【読売新聞】 企業向けの損害保険を巡り、カルテルの疑いが発覚した。損保業界で不適切な価格調整が横行していなかったか、徹底して調べる必要がある。 公正取引委員会は、企業向け保険の入札で、事前に保険料の価格を調整した疑いがあるとして、独
自民党女性局長としてフランスに研修に赴いた松川るい参院議員(中央)らがエッフェル塔前でポーズをとる写真。インターネット上に投稿されたが、現在は削除されているこの原稿は羽田行き帰国便の機上で書いている。先々週から出張と休暇を兼ね12日間、日本を離れていた。その間メール返信は最小限、日本関連ニュースもあえて、ほとんど見なかった。今の日本を可能な限り客観的に見たいと思ったからだ。案の定、機内で久しぶりに読む最近の東京発ニュースは「新鮮」を超え「驚き」に近かった。こんなことを書けばまたお叱りを受けそうだが、今回は批判覚悟で外から見る「日本」を率直に書こう。 自民党女性局の海外視察自民党女性局のフランス研修中の写真がネットに掲載され問題になったらしい。「世間の感覚とズレすぎ」「緊張感が足りない」などと某有力日刊紙が批判の声を載せたのは当然だろう。だが、同紙の子供・貧困専門記者は「表面的ではないでしょ
拓殖大学顧問・渡辺利夫氏自己中心的な観念体系東アジアシステムとは、国家関係を価値の優劣により秩序立ててみる自己中心的な観念体系のことである。この体系においては礼にもとづく価値の序列において最も高位に位置するのが中華であり、中華から外縁に向かって同心円状に広がり、中華から遠くに離れた人種、民族、国家ほど価値において低いと観念されていた。「華夷(かい)秩序」である。清朝の時代にあっては、円錐(えんすい)形の頂点に中華が位置し、下方にいくとチベット、モンゴルなどの藩部、さらにその下方に朝鮮、ベトナムなどの周辺国が存在するという構図である。 李朝時代の朝鮮は清国を宗主国とし、みずからをその服属国とする「清韓宗属関係」と称される君臣の関係にあった。この関係の切断、これこそが日清戦争における日本の大義であった。李朝も末期にいたるや衰退の色を濃くし、政争、内乱が続発した。そのたびに清国は属邦保護のために
アメリカンフットボール部員が薬物所持で逮捕されたことを受け、会見する日本大学の沢田康広副学長=8日午後、東京都千代田区(川口良介撮影) 日本大学は教育機関としての体(てい)をなしていない。元理事長の犯罪に端を発する組織改革も進んでいない。 3年生のアメリカンフットボール部員が違法薬物所持で逮捕されたことを受けて開かれた謝罪会見が、その印象を強くした。 日大の信用回復の切り札として令和4年に理事長に就任した作家、林真理子氏は会見で「スポーツの機構やシステムが分からず遠慮があり少し後回しになった」と述べた。元理事長の脱税事件はアメフト部など体育会OBらによる伏魔殿が舞台となった。体育会を放置して、日大改革はあり得ない。 大学側の任意の調査で、寮内から植物片と錠剤を発見しながら、警視庁への報告は12日後となった。競技スポーツ担当の沢田康広副学長は、植物片が大麻であると推認しながら「学生が反省する
自民党の麻生太郎副総裁が訪問先の台湾で講演し、台湾有事の際には台湾防衛のため防衛力を行使する考えを表明した。 麻生氏は「いざとなったら台湾防衛のために防衛力を使う。その明確な意思を相手に伝えることが抑止力になる」と語った。 「最も大事なことは戦争を起こさせないことだ」とし、日本と台湾、米国などの有志国・地域について「強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」と指摘した。 岸田文雄政権の中枢にある麻生氏が中国に対して、侵攻に踏み切れば日本は集団的自衛権行使で台湾を守るという抑止のメッセージを発したかたちだ。日本を含む地域の平和と安定に資する戦略的発言を評価したい。発言を裏打ちするには日台外務防衛当局の連携も必要だ。 台湾併(へい)吞(どん)を狙う中国の習近平国家主席は武力行使の放棄を決して約束しないという立場だ。中国の海空軍は活動を活発化させ、台湾への軍事的圧力を強めている。中
東京で離れて暮らしてきた家族が合流し、新生活が始まった。ファミリー世帯が多く暮らす地区に引っ越し、まず驚いたのが「はしご車」を使った搬送業者の存在だった。 日本の団地などでは、エレベーターを使って車両と部屋を作業員が往復するのが一般的だが、韓国では電動のはしご車を使い、ベランダの窓から荷物を出し入れする。作業は迅速で、日本から運んだ家具などの搬入は30分余りで完了した。 エレベーターを利用する近隣住民に迷惑をかけることもないし、業者側の負担も少ない。高層マンションが住宅の大半を占める韓国ならではの工夫だと感心したのだが、その後近所の引っ越しを地上から見上げるようになると「落下事故は起きないのか」と不安を感じ始めた。 タンスや家電を載せた荷台には囲いもなく、20階を超える高層階で強風の中、搬出入が行われるケースもある。7月下旬には南西部完州(ワンジュ)で、17階まではしごを伸ばした搬送業者の
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