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2024年5月21日のブックマーク (4件)

  • 【中華考現学】日雇い人生へと突き進む若者 天沼 康 - 月刊正論オンライン

    最近の中国報道で頻繁に取り上げられるテーマは「不景気」だ。中国政府は全国人民代表大会(全人代)で今年の成長率目標を昨年並みの五%前後と発表したが、「実際には昨年はゼロ成長に近い」(在米の経済学者)との指摘もある。 不景気の中、人々はどのような暮らしをしているのだろう。政府の言論統制で実態がつかみにくいが、SNSへの投稿が手掛かりとなる。最近、微信などで拡散した「北京で最も節約している人はどのような生活をしているのか」という五分ほどの動画もその一つだ。 この動画には李という三十八歳の男性が登場する。李は五年前にビジネスに失敗した後、北京市郊外にある馬駒橋という地区で暮らし、日雇い仕事で貯めた二万五千元(約五十二万円)で中古車を買ったという。雪の降った朝、李はポリタンクに溜めた水で顔を洗いながら「二、三年ずっと車の中で暮らしている」と語り、質問に次のように答えている。 ーー普段は何をしているの

    【中華考現学】日雇い人生へと突き進む若者 天沼 康 - 月刊正論オンライン
  • 中国大使主催の座談会で鳩山元首相が日本に懸念表明 「メディアの忖度で中国脅威論浸透」

    在日中国大使館で開いた座談会で、台湾問題に関して発言する呉江浩駐日大使=20日、東京都内(桑村朋撮影) 鳩山由紀夫元首相は20日、台湾の民主進歩党の頼清徳主席の新総統就任式に出席するため、日の国会議員30人超が訪台したことについて、「大変懸念をしている」と述べた。頼新総統の就任式に合わせ、在日中国大使館が東京都内で開催した座談会で述べた。 座談会は中国の呉江浩駐日大使が主催し、鳩山氏のほか、社民党の福島瑞穂党首らが招かれた。政権与党の自民・公明両党の国会議員らの姿はなかった。 鳩山氏は岸田文雄政権が防衛費増額や反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を決めたことを念頭に、「メディアが日政府に忖度する関係の中で、国民にも中国脅威論、台湾有事との言葉が大変浸透してしまっている」と指摘。岸田首相が4月に行った米議会演説で、中国を「戦略的な挑戦」と述べたことに対し、「大変失望した」と強調した。 福島氏は

    中国大使主催の座談会で鳩山元首相が日本に懸念表明 「メディアの忖度で中国脅威論浸透」
  • 「暑熱順化」を憂慮する  新聞に喝! 岡本隆司・早稲田大学教授

    5月に入って、急に暑くなった。大型連休は真夏日になるところも出て、メディアも連日の報道で忙しい。そこでしばしば目にするのが「暑熱順化」という四字熟語。 専門用語っぽくて難しそうだが、大意はごく身近、暑さに「身体が慣れる/を馴(な)らす」ことである。熱中症の備えから後者の必要がある場合に用いているだろうか。気候温暖化の時代になって、専門用語が一般化したというパターンにちがいない。 そこで気になったのが「順化」という熟語である。どうにもしっくりこない。「順応」ならまだしも、と思って、辞書を引いてみたら、やはり別の表記を載せていた。「馴化(じゅんか)」であって、これならよくわかる。調べてみたら、「馴化」はacclimationの翻訳語であって、やはり生物学の専門用語のようである。だからヒト・「暑熱」に限らない。 それなら、なぜ「暑熱馴化」ではなく「暑熱順化」と書くのか、といえば、けだし理由は一つ

    「暑熱順化」を憂慮する  新聞に喝! 岡本隆司・早稲田大学教授
    kanoetatsu
    kanoetatsu 2024/05/21
    まぜ書きをやめよ!
  • ルワンダから香港へ 虐殺取材の教え 「もう」「まだ」で揺れ動いた30年 日曜に書く 論説委員・藤本欣也 

    新幹線を利用するときは、駅構内でテークアウトのコーヒーを買ってから飛び乗ることが多い。「アフリカのルワンダ産です」。ある日、店員にこう言われて渡されたコーヒーを東京のビル群を眺めながら味わった。少しフルーティーで、さっぱりした風味がある。日でルワンダのコーヒーを普通に楽しめる時代が来るなんて、あのころは想像もつかなかった。 絶体絶命今から30年前の1994年夏。当時30歳で社会部の遊軍記者だった私は初の海外出張を命じられた。それがアフリカ中部の小国ルワンダだった。 多数派フツと少数派ツチが共存してきた同国では、94年4~7月、民族対立や権力争いを背景に犠牲者80万人以上という大虐殺が起きた。兵士などの強硬派フツが主体となってツチや穏健派フツの人々を殺害した。 隣国のザイール(現コンゴ)にもルワンダの旧政府軍兵士や民兵を含むフツの避難民らが押し寄せる事態となり、日自衛隊が同年秋から難民

    ルワンダから香港へ 虐殺取材の教え 「もう」「まだ」で揺れ動いた30年 日曜に書く 論説委員・藤本欣也