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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (44)

  • 「原神」大ヒットでも、日本の「オタク文化」をこれからも中国が守ってくれる理由

    中国企業が開発したスマホゲーム『原神 Genshin』が日で大ヒット。しかし、日の「オタク文化」の世界的地位は揺るがない> 「中国企業miHoYo(ミホヨ)が開発したスマホゲーム『原神 Genshin』が日で大ヒットしている。『鬼滅の刃』『ポケモン』よりオタク層の支持が熱い......。たった6カ月で1000億円超を売り上げた」 衝撃的な記事だ。中国企業が開発したゲームだが、『原神』の設定やキャラクターデザインは日の影響を強く受けている。 miHoYoの創業者チームは1980年代生まれの中国オタク。日の2次元文化で育った彼らは日の作品の大ファンで、『学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド』『新世紀エヴァンゲリオン』など日のアニメ・漫画から多くのインスピレーションを得て、自らの創作に応用した。 オタクが親しみやすい日アニメっぽい雰囲気も、熱い支持を集める理由だろう。日

    「原神」大ヒットでも、日本の「オタク文化」をこれからも中国が守ってくれる理由
  • NHK大河、視聴率1位の主人公は? データが語る日本人の歴史偏愛っぷり

    2023年のNHK大河ドラマは松潤主演の『どうする家康』。統計データ分析家の川裕さんは「歴史好きの国民に応える形で放映されている大河の関心は高い。国民のテレビ離れを抑止する最後の手段となっている」という――。 47都道府県「地元代表の歴史上の人物」は誰か? 日人の歴史好きはよく知られている。NHK大河ドラマをはじめとする日歴史に題材をしたテレビドラマには多くの関心が集まり、小説の中でも時代小説、あるいは歴史小説の人気は高い。歴史小説だけでなく学術的な歴史がベストセラーになることもめずらしくない。多くの日人がお気に入りの歴史上の人物を心に抱いている。 2006年には財団法人日城郭協会による「日100名城」の選定をきっかけに「お城ブーム」が起こった。最近は女性の歴史ファンも多くなり、「歴女」なる新語も生まれている。 今回は、こうした日人の歴史好きを反映したような統計データを

    NHK大河、視聴率1位の主人公は? データが語る日本人の歴史偏愛っぷり
  • ノーマスクの野外パーティー鎮圧 放水銃で吹き飛ばされた参加者も

    新型コロナ第3波への警戒が続くベルギーで大規模な野外パーティーが開催され、物議を醸している。 5月1日、首都ブリュッセル市内の公園で4月に続き2度目のパーティーが企画され、ノーマスクの若者など数千人が集合。 群衆の一部が解散の指示に従わなかったため、警察が催涙弾を使用する事態に。放水銃で吹き飛ばされる参加者もいた。

    ノーマスクの野外パーティー鎮圧 放水銃で吹き飛ばされた参加者も
    jakuon
    jakuon 2021/05/11
    ロバート・キャパかよ!と書き込もうしたらもう言われてた。
  • ウイグル人権法案可決に激怒、「アメリカも先住民を虐殺した」と言い始めた中国

    <ウイグル人弾圧をめぐり鋭く対立する米中。アメリカにも先住民虐殺や差別の歴史があるという中国の反論は事実だが、不毛だ> 米下院が12月3日、少数民族ウイグル族の人々を不当に拘束するなどしている中国を批判し、人権侵害に関わった当局者に対し制裁の発動を求める法案を可決した。中国政府はこれに反発し、アメリカが先住民を組織的に迫害した過去を槍玉に挙げ始めた。 中国外務省の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は4日に開かれた定例記者会見で、米議会が可決したウイグル人権法案に触れ、中国政府は「激しい怒りを覚え、毅然として抗議する」と述べた。法案は「100万人を超えるウイグル人の大量収容など、普遍的に認められた人権 に対する甚だしい侵害」について、中国を非難している。ウイグル人は中国北西部の新疆ウイグル自治区に暮らす人々で、大半がイスラム教徒だ。 中国はこれまでもウイグル人弾圧に関する米政府の指摘を繰り返し

    ウイグル人権法案可決に激怒、「アメリカも先住民を虐殺した」と言い始めた中国
  • 「電車もバスも無料」の自治体が欧州で拡大中 なぜ無料に?

