今春、発刊された宗教年鑑に、真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が2015年末の信者数(門徒数)を、前年の約2・5倍の791万8939人と掲載し、「急に増えたのはなぜ」と話題になっている。宗教年鑑にある宗教統計調査を過去にさかのぼって調べてみると、大谷派だけでなくほかの伝統教団でも、信者数が急増していたり、逆に長年同じ数字が載っていたりする。算出方法が各教団にまかされているためだという。数字の根拠を尋ねてみた。 ■独自の算出方法、世帯数×3で急増も 宗教統計調査は、各教団の報告をもとに文化庁宗務課がまとめている。大谷派では2010年以降、5年に一度行う調査で判明する「門徒戸数」に、総務省が毎年発表する平均世帯人数をかけて算出していた。2010年以降は320万人台の信者数を届け出ており、14年末は320万4160人と報告していた。 同派は15年末の数字を報告するにあたり、これまで
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