SFの豊かな発想をビジネスに生かす「SFプロトタイピング」が注目を集めている。この夏の同時期に、SFプロトタイピングとその方法論のベースとなる「SF思考」を論じた3冊の本が発売されたことで、「SF」はにわかにビジネスのキーワードとなった感がある。10月に開催された丸の内ブックフェスでは、それらの本に携わった5人のキーパーソンがリアルとリモートで一堂に会し、それぞれの本の内容や各人が考えるSF思考について語り合った。SFプロトタイピングはビジネスの新しい潮流を生み出す方法として定着するのだろうか。3冊の本と丸の内ブックフェスのトークショーを通じて、SFプロトタイピングの課題と可能性を展望する。(フリーライター 二階堂尚) 「SF」はNGワード もう何年前になるだろうか。その作品の多くが映画やドラマになっていることで知られるある作家の取材をする機会があった。結果的に取材が成立しなかったのは、イ
8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部) ※本原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 装画:赤坂アカ ーーーーーーーーーー あとがきにかえて 運が良かったのだと思う。 1988年生まれである私の小学生時代は、1994年の4月から2000年の3月だった。この時期、子ども向けのSF叢書が新刊で刊行されることはなかった。 なぜそんなことが分かるかと言うと、ネット上に、「少年少女SF小説全集の興亡」という題名の、国際子ども図書館資料情報課長(平成25年度当時)の
小松左京音楽祭、凄かったですね!子供の頃からSFファンでSFという言葉に特別な輝きを感じていた私が「ウルトラマン・セブン」などの子供向けTV番組から小説に移行する時期に最初に親しんだのが星新一さん、小松左京さん、そして筒井康隆さんの御三方。大好きでした!ここからデイック、ブラッドベリ、ハインライン、クラークとどんどん広がっていき、世代的にはサイバーパンクの頃ですから、もちろんウイリアム・ギブソンとかありましたが、しかし、この小松さん達の御三方は常に別格でした。 そんな背景がありますから、小松左京音楽祭というのは、これはもう、信じられないくらい最高なことです。 コンサートは素晴らしく、オーケストラの大迫力な演奏とヴィンテージシンセであるミニムーグなど電子楽器の融合が70年代のレトロフューチャーな雰囲気を存分に楽しませてくれ、感激いたしましたし、中野昭慶監督の「よーいスタート」で始まる演奏など
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