    <公共交通機関を無料にしている自治体が欧州で増えている。その理由は...> タリン、ダンケルクなど比較的大きな都市でも 電車やバスの交通費って、わりとばかにならない。郊外に住んでいたり、通学や通勤などの定期券がなかったりすると余計に痛感するものだ。しかしそれを無料にする動きが、ヨーロッパを中心に世界で拡大している。 ベルギーのブリュッセル自由大学で公共交通機関の無料化について研究しているヴォイチェフ・ケブロウスキー博士は、米雑誌ジャコバン(8月24日付)で、公共交通機関を無料にしている自治体は世界中で少なくとも98あるとし、特定の区域や時期だけを無料とする自治体は数百に達すると説明している。 英ガーディアン紙が同じくケブロウスキー博士の調査として引用した数字によると、2017年の時点で公共交通機関を無料にしている自治体の数は、ヨーロッパで57、北米で27、南米で11、中国で3、オーストラリ

    「電車もバスも無料」の自治体が欧州で拡大中 なぜ無料に?
  • 全国の孤独死の3分の1は東京23区で起きている | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <この20年で激増する孤独死の背景にあるのは、単身高齢者の増加による「関係の貧困」> アパート暮らしの単身の高齢者が増えているが、家主にとって怖いのが「孤独死」だ。入居している高齢者が孤独死した際、特殊清掃や遺品整理などの費用が下りる家主向けの保険が増えている。超高齢社会を迎え、家族の絆が希薄化している現状で、需要が増大しているのだろう。 このように社会問題になっている孤独死だが、数で言うとどのくらい発生しているのか。正確な統計はないが、厚労省の死因統計から近似値(相似値)を知ることはできる。「立会人のいない死亡」というカテゴリーの死亡者数だ。死亡時に立会人がおらず、死因が特定できなかったケースを指している。 2017年は2480人で、性別で見ると男性が1939人、女性が541人となっている。8割近くが男性だが、人付き合いをあまりしない人が男性では多いためだろう。時系列の推移も見てみた。<

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  • 他人を信用できない「ROM専」日本人のせいで経済が伸びない? | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    SNS大好きなのに活用し切れていない日人。この、広域プラットフォームを活用するのに必要な能力こそ、まずリアルな世界での...> ソーシャルメディアは、もはや社会になくてはならない存在となっているが、日ではネット空間でのコミュニケーションは所詮、バーチャルなものであるとの意識も根強い。だが、ネット空間でのコミュニケーションのあり方は、実はリアルな世界の延長線上にあり、両者を区別することは難しい。 ネットの利用状況調査の結果を見ると、日人はリアルな世界でも他人を信用しない傾向が強く、ネットの利用形態もこうした状況を反映した形になっている。見知らぬ他人を「信用」する能力は、資主義の原動力の一つだが、この部分において日社会には改善の余地がありそうだ。 日人のネット利用はもっぱら「ROM専」 総務省が公表した2018年版情報通信白書には、ネット利用をめぐる興味深い調査結果が掲載されてい

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  • セルフィー人気で鼻の整形が増えたわけ

    <セルフィーでは自分の鼻が大きく見える――当然のことだがこのために鼻を整形する人がアメリカで急増している> スナップチャットやインスタグラムに載せるセルフィー(自撮り)は、肌の欠点も綺麗に修正できる。でも接写のせいで、顔の造作がゆがんで見えることがあるので要注意だ。 米国医師会の顔面美容整形専門誌に掲載された研究によれば、セルフィーはしばしば人物の鼻を実際より大きく見せる。たいていは顔から30センチほど離して撮影するので、遠くから撮ったときより鼻の幅は30%、鼻の頭部分は7%広く見えるという。それは錯覚だが、セルフィーの映りをよくするために鼻の整形手術を受ける人が増えていると医師らは指摘している。 ゆがみの原因は遠近感だ。物の見方は距離に左右され、同じサイズのものでも間近で見れば、より大きく見えるものだ。 1月には米顔面形成外科学会(AAFPRS)の17年の調査で、セルフィー映えを気にする

