずなど、その内容はさまざまだ。災害廃棄物の処理責任は、本来は発生した市町村にあるが、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、800万tを超える災害廃棄物が発生し、置き場や搬送ルートの確保、地方自治体間の連携など多くの課題を残した。大量の災害廃棄物の処理には多くの費用が必要で、被災した自治体だけで処理することは難しく、国や地域全体で対応する必要がある。 環境省は阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて、地方自治体による災害廃棄物処理計画の立案を支援するための「災害廃棄物対策指針」を1998年に策定した。また、2007年能登半島地震の際には、発生した約43万tの災害廃棄物の処理を進めるため、被災自治体が行う災害廃棄物の処理に要する費用に対し、「災害等廃棄物処理事業費補助金」により約3
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