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天皇、皇后両陛下の沖縄訪問、県内に歓迎と抗議 美ら島おきなわ文化祭の会場周辺 - 琉球新報デジタル
両陛下の来県に抗議の声を上げる市民らの集会＝23日、宜野湾市 「美ら島おきなわ文化祭2022」の開会式が行われた宜野湾市の沖縄コンベンションセンター周辺では23日、天皇皇后両陛下の来県を喜ぶ声があった。一方、来県に抗議する声も上がり、市民の反応はさまざまだった。 23日午前10時半ごろ、会場から数百メートル離れた路上では、市民ら約20人による抗議集会が開かれた。参加者らは「慰霊より歴史の反省を」などと記載されたボードを掲げ、抗議の声を上げた。安保体制や天皇制の撤廃、宮古、石垣などへの自衛隊配備反対を訴え、シュプレヒコールした。周辺では約百人の警察官が警戒に当たった。午後には、会場を後にする両陛下の姿を一目見ようと、多くの市民らが会場周辺の沿道を埋めた。スマートフォンや日の丸を片手に、車列を見守った。
【米中間選挙】トランプ氏、結果に激怒？ ＣＮＮ報道
米ＣＮＮテレビは９日、トランプ前大統領が８日投開票された中間選挙の結果に「ぶち切れ、怒鳴り散らしている」と報じた。側近の話としている。一部メディアに選挙結果を誇りに思うと語ったトランプ氏だが、予想より共和党が苦戦し、内心はいら立っているようだ。 トランプ氏は「１５日に重大な発表をする」としており、２０２４年大統領選への出馬を正式に表明するとみられている。ＣＮＮによると、トランプ氏の側近は延期すれば「あまりに屈辱的」なため予定変更の可能性は低いとの見方を示した。 側近は敗北したトランプ氏推薦の候補者について「全て悪い候補者だった」とした。トランプ氏はＦＯＸニュースの取材に「私が激怒しているというのはフェイクニュースだ」と反論。自分が支援した候補２００人以上が勝利したとして「よくやった」と述べた。（共同）
和歌山知事選に政界注目、二階ｖｓ世耕〝代理戦争〟に禍根
和歌山県知事選は１０日、告示された。現在４期目の仁坂吉伸知事（７２）が引退を表明する中、自民党内では後継候補擁立をめぐり、党元幹事長の二階俊博氏（８３）と党参院幹事長の世耕弘成氏（６０）が水面下で〝代理戦争〟を繰り広げた。最終的には二階氏側とされる元衆院議員の擁立で決着したが、選挙区定数が「１０増１０減」となる見通しの次期衆院選では、衆院へのくら替えを公言する世耕氏と二階氏の直接対決に影響するとの見方もあり、政界関係者の注目を集めている。 自民が今回の知事選で推薦するのは、元衆院議員の岸本周平氏（６６）＝立民、国民も推薦。元財務省官僚で、出身地の和歌山１区（和歌山市）で平成２１年に民主（当時）から衆院選に立候補して以来、５回連続で自民候補を破り、保守層の支持も厚い。 今年６月に仁坂氏が引退を表明する前の５月、早々と知事選への立候補を表明した。関係者によると、すでに４年前の前回知事選直後から
【石平のＣｈｉｎａ Ｗａｔｃｈ】経済優先・鄧小平路線の終焉
中国共産党の第２０期中央委員会第１回総会を終え、報道陣の前に登場した習近平総書記（手前左）ら新指導部のメンバー＝１０月２３日、北京の人民大会堂（共同）先日の中国共産党大会で念願の続投を果たした習近平国家主席（総書記）は今後、中国をどのような方向へ導いていくのか。大会後、主席自身の動向と彼が行った一連の重要人事からすれば、それに対する答えは明確になる。 先月２７日、習主席は政治局常務委員全員を率いて政権３期目として初めての地方視察に出かけた。視察先は陝西省延安市、中国共産党が政権奪取前に長年本拠地にしていた「革命の聖地」である。 そこで習主席は最高指導部メンバーに向かって革命精神の代名詞となった「延安精神」を大いに語り、いかにも時代遅れの「精神」の継承と高揚を国民に呼びかけた。
旧統一教会問題を生んだ戦後とリベラル 富岡幸一郎
国会でも旧統一教会問題が議論の中心だが…。参院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美氏（右）の質問に答弁する岸田文雄首相（左）＝１０月１９日、参院第１委員会室（矢島康弘撮影）安倍晋三元首相の銃撃死をきっかけに、旧統一教会（現・世界平和統一家庭連合）と自由民主党議員との関係が連日のように大きく報道されてきた。１９５４年に韓国で文鮮明によって創立された世界基督教統一神霊協会（統一教会）は、その名の通りキリスト教を基盤として、そこから独自の教義を展開した新興宗教である。６８年には国際勝共連合という反共産主義の組織を設立して政治がらみの布教活動を展開し、８０年代以降は霊感商法や多額の献金が社会問題化してきたことは周知の通りである。野党やメディアは、その政治的主張が保守陣営と共通するものがあるとし、とりわけ保守色のつよい自民党の一部議員（安倍氏もそうである）との癒着を批判し、岸田文雄内閣の支持率急落の一