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  • 「日本のオシャレ人形と観光名所でパチリ」が流行の兆し? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    「スマートドール」と呼ばれる60センチ大の人形と旅に出て、観光名所で一緒に記念写真を撮りSNSに投稿するのが世界で流行の兆しを見せているらしい。 日のサブカル好きが手掛ける人形 世界中のセレブリティたちに愛されている高級ブランド・シューズで有名なデザイナー、ジミー・チュー氏の息子ダニー・チュー氏は、日オタク界では名の知れた存在だ。もともと父親のジミー氏はマレーシア出身、ダニー氏は英国出身なのだが、ダニー氏は日のサブカルチャー好きが高じて、現在は日で暮らしながら日のサブカルを世界に発信し続けている。 そんなダニー・チュー氏は、「スマートドール」と呼ばれる60センチ大の人形のデザインを手がけている。「日の伝統的な成形方法が用いられており、デザイン哲学や日のアニメが持つ雰囲気等をはじめとした日文化的要素も取り入れています」(公式ウェブサイトより)というだけあって、いろいろなポ

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  • 戦後日本のグラフィック・デザインをつくった男、亀倉雄策

    『Pen Books 名作の100年 グラフィックの天才たち。』より。左ページは、1964年の東京オリンピックのポスター。右ページ上は、1970年の札幌オリンピック。右ページ下は、1969年のEXPO’70のポスターである。いずれも亀倉雄策が手掛けた <まだグラフィック・デザインが軽視されていた時代に現れた。生涯を通じ第一線のデザイナーであり続け、デザインが社会に認知される土壌づくりに心血を注いだ。その男、亀倉雄策とは何者か> グラフィック・デザインの20世紀の巨匠10人を取り上げた『Pen BOOKS 名作の100年 グラフィックの天才たち。』(ペン編集部・編、CCCメディアハウス)。その中の1人が、亀倉雄策である。 美術の教科書に出てくるほどだが、没後20年近くを経た今も鮮やかな残像を投げかける。その名は知らなくとも、1964年の東京オリンピックのポスター(上の左ページ)を見たことのあ

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  • 国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由

    5月21日にサウジアラビアで開催されたアラブ・イスラム・アメリカ・サミット(右2人目から、サウジのサルマン国王、トランプ、アブダビのムハンマド皇太子、カタールのタミム首長) Jonathan Ernst- REUTERS2 <サウジアラビアなど6カ国が突然カタールとの国交断絶を発表。小さなカタールがここまで目の敵にされる背景にはテロ支援などの他に、父を退けて首長の座を奪ったり、女性が自由に運転できる文化など、湾岸諸国の体制を危うくしかねない要素があるからだ> 2017年のドーハは、1914年のサラエボのようになるのだろうか? セルビア人青年がオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者を暗殺したサラエボ事件は、第一次大戦の引き金になった。今、万一衝突が起きるとすれば、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を中心とした中東諸国対イランという構図だ。アメリカは、戦争い止めるために一刻も早く

    国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由
  • 垂れ耳猫のスコフォがこの世から消える!? 動物愛護団体から残酷との声

    垂れた耳とまんまるの目で人気の、スコティッシュフォールドだが、繁殖を禁止させるべきだという動きが起こっている。 人気の垂れ耳は軟骨異常から スコティッシュフォールドといえば、にしては珍しい垂れた耳が特徴で人気の品種だ。「YouTubeで最も視聴された動物」としてギネス記録認定されるほど世界的に人気を博している「まる」という名のあのの品種、といえばピンと来る人も多いだろうか。米国人歌手テイラー・スウィフトさんや英国人歌手エド・シーランさんなど、世界的な有名人がスコティッシュフォールドを飼っており、インスタグラムなどのソーシャルメディア(SNS)に頻繁に飼いの写真を投稿していることも、この品種の人気に拍車をかけている。 1960年代にスコットランドで偶然みつかった、耳の垂れたスージーが起源のスコティッシュフォールドだが、トレードマークの垂れ耳は実は軟骨の異常が原因で、そのため、関節の

