インターネットで投票する。 かなり以前からアイデアはあるのですが、なかなか実現しないことのひとつです。実現すれば、自治体にとっては頭の痛い「開票作業」から解放され、国民は選挙の結果をいち早く知ることができるようになり、私たちメディアも「当確速報」という難しい報道と向き合わなくて済むことになる…かも知れません。 ただ、クリアーすべきハードルが多く、困難と思われてきたのが実情。でも、そんななかで国が有識者による研究会を設置したのです。おやおや、これは実現に向けて動くのか。非公開の議論の中身を探ってみました。 (政治部記者 宮内宏樹) 「インターネット投票の実現を目指して検討を進めていきたい」 野田総務大臣の指示を受け、総務省がインターネット投票の課題を検討する有識者研究会を立ち上げたのは去年12月。ことし夏には報告書を取りまとめることになっています。 なぜいま、野田大臣は「難しい」と言われてき