【学芸万華鏡】８９歳、８７歳…「普通のおばあさん」ライフスタイル本が相次ぎヒット 背景にプレ年金世代の生活不安
「普通のおばあさん」がコンテンツに。高齢女性のライフスタイル本がヒットしている著者は「普通のおばあさん」－。７０～８０代独居女性が団地住まいや年金生活をつづったライフスタイル本が、相次いでヒットしている。共通するのは著者が息子や娘と同居しておらず、お金をかけずに生活を楽しんでいる点だ。なぜ売れるのか、背景を探った。 表紙を飾るのは、いずれも高齢の女性。著名人ではないが、インターネットで検索すればすぐ見つかる。 ２月発売の『８９歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた』（宝島社）は増刷を重ね、１０刷に至った。著者の大崎博子さんは都営の団地暮らし。離婚を経験し、姉の喫茶店の手伝いや化粧品の営業をしながら娘を育てた。「生活は苦しく、大変でした」と書いている。
介護保険改革 負担増の議論は避けられない
【読売新聞】 介護サービスが必要になったとしても、お年寄りが安心して暮らせるよう、制度の見直しを図っていくことが重要だ。 介護保険制度の改革に関する議論が、厚生労働省の社会保障審議会で本格化している。高齢者の負担増が論点で、年内に結
【ポトマック通信】バイデン政権のハロウィン
１０月末のハロウィンに、米連邦機関が職員や報道関係者の子供向けにお菓子を配るイベントがあり、家族を連れて参加してみた。ホワイトハウスに隣接する「アイゼンハワー行政府ビル」を、「トリック・オア・トリート（お菓子をくれなきゃイタズラするぞ）」と脅して回るという趣向だ。 バイデン政権の実務部隊が集まる同ビルは超がつくほど多忙なはずだが、このイベントにかける本気度は驚くほど高かった。 各部屋にはお化けやカボチャなどの凝った飾り付けがしてある。科学政策の担当部署には、簡単な科学実験のやり方を教えてくれるブースがあった。国立公園の管理部署では、レンジャー服を着たスタッフが森林保護活動の説明をしてくれた。まるで文化祭のようで、大人も楽しい。 目を引いたのは、外交・安保の司令塔である国家安全保障会議（ＮＳＣ）のオフィス。「専制主義の巣」と名付けられたおどろおどろしいクモの巣に、プーチン露大統領や北朝鮮の金
【主張】介護保険改革 給付と負担の均衡を図れ
３年に１度の介護保険制度の改革で、厚生労働省が専門部会に給付と負担の見直し案を示した。所得の高い６５歳以上の高齢者の介護保険料の引き上げなどが盛り込まれている。 高齢化などで介護保険制度の持続可能性が危ぶまれる中では、避けて通れない議論である。 平成１２年度の発足時に約３・６兆円だった介護費は、令和２年度には１１・６兆円と約３倍に拡大した。７（２０２５）年には団塊の世代すべてが７５歳以上になる。介護が必要な単身者の増加や認知症の人の増加などの課題もある。 介護保険をはじめとする社会保障制度は、どのくらい給付を提供するか、それにより生じる負担を誰がどう負うかといった給付と負担を切り離すことができない。 安心して使える制度にしていくには、負担増とともに給付抑制も含めて適切なバランスを図ることが欠かせない。 高齢でも支払い能力に応じて負担を求めるのは妥当である。厚労省案に盛り込まれたのは、高所得
【主張】米中間選挙 「内向き」政治を回避せよ
米中間選挙は、バイデン大統領の民主党が下院（定数４３５）で議席を減らし苦戦している。 昨年１月に発足したバイデン政権下で、民主党は上下両院で多数派を占めてきた。 下院で民主党が少数派に転落すれば、来年１月に開会する新議会から大統領の所属する民主党に対し、共和党が多数派を握る「ねじれ」状態に陥る。 民主党が下院で劣勢に追い込まれれば、支持率が低迷するバイデン氏は前にも増して困難な政権運営を迫られることになる。 接戦の上院（定数１００）でも共和党が多数派になれば、トランプ前大統領の出馬が見込まれる２年後の大統領選でホワイトハウスの奪還に向け、政権との対決姿勢をさらに強めていくだろう。 中間選挙後の米国は「内向き」に拍車がかかる恐れがある。 バイデン政権はこれまで、ロシアに侵攻されたウクライナに総額１８２億ドル（約２兆７千億円）超に上る支援を実施してきた。 だが、バイデン氏は残り２年の任期で、社
習氏、バイデン政権に攻勢へ 対米長期戦見据え
【北京＝三塚聖平】中国の習近平政権は、バイデン米政権が中間選挙の結果、弱体化しても、米国との対立が続くのは不可避とみている。米国では党派を超えて対中批判が強まっているためだ。習国家主席は共産党総書記３期目入りで政権基盤を一層強固にしており、国内外で長期戦の態勢構築を図りつつ、攻勢を強めていくとみられる。 中国外務省の趙立堅（ちょう・りつけん）報道官は９日の記者会見で「米国の内政だ」として中間選挙への直接の論評を避ける一方、「両国関係を健全で安定した正しい軌道に再び戻ることを促進するよう望む」と米側に呼びかけた。 ただ、実際には中国側はすでに対米関係が悪化したまま長期化することを織り込んでいる。中間選挙では民主、共和の両党が対中批判で一致。台湾支援の声も超党派で広がる。習政権としては経済・貿易問題と異なり、台湾問題で譲歩することができない。