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  • コスプレは規制だらけ、サウジで初のコミコン開催

    映画館すらない国、サウジアラビアで初めて開催されたポップカルチャーの祭典。独自の規制もあったが、拍子抜けするほど「ふつう」で、社会の変化を感じさせた> 2月16日から18日の3日間、サウジアラビア西部の商業都市ジェッダで、サウジアラビアでははじめてのコミコン、「サウジ・コミコン(Saudi Comic Con)」が開かれた(公式Twitterアカウントは@Saudicomiccon、公式ウェブサイトはhttp://saudicomiccon.com/)。コミコン(日では「コミケ」が一般的)について今さら説明する必要はないと思うが、一言でいえば、「マンガ、アニメーション、ゲームSF・ホラー映画などポップカルチャーの祭典」である。 ご存じのかたも多いと思うが、サウジアラビアではこうしたエンターテインメントに関してはかなり規制が多い。そもそもサウジ国内には映画館すらないし、人の姿を映したり

    コスプレは規制だらけ、サウジで初のコミコン開催
  • 美術鑑賞とソーシャル拡散は両立するか? アーティスト束芋の回答

    束芋「網の中」(2017)  映像インスタレーション作品 スチルイメージ © Tabaimo / courtesy of IMO studio 最近は、写真の撮影を許可する美術館も増えてきました。SNSなどで魅力的な展覧会の写真を見つけ、出掛けたことがある人も多いのでは? 一方で、会場でシャッター音が気になったり、撮影する人の邪魔にならないように気を遣って、作品に集中できないこともあります。そんな美術館での写真撮影とネットによる拡散をめぐる状況に、アーティスト・束芋が正面から取り組んだ作品「網の中」が京都文化博物館にて公開されます。 これまで束芋は、見る人に最高のパフォーマンスで作品に接してもらうため、会場での作品撮影を禁止してきました。鑑賞者による写真撮影は「作品と身体的に関わる」ことを妨げ、液晶画面や光に照らされる顔は他の鑑賞者の邪魔になると考えてきたからです。また、ネット上に拡散され

    美術鑑賞とソーシャル拡散は両立するか? アーティスト束芋の回答
  • 夢の3Dプリンターはもう失速

    <ビジネスに革命を起こすと期待された技術だが、低価格化でトラブルが相次ぎ、投資家離れも深刻>(写真は15年にベルリンの見市で頭蓋骨を作製する3Dプリンター) 14年1月3日は、3Dプリンター業界にとって記念すべき日だった。3Dシステムズとストラタシスという業界大手2社の株が創業以来ほぼ30年ぶりの最高値を記録し、3Dプリント技術への期待はこれ以上ないほど膨らんでいた。 多くの人がこう考えた。この技術が製造業に民主化をもたらし、消費者は家庭で自由にカスタマイズした製品を作れるようになる。小売店は無意味になり、消費者は好きなブランドのウェブサイトから商品のファイルをダウンロードし、数分でプリントできる。商品価格は大幅に下がり、国際貿易赤字は逆転し、倫理的に問題がありそうだったサプライチェーンは不要になり、環境への計り知れない負荷も抑えられるだろう......。 だが14年1月3日は、大手2社

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  • 【セックスロボット】数年以内に「初体験の相手」となるリスク、英科学者が警鐘

    英シェフィールド大学で人工知能AI)とロボット工学を専門とするノエル・シャーキー名誉教授が、数年以内に普及するセックスロボットが青少年の「初体験の相手」になる場合、深刻な悪影響を及ぼすとして警鐘を鳴らした。 10代の人間関係に悪影響を及ぼす シャーキー教授は、チェルトナム科学フェスティバルの「Robots: Emotional Companions?」(ロボットは心の友?)と題された討論会に登壇。セックスロボットの分野が適切に規制されない場合、「10代の若者がヒューマノイドを相手に童貞や処女を失うリスクがある」と訴えたと、英テレグラフなどが報じている。 かつて国連のロボット工学顧問を務めたシャーキー教授によると、韓国と日の少なくとも14社が、「子供の世話」用のロボットを製造販売。セックスロボットの性能が向上すれば、数年以内に同分野へ参入する可能性が高いという。 なお、以前に「年内にも発

