極限まで洗練された騙すための手練手管! 広く信じられた怪異や、人々を虜にした「見世物としてのいかさま」は、こうして誕生した。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 2020年10月26日発行 定価:3,960円(税込) 本書の内容 人体切断、縄抜け、降霊会、死者や超自然との対話、エクトプラズム、ポルターガイスト、こっくりさん、念写、超能力、錯視……私たちを魅了する奇跡と奇術は表裏一体だ。 本物の魔法だと信じられていた初期の奇術が、洗練された舞台芸術として確立するまでを、詐欺師とマジシャンのスリリングな攻防を軸に解き明かす。 元マジシャンであり心理学者でもある著者が、人の心理を巧みに誘導し、手技を自在に操る鮮やかな手法を語る。 オカルトブームを盛り上げた様々な道具のほか、名だたるマジシャンが使用した道具など、貴重な図版を豊富に収録。 目次 イリュージョンへの招待 第1幕 初期の催眠術と心霊現象