多孔性材料で水と「重水」分離 京大グループ
性質がそっくりな水と「重水」を従来の１００倍以上の効率で分離できる多孔性材料の開発に世界で初めて成功したと、京都大の北川進特別教授らの研究グループが発表した。重水は原子炉で核分裂を起こしやすくする材料（減速材）として使われるが、分離に莫大（ばくだい）なコストがかかる課題があり、実用化が期待される。研究成果は９日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。 活性炭などに代表される多孔性材料は極小の穴（細孔）が無数にあいた物質で、細孔にガス分子を吸着する性質を持つ。研究グループはこれまでに、細孔の構造やサイズを自在にデザインできる多孔性材料の一種「多孔性金属錯体」を開発。また内部に開閉する扉（ゲート）の役割を持つ分子を組み込み、流れを制御することで特定の分子を分離・貯蔵する仕組みの構築にも取り組んでいる。 自然界の水の中に約０・０２％の割合で含まれる重水は、原子炉や放射線治療の減速材、科学研究の
【米中間選挙】ウクライナ支援、共和党に慎重論 バイデン政権に影
米中間選挙の下院選で優勢となった野党・共和党内には、無制限に外国支援を続けることへの慎重論がある。ロシアの侵略を受けるウクライナを全面支援してきたバイデン民主党政権に影を落としそうだ。インフレ対処が急務となった経済運営も、財政規律を重視する共和党の意向が制約になる。（ワシントン 渡辺浩生、坂本一之） 権威主義勢力との競争を最大の戦略課題とする米外交・安全保障政策は、中間選挙後も堅持される。ただし、ウクライナ支援の継続性には懸念が生じている。 共和党の一部にウクライナ支援が「米国の利益にならない」（ホーリー上院議員）との声があった。下院共和党トップのマッカーシー院内総務も以前、同国向け支援の規模や中身を厳しく精査する考えを示した。 サリバン米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）が選挙直前にウクライナを訪問し、同国のゼレンスキー大統領に「米国の支援は揺るぎない」と強調したのも、マッカーシー氏の
【米中間選挙】北朝鮮、トランプ氏再登板に期待か 核開発に注力し対話を拒否
【ソウル＝桜井紀雄、時吉達也】異例の頻度でミサイル発射を繰り返してきた北朝鮮は９日にも弾道ミサイルを発射することで、米中間選挙の結果にかかわらず、バイデン米政権との非核化交渉を拒否し、核・ミサイル開発に注力する姿勢を改めて鮮明にした。 金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党総書記は９月の施政演説で「絶対に核を放棄できない」と強調。非核化が協議の取引材料になることはないとの立場を明確にしていた。 今月２～５日には、米韓による大規模な空軍訓練に対抗した「軍事作戦」を展開。米本土を狙う新型の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）とみられるものを含め、弾道ミサイルを立て続けに発射した。 ７回目の核実験についても日米韓は、北朝鮮の後ろ盾の中国が共産党大会を終えた先月下旬から今月８日の米中間選挙までに強行する事態を警戒してきたが、この時期の実施はなかった。ミサイルよりも軍事的圧力の度合いが高い核実験で米国の政局
１１本足のアオリイカ、女性が防波堤で釣り上げ
通常より１本多い１１本の足（腕）があるアオリイカを鳥取県内在住の女性が釣り上げ、県水産試験場が９日発表した。担当者は「アオリイカでは国内初の可能性がある」としている。３年前にも同試験場は１１本足のスルメイカ発見を発表し話題を呼んだ。 釣ったのは同県米子市のパート、小林彩香さん（３３）。４日に松江市美保関町の防波堤で友人と釣りをしていたところ、午前６時ごろアオリイカを捕獲した。「家で一夜干しにしようと腕を並べていたところ異変に気付いた」とうれしそうな様子。 琉球大理学部の池田譲教授（頭足類学）は「いずれも吸盤がついている。大きな腕で立派だ」と評価。数が多い理由について、切断後に再生された際に２本になった後発的要因か、生まれながらに２本生えてそのまま育った先天的要因が考えられると説明。 個体は、胴体の長さが１９・５センチとやや大きめのサイズ。現在は冷凍保存されており、今後の研究に生かしたいと考
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米中間選挙 議会は国際的責務を忘れるな
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