    【セックスロボット】数年以内に「初体験の相手」となるリスク、英科学者が警鐘
  • 日本の生徒は「儀礼的」に教師に従っているだけ

    <日の学校で授業中の秩序が保たれていることに、外国の教育関係者は驚く。その反面、教師との良好な関係を築いている生徒は他国と比較して突出して少なく、日の学校の統制は、生徒の「儀礼的」な戦略で維持されていることがわかる> 外国の教育研究者が日の学校を訪れて驚くのは、教室の秩序がきちんと保たれていることだ。授業中は、全員が教科書とノートを出し、静粛にして教師の方を向いている。日人にとってはごく当たり前のことだが、外国人から見ると必ずしもそうではない。 データから見ても、日の学校の「荒れ」は少ない。OECD(経済協力開発機構)の国際学力調査「PISA 2009」では、15歳の生徒に普段の授業の様子を尋ねている。「生徒は、教師の言うことを聞いていない」「生徒は騒ぎ、授業の妨害をする」状態がどれほどあるかを質問する形式だ。<図1>は、「いつも(大抵)そうだ」(つまり授業が荒れている)という回

    日本の生徒は「儀礼的」に教師に従っているだけ
    jakuon
    jakuon 2016/06/08
    教師と生徒の関係に限らず、現代の日本では上辺だけ仲良くして深くは関わらない人間関係が良しとされる傾向をすごく感じる。結婚できない(しない)若者が増えてるのもその影響では?
  • ライブ会場が不足する「2016年問題」が、いよいよ表面化している

    今月、8年振りに来日公演を行なったイギリスの老舗ヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのライブに出向くと、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンが「いつもはこの4倍くらいの会場でやっているんだけど......」と切り出した。「でも、今日はいつもの4倍楽しい」と続いたので、皮肉ったわけではない。会場となったのは6000人規模の両国国技館。同会場で2公演というコンパクトなツアーになった。バンドの人気から考えるととにかく小規模の興行だが、プロモーターが大会場を渋ったわけでもなく、適切な会場がどこも空いていなかったのだ。バンドを指揮するベーシストのスティーヴ・ハリスは、来日に先駆けてのインタビューで、「叶わなかったのは大きな会場でやることだった。武道館クラスの会場に全くの空きがなかった。だから、少し小さな会場で2回ということになった」(『BURRN!』2016 年5月号)と語っている。 筆者が音楽

    ライブ会場が不足する「2016年問題」が、いよいよ表面化している
  • 北海道新幹線は、採算が合わないことが分かっているのになぜ開通させたのか?

    整備新幹線という国策であるがゆえに、収支の見込みがないまま北海道新幹線が開業したが、果たして今後赤字を解消する施策はあるのか(北海道観光振興機構によるウェブサイトhttp://shinkansen-access.visit-hokkaido.jp/) 北海道新幹線が開業早々、乗車率の低迷という逆風に見舞われている。収支の見込みがないままの開業だが、JRという民間企業においてこうした事態が発生してしまうのは、整備新幹線という国策が今も継続しているからである。札幌まで延伸されれば状況は好転するのだろうか、また、国策であればこそ打てる施策はあるのだろうか。 札幌まで延伸されても基的な状況は変わらない 3月26日の開業日には北海道各地で記念イベントが実施され、お祭りムード一色となったが、開業初日の乗車率は61%、翌27日は37%と厳しい現実を見せつけられた。JR北海道では、北海道新幹線の年間収支

    北海道新幹線は、採算が合わないことが分かっているのになぜ開通させたのか?
  • 独裁者のお気に入りだったザハ・ハディド

    2020年開催の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の元のデザインを担当したことで知られる建築家ザハ・ハディドが、先週65歳で急死した。 【参考記事】隈研吾が語るTOKYOの未来図 【参考記事】新国立競技場が神宮の森を破壊する ハディドは、間違いなく世界最高の建築家の1人だ。2004年に建築界のノーベル賞にあたる「プリツカー賞」を女性として初めて受賞。また、現代建築界で活躍する数少ないアラブ出身の建築家でもあった。「女性であることが受け入れられたと思ったら、アラブ人であることが問題にされ始まった気がする」と、2012年の英紙ガーディアンのインタビューに答えている。 ハディドの追悼記事は、彼女の代表作の大胆で幾何学的な造形に注目するはずだ。ロンドンの競泳施設アクアティック・センター、中国・広州のオペラハウス、スコットランド・グラスゴーのリバーサイド・ミュージアムなどがそうだ。 【参

    独裁者のお気に入りだったザハ・ハディド